ぐうたら里山記

兵庫の西の端でただのほんと田舎暮らしをしています。ぐうたらです。のん兵衛です。

長崎(3)

2009年06月20日 12時44分00秒 | 雑感

長崎に旅行で行くとたいていの人は「ちゃんぽん」か「皿うどん」を食べようと思うだろう。
しかし、これは素人のやることだ。
昔は皿うどんは長崎でしか食べられなかったけど、今では全国チェーン店になった「リンガーハット」の影響か、
全国どこでも、少なくともそれらしいものは、食べられる。
そこで長崎を知ってる振りをしたいなら、トルコライスをお勧めしたい。
これはドライカレー(またはピラフ)とトンカツと焼きそばとハンバーグとを盛り合わせた長崎では普通に食べられるランチメニューで、これをさりげなく注文しよう。
回りの客からきっと「うむ、知ってる。おぬしやるな!」と思われることだろう。

さらにこのあと、ミルクセーキを食べると完璧だ。
えっ、ミルクセーキを食べる?
そう、長崎ではミルクセーキは飲むのでなく食べるものなのだ。
それはかき氷とミルクをよく混ぜてシャーベット状にしたもので、スプーンですくって食べる。
これを注文すると回りの客からきっと「負けた!」と尊敬の目を向けられるに違いない。

そうそう大切なこと忘れていた。
それはシースケーキだ。
ここまで来るともう素人ではない。
まさに長崎のプロというべきだろう。
このシースケーキはショートケーキの上に缶詰の桃がのっている。
えっ、それだけ?
と思われるかも知れないが、これこそ長崎ならではのケーキで他所では食べられない。

あっ、いかん。
吉宗の茶碗蒸しも忘れてはいけない。
~「吉宗」をヨシムネとよんではいけない、ヨッソウと読む~
ここの茶碗蒸しと蒸し寿司を落とすわけには行かないだろう。

というわけでトルコライスを食べて、さらに茶碗蒸しを食べてデザートにミルクセーキとシースケーキを食べる、
これこそ長崎のプロのわざと言うべきだろう。
ところで長崎の人はこれを一度に食べる?
もちろん誰もそんなことはしない。
これを一度に食べると、「ははん、ガイドブックをみてきたな」というのがばればれで、
きっと「アホか!」と思われるだろう。
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長崎(2)

2009年06月20日 12時43分01秒 | 雑感

長崎の街は周りをなだらかな丘でかこまれている。
道路が整備されて随分便利になったようだけど、。
でも今でも階段を丘の頂上近くまで上らないといけない家もたくさんある。
いかにも長崎的な光景で住んでる人は不便だろうけど、お陰で夜景が美しい。
でもせっかくの緑に囲まれた見晴らしのいい丘を、宅地造成でつぶしてしまうのは惜しい。
丘のだんだん畑つきで別荘地として売り出したらどうだろう?
車が何とか入れる道さえあれば希望者は多いと思うのだが・・・。

今長崎は街はマンションと駐車場に、丘はホテルに占領されて一般の住宅は姿を消そうとしている。
人が住めない街は死んだ街。
今長崎の街は死のうとしている・・・少なくともそのように思えてならない。
端島が廃墟になったように、将来長崎も廃墟になるのだろう。
・・・と、想像する。
もちろんこれは長崎だけの話ではない。
田舎の限界集落の話でもない。
日本のいたるところで地方都市の廃墟化が進んでいるような気がしてならない。
今住んでるたつの市でも隣の姫路でも、そして長崎でも・・・、どこもあまりに活気がないのだ。

ではどうしたらいいのだろう?
いくらイベントや祭りなどをやってもそのときだけ賑わうだけのこと。
それよりも地道に人を呼び込む活動をするほかないだろう。
そのためにも田舎暮らし派の人を呼び寄せる努力をしてほしいと思う。
田舎暮らししたい人はたくさんいるのだから。
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長崎(1)

2009年06月20日 12時39分18秒 | 雑感
先日長崎に行ったついでに久し振りに稲佐山に車で登った。
ここは学校の遠足のコース。
小学校も中学校もこの山のふもとにあったので、よく登った。
山の上にはテレビ塔があって視界がとてもよく360度の展望を楽しむことが出来る。
また夜景がとても美しい。

ところが車で登ると、道は広くなっており、昔歩いた道がなくなっている。
確かに車で登るには便利になったけど、こんな道とうてい歩く気にはなれない。
今遠足のときはどうしているのだろう?
車道を歩いて登っているのだろうか?

頂上からの景色は今でも素晴らしいけど、来るたびに埋め立てられて狭くなっている港を見るとうんざりする。
長崎は港で持っている。
その港を埋めて、いったい何を作ろうというのだろう?
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