灘の生酒に肴は鯨。
久しぶりに鯨の赤身で菊正宗の樽酒を呑んでいる。
昔はよく赤身の刺身を食べたものだ。
半解凍状態の赤身を、歯ごたえを楽しみながら・・・
でも今スーパーで売ってるのはたいてい完全に解凍された赤身。
食べるとどろっ~としていた。
刺身として売られていたけど、もっと他の調理法があるのではないか?
そういえば鹿のロースを刺身で食べたことあるけど、マグロ系の味がした。
美味いと思ったけど、
でも今思うとマグロよりも鯨の赤身に近い味だったかもしれない。
しかも鯨も哺乳類、哺乳類の肉は生で食べないで調理した方がいいのかもしれないな・・・
なんて思いつつも昔は鯨をよく食べた。
「魚屋」「肉屋」以外に「鯨屋」というのがあったくらいだから。
そしてよく食べたのは赤身以外に白身~これは皮の内側の白い部分で油を搾った後なのだろうか?しわしわしていた。それでとても安かったので、酢味噌などでよく食べた。
それからベーコン。これもうんざりするほどよく食べた。
それで子供の頃は白身もベーコンも嫌いだったけど今ではきっとうまいと思うだろう。
それから鯨のステーキ、牛肉は高かったのでその代用に鯨のステーキ。
なれぬ手つきでフォークとナイフを使って食べた。
昔は好きだったけど、今ではきっとそんなにうまいとは思わないだろう。
尾の身は当時でも高級だったのかほとんど食べたことはなかった。
かって飲み屋で食べたとき、とっても美味いのにびっくりしたことがある。
ともあれ、灘の生酒に肴は鯨。
久しぶりに鯨を楽しんでいる。