電子書籍を扱う図書館が増えているらしい。当該自治体に居住通勤通学していれば大抵使える様である。借りた本をダウンロードするのか閲覧権限を付与するだけなのかは使っていないので分からないが、明示的に返却しなくてはならないのが面白い。貸し出せる冊数に上限が有り、返してもらわないと次の人が読めないそうである。人気の新刊は数か月待ちになる事もあるらしく、何の為の電子書籍かと思ってしまう。ただ借り放題にすると出版社が潰れてしまうので、うまいこと塩梅出来ないものかとも思う。サブスク形式にすると地獄に堕ちるらしいし著者や版元への還元もいまひとつであろうから、期間限定の複製権を販売する様にしてはどうか。新刊の人気は一時的なものである。権利を割引価格で購入出来る様にすれば回転率も上がり、諦めて離脱する人を減らす事にもなろう。どんな形式であれ読書は読書であると云う割り切りが、業界に求められている様に思うのである。