7月30日(日)のフランスの天気は
到着初日のフランスは失望の連続であった。まず天気。やっと猛暑のイギリスを脱出したと思ったら、フランスはイギリスに増して蒸し暑い。気温は31度ほどだが、湿度が高い。息ができないという蒸し暑さは日本を離れてから久しく経験したことがなかったが、ここの暑さは日本の夏に匹敵する。特に、ここでは午後5時くらいからが一番暑くなる。日没と同時に急に涼しくなるイギリスとも異なり、夜になっても気温が下がらなかった。
家には何も食べるものがないので、夕食はレストランに出かける。お気に入りのラ・モンセラットは閉まっていた。盛り付けは全然芸術的ではないのだが、味は庶民的、中身が良心的で気に入っている(わたしは味覚には自信がないので、こういう精神的な表現でしか料理をほめられない)。土曜の夜閉店というのは知っていたのだが(土曜日の夜に営業しないレストランなんて信じられない!)、日曜日まで休みとは思いもよらなかった。せっかく気分はシーフードサラダになっていたのに残念。幸い、ラ・カレーシュは開いていたので、ここで食事をすることにする。それほど客は入っていなかったが、8人グループを含め、ほとんどがイギリス人であった。この店は、不動産屋のファブリスが昼食時に連れて来てくれた店である。平日は昼食時しか営業しないが、お昼時にはフランス人の勤め人で満杯になる。
郵便受けに入っていたスーパーの広告で得た知識を早速発揮して、地元ベルジュラックの2000年のワインを注文する。ボルドーとベルジュラックは2000年と2003年が当たり年なのだそうだ。が、出てきたのは2002年でがっかりした。2001年と2002年は、どちらがどちらか忘れたが、2つ星と3つ星で、2000年と2003年の4つ星に劣るのだ。よく知らないレストランだったら即座に文句を言うところだが、黙って飲むことにする。
スープ・前菜の鴨のレバーパテ・魚料理が終わると、若いウェイターがチーズは食べるか?と聞く。まだメインコースが出てきていないというのに、メインを飛ばしていきなりチーズか?メインコースは鴨の胸肉のグリルだったのだが(このへんはドルドーニュとはいえ、ペリゴールに近いので鴨料理が多い)、どうも今まで食べた鴨の胸肉とは違う。夫いわく、牛肉に違いないと。外国人だからわからないと思ったのだろうか。
最後に、もう2度とこの店には来ないぞと決心したわたしたちだった。実は、この店を紹介してくれたファブリスにもすでに失望している。グリさんもがっかりされるだろうけど、先月フランスにやってきたときにファブリスに電話をし、電気代の請求書など不明な点があるので、一度時間のあるときにうちに立ち寄ってはくれまいかと尋ねると、忙しいとかいろいろと理由をつけて断れた。電話での問い合わせにもあまり親身になってくれなかったそうだ。この話を、やはりファブリスから家を買った知人のイギリス人にすると、きっと家が売れてしまって、客でなくなったからじゃない?と言っていたが、契約書サインの日に車上荒しに遭ったときには、あれほど親切にしてくれて、心を配ってくれたのに、金の切れ目が縁の切れ目だとしたら、本当に残念だ。
家に帰ると、近所から音楽が聞こえてくる。ティーネージャーがベースの利いた音楽をボリュームを上げてかけているようで、ボンボンという単調な低い音だけが響いてくる。おまけに、隣りの庭からは夜10時近いというのに、子供たちの声が。こんなに大勢の子供が住んでいたとは思えないので、たぶん夏休みになって親戚かよその子供たちが泊まりに来ているのだろう。お向かいのイギリス人カップルの家にも、イギリスからティーネージャーの男の子たちを含めた家族が遊びに来ているようである。7~8月のスペインの混雑を避けてフランスに来たのに、ここも観光シーズンのようだ。おまけに、近隣の騒音は、スペインの我が家の裏に住むスペイン人一家並みである。わたしは人間の騒音はそれほど気にならないのだが、静けさを求めてフランスに家を買った夫はかなり失望したに違いない。
到着初日のフランスは失望の連続であった。まず天気。やっと猛暑のイギリスを脱出したと思ったら、フランスはイギリスに増して蒸し暑い。気温は31度ほどだが、湿度が高い。息ができないという蒸し暑さは日本を離れてから久しく経験したことがなかったが、ここの暑さは日本の夏に匹敵する。特に、ここでは午後5時くらいからが一番暑くなる。日没と同時に急に涼しくなるイギリスとも異なり、夜になっても気温が下がらなかった。
家には何も食べるものがないので、夕食はレストランに出かける。お気に入りのラ・モンセラットは閉まっていた。盛り付けは全然芸術的ではないのだが、味は庶民的、中身が良心的で気に入っている(わたしは味覚には自信がないので、こういう精神的な表現でしか料理をほめられない)。土曜の夜閉店というのは知っていたのだが(土曜日の夜に営業しないレストランなんて信じられない!)、日曜日まで休みとは思いもよらなかった。せっかく気分はシーフードサラダになっていたのに残念。幸い、ラ・カレーシュは開いていたので、ここで食事をすることにする。それほど客は入っていなかったが、8人グループを含め、ほとんどがイギリス人であった。この店は、不動産屋のファブリスが昼食時に連れて来てくれた店である。平日は昼食時しか営業しないが、お昼時にはフランス人の勤め人で満杯になる。
郵便受けに入っていたスーパーの広告で得た知識を早速発揮して、地元ベルジュラックの2000年のワインを注文する。ボルドーとベルジュラックは2000年と2003年が当たり年なのだそうだ。が、出てきたのは2002年でがっかりした。2001年と2002年は、どちらがどちらか忘れたが、2つ星と3つ星で、2000年と2003年の4つ星に劣るのだ。よく知らないレストランだったら即座に文句を言うところだが、黙って飲むことにする。
スープ・前菜の鴨のレバーパテ・魚料理が終わると、若いウェイターがチーズは食べるか?と聞く。まだメインコースが出てきていないというのに、メインを飛ばしていきなりチーズか?メインコースは鴨の胸肉のグリルだったのだが(このへんはドルドーニュとはいえ、ペリゴールに近いので鴨料理が多い)、どうも今まで食べた鴨の胸肉とは違う。夫いわく、牛肉に違いないと。外国人だからわからないと思ったのだろうか。
最後に、もう2度とこの店には来ないぞと決心したわたしたちだった。実は、この店を紹介してくれたファブリスにもすでに失望している。グリさんもがっかりされるだろうけど、先月フランスにやってきたときにファブリスに電話をし、電気代の請求書など不明な点があるので、一度時間のあるときにうちに立ち寄ってはくれまいかと尋ねると、忙しいとかいろいろと理由をつけて断れた。電話での問い合わせにもあまり親身になってくれなかったそうだ。この話を、やはりファブリスから家を買った知人のイギリス人にすると、きっと家が売れてしまって、客でなくなったからじゃない?と言っていたが、契約書サインの日に車上荒しに遭ったときには、あれほど親切にしてくれて、心を配ってくれたのに、金の切れ目が縁の切れ目だとしたら、本当に残念だ。
家に帰ると、近所から音楽が聞こえてくる。ティーネージャーがベースの利いた音楽をボリュームを上げてかけているようで、ボンボンという単調な低い音だけが響いてくる。おまけに、隣りの庭からは夜10時近いというのに、子供たちの声が。こんなに大勢の子供が住んでいたとは思えないので、たぶん夏休みになって親戚かよその子供たちが泊まりに来ているのだろう。お向かいのイギリス人カップルの家にも、イギリスからティーネージャーの男の子たちを含めた家族が遊びに来ているようである。7~8月のスペインの混雑を避けてフランスに来たのに、ここも観光シーズンのようだ。おまけに、近隣の騒音は、スペインの我が家の裏に住むスペイン人一家並みである。わたしは人間の騒音はそれほど気にならないのだが、静けさを求めてフランスに家を買った夫はかなり失望したに違いない。
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