人工股関節とともに

身体の中の異物という存在でありながら、末永く仲良くしたい人工股関節。前向きに生きよう。

姉の見舞い

2007-03-14 | 人工股関節
 2月14日に手術した姉の見舞いに出かける。
 術後もう一ヶ月になろうとしているのに、まだ車椅子だった。
 足を着くのが怖いのか、力が入らないとか。
 医者は問題はないと言っているそうだが。
 どうやら入院期間が長引きそうだ。
 
 冷たい風が強く吹き付ける一日、そのせいか右足が終始痛い。
 富士山が真っ白くくっきりと見えた。
 
 ☆バス停でのこと
 故郷の名産の絵と文字が書かれた紙袋(おみやげ)を持った娘さんが我われの前に立っていた。懐かしくなり声をかけたら、同郷の方だった。
 これから赴任先の小学校へ挨拶に行くとの事。
 清楚でさわやかな女性だった。きっといい先生になるでしょう。
 「がんばってね」と言って別れた。
 
 ☆エスカレータ
 乗る時はつい昔の癖で右手で身体を支え右側に立つ。しかし痛いのは右足なので、思い切って左手で支え左側に立ってみた。ふらつくことなくスッと乗れた。これは自分にとっては画期的なこと。それだけ左足がしっかり軸足になってくれたってこと。右側は急ぐ人のために空けなければならないのだけど、手を離して左側によるのが大変だった。

 ☆駅の階段
 初めて両足左右交互に下りてみた。今までは左→右を同じ段に→左であった。
 しかし途中で右に強い痛みが走り、ついに足がつけなくなってしばらく立ち止まる。電車がホームに来ても決してあわてることなく、後続の方にどうぞ~どうぞ~と。
 ラッシュ時は迷惑をかけるし、押し倒されても危ないので、時間を選んで行こう。

 ☆優先席
 帰りの電車は5時過ぎ、ラッシュに差しかかった。別にねらったわけではないが、運悪く優先席の前に押し流された。2本の杖が「私は身体が不自由です」と物語っている。たいがいそれに気がついた人は「どうぞ!」と席を譲ってくれる。いつも申し訳ない気がする。
 幸か不幸か、その席に座ったお丈夫そうな人(?)は皆が居眠りと読書に夢中で、自分に気が付いていない。それでいいのだ~ってやせ我慢して立ち通し。足が痛くなり出した頃に、やっと一人が降りて席が空いた。
 みんなお勤めで疲れているのよね~。

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2 コメント

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そうなんです (remon)
2007-03-16 19:30:52
わんちゃんへ
 姉の見舞いはまた行きますが、今度こそは歩いているでしょう。
 歩行器→T字杖の順にいくようですよ。
 いつまでも車椅子にへばりついていては進歩がありませんし、スパルタでいってもらわないと。

 同時期に入院した人が退院しだして、いくらかあせっているようです。
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こんにちは (わんちゃん)
2007-03-15 11:07:16
お姉様は、車椅子が離せないみたいですね。
やはり怖さがあるのかな?
バス停のお嬢さん、素敵な先生になってほしですね。
優先席!経験あります。まだ杖を突いていた時に、都庁まで出張があって、どうしても電車に乗らなきゃならなくて、夫に付き添ってもらい、都庁まで出かけました。その時。だいぶ足もしっかりしてきたし、訓練のために立つことを心に決めてましたが、やはり、杖ですね、あれをみると、席を譲ってくれます。申し訳ない気持ちと、なんともいえない気持ち。だからって当時は杖がなければ立っていつ事もあぶない状態だったし。。今は、空いたら座る。としています。お姉様早く歩行訓練ができればいいですね。
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