木を植えた男がいた。
ただひたすら植え続けた。
すると荒れ果てた過疎の村に緑がよみがえり。
小鳥が動物が帰ってきた。
そして村から離れていった人たちも戻ってきた。
この「木を植えた男」の話、
きっとこの男、村を活性化しようと思ってやったわけじゃない。
木を植えるのが好きだっただけ。
偏屈な人間、きっと村の人たちからも相手にされなかったのだろう。
それでひたすら木を植え続けてきた。
その結果村がよみがえった。
この男、きっと思ったに違いない、
「ざまぁみろ!」
村興しとはこんなことじゃないかな?
みんなが自分の好きなことをやればいい。
その結果、村興しになってもならなくても、
それはどうでもいいこと。
少なくとも自分は自分だけは楽しんだのだからね。
そう、人を集める村興しでなく、人が集まる村興しができたらいいなと思う。
水仙が咲きはじめた。
この小さな農園のさらに小さな一角に何千本かの水仙が生えている。
今咲きだしたのは日本水仙。
3月頃は西洋水仙が満開!
今きっと数千本はあるだろう。
これを1万本にしたい。
きっと3年後には1万本になるだろう。
そして「木を植えた男」じゃなく「水仙を植えた男」になるだろう。
それだけじゃない、秋には黄色いコスモス。
今年、いっぱい種をまいた。
そしていっぱい花が咲いた。
きっと数百本はあるだろう。
来年はもっと撒く。
3千本くらいには増やしたい。
それからツワブキ。
まだ十数本だけど、これももっともっと増やしたい。
そうすると、冬から春にかけて水仙。
夏から秋にかけてコスモス。
秋から冬にはツワブキ。
そしてほぼ年中野菜の花~ほとんど黄色!
年中黄色い花が咲くそんな農園にしたい。
そして人がちらほらちらほら・・・来てくれたら、
黄色の花を見に来てくれたら。
きっと、この偏屈人間、内心思う、
「ざまぁみろ!」