どうでもいい四百字 第二中間貯蔵施設

あってもなくてもいいもの。

どうでもいい四百字 3564

2022-10-10 18:55:35 | 時間の無駄
人類の科学技術は今、難局に直面している。11月開催のメートル条約総会で、SI単位系の新たな接頭語が承認される見通しである。現在の最大の接頭語はヨタであるが、それじゃあ収まらないのがIT業界である。データセンタの規模ではエクサバイト、ゼタバイトが普通に使われるし、いずれヨタバイトに達するだろう。データが吹っ飛んでリカバリする場面に絶対に遭遇したくない規模であるが、それはどうでもいい。そこで新たに「クエタ(Q)」「ロナ(R)」が加わる事になったのだが、これで一件落着とはならない。SI単位系で使える英文字が枯渇したのである。OとかIとかLとかXとか使っていないものも有るが、どう見ても紛らわしい。マイクロとかの先例が有るからギリシャ文字で補う事になるのだろうが、数学等で既に使われているものも多い。この難局を打開すべく漢数字を採用してはどうかと思うのだが、1恒河沙バイトとか違和感しか無いのも確かなのである。