人工股関節とともに

身体の中の異物という存在でありながら、末永く仲良くしたい人工股関節。前向きに生きよう。

大根足 Part2

2006-03-31 | 人工股関節
以前は確かに5センチの差があった。立っている写真は大概つま先立ちである。そうでないと左肩が大きく下がってしまうし安定感がないので、無意識にかかとを上げていたのだろう。
 太さについては測ったことがないので数字では分からないが、見た目にもかなり差があった。特に腿(もも)が細かった。

 それと足先の指の形、特に左の小指が外に広がって(外反小趾)、家の中ではよく家具に引っかけてつまづきそうになったりした。靴にも小指の形が浮き出るほど左側だけが広がり、不恰好になるが、時間が立つにつれ自分の足にぴったりしてくる。だから古びて汚らしくなっても、お気に入りの靴としてなかなか手放せない。

 それが、手術して半年以上にもなると、それらの形や太さまでが変わってくるのだから、人間の身体の回復力にはビックリである。

大根足

2006-03-29 | 人工股関節
 恥ずかしながら、今日は私の「大根足」のはなし。
 手術する以前は悪い左足が全体的に極端に細く短かったのだが、今両方を比べてみると、筋肉(お肉?)がしっかりついてきて、右足のほうが幾分細いように思える。効き足がすっかり逆転してしまったようだ。歩行の主軸は左足に移行してしまい、その結果痛い右足をかばう事になってしまう。変形性股関節症の宿命なのだろう。

 足の長さは正確に測ると、2~3センチの差があるようだが、座ると膝頭(ひざがしら)がきちんと揃って見えるので、ほぼ同じくらいだと思える。やはりうれしいな。
 それが一番実感としてわかるのは、目の前の景色が揺れないこと。これは実に気分爽快である。昔若き乙女だった頃、背中に太陽の光を受けると、自分の影が大きく揺れ、学校の帰りなどとても悲しい思いをしたものだ。
 今さらながらそんな些細な事に喜びを感じている自分である。
 
 喜びの「大根足」を写真か絵にしようと思ったが、どうしても卑猥になるのでヤーメタ!

ハートビル法

2006-03-26 | 障がい者関係
先日実施された「ボウリングの集い」は竜ヶ崎のイトーヨーカ堂2階にある「ハローズガーデン」というボウリング場である。
 ここの建物全体が、ハートビル法(平成16年(2004年)6月18日改正)<高齢者、身体障害者等が円滑に利用できる特定建築物の建築の促進に関する法律>に認定されている。

 車椅子でもそのままゲームが出来るスロープ・重いボールを投げられない人のためのスライダー・ガーターガードなど、障害者・高齢者が安心して使用できるボウリング施設である。会が毎年実施しているお気に入り行事でもある。ゲームの後は隣室のコミュニティー室にて昼食・成績発表などを行う。

 隣のレーンで若い女性グループが飴をなめなめ歓声をあげながらゲームに興じていた。小さい女の子が私の杖の先を持とうとして親にたしなめられたり。
これも一つのふれあいかな? 

ボウリングと疲労困憊

2006-03-24 | 人工股関節
ボウリング体験。
 体調も良かったので、子供用5キロのボールを持って第一投。しかし支えの右足が痛く腰がかがめなくて断念。重いものを持つのにも不安がある。
 やはりスライダーのお世話になる事にした。ボールを人に乗っけてもらい、レバーを押すだけ。ボールはスロープを落下し靜かにレーンを滑っていく。手で投げるのと違い勢いがないが、しっかりピンの真ん中をねらえば、ボールはちゃんとそこにたどり着くしかけ。押すときのタイミングや、りきんで力を入れすぎてもうまく行かない。

 手元の掲示板には球速8キロとでる。席に戻って椅子に座る頃、ちょうどちょっと前の自分の投球姿が映像に映るが、移動時かなり身体が左右に揺れているのがわかり、赤面してしまう。
 今日は終始右足の痛みが強かった。
 
 ちなみに「疲労困憊」というのは私ではなく、重いボールをスライダーに乗っけてくれたボランティアの方でした。ありがとうございます。
 私の方は、併設のスーパーでおかずを買い込み、台所でいろいろ作る羽目になってしまい「疲労困憊」。9時前にはベットにバタンキュウでした。

ボウリング

2006-03-21 | 人工股関節
 近いうち障害者の会の「ボウリングの集い」がある。
 前回は、立ち上がりや移動時に痛みが伴い、また重いボールを持つのを控えてスライダーにのっけてもらい手で押しただけ。

 人工股関節になってからは、痛みはないもののやはり10キロ近いボールを持つには不安を感じている。股関節への負担を考慮し重い物は持たないようにしているのだ。
 今年も人任せのボウリングになるかもしれない。