学生時代にアルバイト(デパート)先での仕事を終え、下宿先に帰ってもだれもいないのでバイト先の
教会に足を向けたところ同じバイト先の学生と一緒になり何を話したか覚えはないが二時間ほど
話してました・・・・ほかの大学の生徒だったのですが、まじめないかにもインテリ風で
どっちかというと本物ではないが体育会系の自分でしたが思い出に残るイブでした。
また、別の年でしたがやはりアルバイト先のデパートでなぜか悪筆で乱筆の自分が伝票書きの
部署に回されて一生懸命に終日伝票を書いていました。
その時には総勢7~8人の部署で監督さんは同年の方で、自分にとってまるで眩く見上げるばかりの
社会人のお姉さまんでしたが、非常に良くして頂いてクリスマスイブの日に仕事終了後に地下街の
喫茶店で待ち合わせてお茶を飲みました。
その方と話をしながらいつも机を並べている中で、その方の好きな本はいろんな詩集であると聞いていたので
自分の勤務後に地下街を走り回って本屋で詩集を購入しプレゼント用に包装してもらい走ってその喫茶店に
駆け込んで探したところ地下街ゆえに段差のある一番奥のテーブルに座っていらっしゃってこちらを向かれたときに
目が美しくきらきらと輝いていたのを思い出します・・・イブゆえに各テーブルはみなアベック(当時はこんな言い方でした)
これはずっと忘れません・・・今でもあの優しく美しく透き通るような眼は自分のクリスマスの日であったことを
思い出させます。
当時のカップルは喫茶店でお茶を飲むのが唯一のデイトだったんですよね・・・純情なる青春の一ページなのかも
家付き、カー付き、ババ抜き・という言葉がはやり始めた時代にその方は”私はそういう言葉は嫌いです” と
おっしゃったのも本当に救いのあることでした・・・その後は進展はありませんでした。