人工股関節とともに

身体の中の異物という存在でありながら、末永く仲良くしたい人工股関節。前向きに生きよう。

日帰り温泉

2007-08-30 | 人工股関節
 久しぶりに温泉に出かける。
 家を出る時はどこに行こうか行き先を決めていなかったので、一応プールの用意をしていた。プールが出来て温泉があってというと、知るところ一時間以内の所では一箇所しか知らない。
 
 今日のお風呂はある程度はバリアフリーになっていて、風呂用椅子もあるし、浴槽に手すりも付いている。
 手すりがあっても未術足の支えが弱く、段を踏みかえることが難しい。
 浴槽まで2段、しかも一段がとても深い。
  手すりにつかまる→はじめの一歩をかける→足をそろえて次の一歩を踏み出す→両手でしっかり身体を支える。未術で踏ん張る→なかなか足が届かない→ふんばる。やっと浴槽内に入れた。横で誰かが何もつかまらないで、スッと入ってきた。
 足の調子悪いな~。

 もう稲刈りも始まっている。モザイク模様の田園風景が広がる。
 夫が新米「あきたこまち」を買ってきた。明日食べてみよう。

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武士の一分

2007-08-29 | 趣味生活
この映画を見たのは昨年の12月。
 原作は藤沢周平著「隠し剣秋風抄」の中の『盲目剣谺返し』。山田洋次監督。
 かねて読みたかった本を最近読むことが出来た。
 どうしても映画の場面が眼に浮かんでくるが、ほぼ原作どおり。

 藩主のお毒味役で、そのために視力を失うことになった主人公。仕事も出来なくなりこのままでは家族が路頭に迷うことになる。上司の島田が特別なはからいをしてあげるよと妻をかどわかし、その甘言を妻は信じてしまう。その後島田の裏切りが明るみになる。

 実は藩主の好意によって禄高が守られ、生活が維持されることになったことが明らかになる。藩主は「お毒見がなかったら自分もその周辺の人たちも同じ運命にあったかも知れない」と、むしろ主人公に対して終生生活の保障はすると。
 冷酷な縦割り武士社会に実際そんなことがあるのかな~といささか疑問を感じながらも、きっとこの藩主は人格者だったかもしれないと、私などはこのことに対しても目がウルウルであった。

主人公は武士の一分としても島田を許すわけには行かない。果し合いをするべく、盲目ながら剣をふるい修練をする。そしてついに蚊一匹を打ち落とすまでにかつての技を確実なものとする。その狂気とも思える木村拓也の迫真の演技もさることながら、主人公の脇を固めるベテラン俳優の存在感がこの映画の価値を高めたと言ってもいいのではないか。とくに使用人役の笹野高史・姉役の桃井かおりもおしゃべりなおせっかいぶりを面白く演じていた。
 
 山田洋次といえば寅さんで有名。この方の目線の温かさにひかれる。貧しい人・世の端におかれるような人に対しても台詞や情景を通して丁寧に描写している。
 妻を離縁した後、下男の徳平が生活の世話をすることになるが、当然のことながらご飯がまずい。そこで、下女を雇ったということにして離縁された妻が戻ってくる。その妻がそっと差しだす茶碗を、それと知らずに手に取る主人公。やはり妻だと察する場面など泣かせるな~。他細かい場面場面で人間としての細やかな情感を感じさせられた。

 映画のタイトルを「武士の一分」としたのは、原作にもそのような表現をしていたし、ストーリーの流れからも充分主題にかなっていたと思う。
 もちろん原作がすばらしい。
 短編とはいえ一編の小説としての物語性もあり、やはり藤沢周平の目線は温かい。 

 ところで、今日発足した新内閣「閣僚の一分」とは?

人工股関節まる2年経過

2007-08-27 | 人工股関節

 平成17年8月26日、つまり2年前の昨日は記念すべき人工股関節置換手術をした日であった。入院する前は詳細な記録を書くぞ~!と意気込んでいったものの、とても書く気力にもなれず、なさけなくもベット上での息苦しさに参ってしまっていたのだ。
 その辺のことは一年前のブログに、手術当日のことなどを思い出しながら記録している。

 「人工股関節の存在」を忘れているといえばうそになるかもしれないが、自然に歩を進めることが出来るようになったのは事実。
 ただ、頭のどこかに脱臼に対する恐れ、不自然な姿勢を避ける気持ち・人ごみの中でも自分の身を守ろうとするかまえもなくはない。家の中でさえ必ず絨毯の端っこやちょっとした段差などを視野に入れて行動している。これは本能といってもいいくらい。

 退院した直後病院からも転倒に気を付けるようしつこく言われていたせいか、このように意識することがとても負担であったが、今では注意本能?(変な言葉?)が自然に身についたということか。
 そういう意味で「人工股関節の存在」が自分と同化し一体化したということになるのだろう。術後1年後より2年後の今の自分の方がより貫禄があるかな?
 そう、人工股関節とその周辺の骨・筋肉も自分とともに成長していくのだろう。(そうだ、脂肪の成長はおさえなきゃ!)
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間食

2007-08-26 | 日々の生活

 娘が帰ってきて、引き上げる時に忘れていったお菓子がある。
 柿ピー以外は好きではないので、目ざわりだな~と思いながらそのままにしておいた。
 暑くて冷たいものが飲みたくなるが、ついでに何か食べたい。ふと見るとそのお菓子が目に付いた。しかたがないか~、これでも食べよっと。
 「カラムーチョ」チリ味と書いている。なにやら辛そう。
 ところがこれがけっこうおいしい。
 口の中がなくならないうちに、手が伸びてしまう。
 「とまらない・とまらない・・・」というあれ。

 あ! こんなことを書いている場合じゃないよ。
 2年前の今日、人工股関節置換手術をした日だった。
 人工さんの誕生日のお菓子が「カラムーチョ」なんて、かわいそー。
 明日思い出しながらそのあたりを書きましょう。
 そしてケーキでお祝いしよう。

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残暑お見舞い申し上げます

2007-08-24 | 障がい者関係

 残暑! もはやもう遅いか・・・。
 いや、まだまだ暑さは続くのだ。
 
 月2回障害者のためのパソコン勉強会を実施している。
 最年少40才、最高齢者73才の自称青年20名弱。
 障害は聴覚障害・軽度の視覚障害・片麻痺・下肢障害・内部障害・脳神経の病気のため手が震えてマウスが定まらないなど、障害に応じて操作に困難が生じるが、あきらめずに「ゆっくり・楽しく」をモットーに学習を進めている。
 私はその会の一会員であり、「会員の・会員による・会員のための」パソコン勉強会というわけである(あれ~?どこかで聞いたことがあるな~?)。

今回はハガキ作りを学習する。
ワード ページ設定→用紙はがき→余白の設定
ワードアート・テキストボックスなどのツールを使って、各自戸惑いながらも楽しんでくれたかしら? きれいなカット集からお好みのカットを選びコピー→貼付け。初めての作業もあり、質問多発(笑)
 テーブル間を忙しく動き回る。
 股関節も快調快調。スッスッと動けることに幸せを感じる。

 中に聴覚障害者の方がおられ、通じない手話(もどき)ながら、2枚ハガキを印刷して喜んで帰られた。
 「上手」「大丈夫」「待ちましょう」「プリント」の手話。
 全体に話しかける時はあらかじめ要点を入力し、拡大画面で見てもらうようにしている。

 写真は会員の作品、Tシャツが涼しげだ。

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