ぐうたら里山記

兵庫の西の端でただのほんと田舎暮らしをしています。ぐうたらです。のん兵衛です。

梅雨日和

2012年06月16日 18時18分34秒 | 竹細工
一日しとしとと梅雨日和。
こんな日は心が落ち着く。
山羊と鶏への餌やり以外何もすることはない。
あっても、何もしない。
少なくともそんな口実が出来る。

というわけで久しぶりに竹ひご作りをした。
まだまだ初心者だけど最初の頃に比べるとずいぶん慣れてきた。
ずいぶん早く作れるようになった。

いっしょに始めた陶芸は自由度が広く今でも戸惑ってばかりいる。
竹細工のほうはとりあえず決められたとおりにやればいい。
そういう意味では入りやすい。
ここが芸術と工芸の違いだろう。
陶芸は自分を人から見透かされるような気がしてなかなかハードルが高い。
それに竹細工教室はみな明るい。
陶芸のほうは・・・し~んとしてみな自分の世界にのめりこんでる・・・ような気がする。

それで今日は竹ひご作り。
竹細工と言うと、昼は野良仕事、夜は土間で藁打ち仕事か竹籠作り・・・そんな昔の貧しい小作人の暮らしを思い浮かべる。
つらいつらい暮らしを。
でも本当につらかったのだろうか?
竹細工をはじめるとこれがとても面白い。
テレビもラジオもない暮らし。
竹籠つくりはきっと楽しかったのではないだろうか?
ましてそれが趣味でなく、売れるとなると。
竹細工を始めると、そんな風に思えてくる。
たしかに貧しい暮らしだったかもしれないけど、
毎晩遅くまで働きづめのサラリーマンの生活よりも、ずっと楽しかったのではないだろうか?
そんな風に思えてくる。
コメント (2)
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