8/18 院 ピーターパンの何がおもしろいの!!と愚鈍な院の質問
ビーターパンの話、子供のころディズニーの映画で見た。
絵の美しさも気に入ったけど、
ストリーも好きだった。
ピーターパンは大人になりたくなかった。
私も大人になりたくなかった。
いつか大人になって、お嫁に行くために
両親から離れなければならないというのが
胸が痛くなるほど苦しかった。
ピーターパンの暮らす世界があるなら私も行きたかった。
そう誰かに言ったら、進歩を拒否するのかって言われた。
そういうことではないのだ。
進歩を拒否しているのではない。
ウエンディはたぶんそんなこと考えなかった。
普通の子供はあまりそうういうこと考えない。
子供が小さいころから
自問したり、考えたりするのは
子供の能力と性格と生活環境。
自分のやりたいことがわかっている子も少ないと思う。
私は絵描きになりたかったけど
絵が良くないと言われて、そうなのかとすぐ諦めてしまった。
今思うと抵抗というか、もっと努力をすればよかったと思う。
でもパリに行ってから
自分の鈍才をすごく感じた。
同級生の中にはピアノストを目指して長時間の練習を毎日続けている
友達もいた。
彼らが音大に入って、4年あるいはもっと勉強して
何かのコンクールに出場して
ピアノで生活していけるようになるかと言えば
そんな人は右手の指にも満たない数なのだ。
だからすごく早く自分の鈍才に見切りをつけたのは
悪くはなかった。
まだ16歳にもなっていなかった。
勘さまは16歳でやりたいことがわかっていた。
でも私は絵をあきらめた後、やりたいことがわからなかった。
とは言え、お見合いでも繰り返して
たいして好きでもない人と結婚して・・・・・
ありえません。
それは避けたい人生の一番だった。