昔あんなにはやっていたSF小説がはやらなくなったのはいつごろからだろう?
アポロの月着陸・・・が大きなきっかけだったかも知れない。
その後科学がどんどん進んでSF小説に書かれてあったことのほとんどが現実になった。
宇宙の科学の進歩・新発見もSF小説を色あせさせた。
しかし今でも実現していないものがある。
それはタイムマシンと光速ロケット。
光速に近いスピードのロケットさえできたら未来に行くことができる。
光速に近くなるほど時間は遅くなるので数百年先の星でもほんの数歳年をとるだけで行くことができる。
でも戻ってきたときは浦島太郎になってしまう。
そこで遠い宇宙に行くには過去へのタイムトラベルが必要になってくる。
これがなかなかに難しくて技術以前の問題、理論的にも可能かどうかまだ解明されていないらしい。
でも逆に絶対に過去にはいけない・・・と言うわけでもない。
車や飛行機を運転するような古典的なタイムマシーンは不可能だろうけど、
時空のゆがみ、ワームホールを利用するという方法なら過去にいける。
ワームホールを見つけてこれをコントロールすることさえできたら過去に行くことができるのだ。
そこで光速ロケット兼タイムマシンが、もし実現できたら、その利益は計り知れない。
莫大な開発費用がかかるだろうけどそれはすべて回収できるのだから。
数百光年先の宇宙に飛び立ち、ワームホールで飛び立つ前に戻ってくる。
ロケットもそのまま、燃料も食料もそのままあるのだから、今度は行き先を変えて他の宇宙に飛び立つ。
これを何度も繰り返して人類が住める惑星を探す。
見つかったら。何千回も何万回も繰り返すして人類を他の惑星に移住させる。
そして最後はもう充分だろうと思ったら、開発する前の時代に戻って、開発を中止するといい。
するとただで宇宙に行けるというわけ。
これはいろいろ応用できる。
たらふく食べて、たらふく呑んだあと、呑む前の過去に戻ると、またまたたらふく呑むことができる。
というわけできっと未来では時空をまたがる酔っ払いが増えるだろう。
すると酔っ払ってとんでもないことをしでかす人間が出ないとも限らない。
そこで「飲酒タイムマシン禁止」と言うことになり、重い罰金を課されることになるだろう。
だけどそんなものは酔っ払い人間には何でもないこと。
法律ができる前の時に戻ればいいだけの話。
というわけで未来の世界は酔っ払いだらけ・・・と言うことになるのではないかと思うのだけどどうだろう?