ペドロランド日記

スペインの国際村「ペドロランド」を中心にフランスとイギリスに発信地を移しながら、日々の出来事を綴っています。

フランスの家に逆戻りすることになってしまった

2006-08-25 15:38:38 | フランスの生活
予定ではイギリス生活2日目を迎えているはずだったのだが、イギリスにはたどり着かなかった。今、フランスの家に戻っている。

朝6時半に出発し、渋滞にもあわずに順調にトゥールを通過したところで、車が故障した。フェリーの出発するディエップまであと3時間というところで、このまま行けば夕方6時のフェリーの出発時間には4時間余裕を持って到着する予定だった。皮肉なことに、故障の原因はタイミングベルトのようで、今回のイギリス行きの一番の目的はこれの交換だったのだ。

路肩の緊急電話から連絡をすると、20分ほどで救援のトラックがやってきた。全く車が動かないので、車をトラックに積んで、近くの小さな村の修理工場に持っていく。車はスペインの自動車保険に入っているのだが、スペインでは自動車保険にロードサービスが自動的に付いてくる。修理工場までの牽引代は保険で賄えるということで、修理工場の経営者がスペインのロードサービス会社に電話をしてくれた。

修理には6日間かかると言う。ロードサービスの会社で、イギリスに行くかスペインに帰るかする手配をしてくれるらしいのだが、イギリスに行っても1週間後に車を取りにまたここまで戻ってこないといけない。しかも、行きはよくても、帰りの交通費は自己負担だそうだ。ましてや、移動の手間を考えると、この近くのホテルに泊まって、6日間ロワール渓谷のお城めぐりでもしたほうがいいかなと思う。それにしても車が必要だ。ホテルも15キロ離れたところにしかないと言う。

ロードサービスの会社と電話のやりとりをしている間に12時になってしまった。修理工場の経営者の奥さんが、これからわれわれを10キロ離れたレストランに連れて行ってくれて、食事を取って、2時になったら、レンタカー会社に電話をしてくれるということだった。他人の昼食の心配までしてくれるなんて、さすがフランス人だ。もっとも、最大の理由は、自分たちが12時きっちりに工場を閉めて、食事を取りに家に帰りたいからなのだろうが。

この奥さんが連れて行ってくれたスーパーマーケットのカフェテリアで食事を済ませると、予告どおり、2時15分前に奥さんが迎えに来てくれて、修理工場に戻る。結局、車はトゥールの三菱自動車のディーラーの工場に持って行き、そこで修理をすることになった(修理工場のおじさんが三菱を「みちゅびっち」と発音するのがかわいかった)。ロードサービスのほうについては、新しい選択肢が持ち上がった。結局、往復を面倒見てもらえるということで、フランスの家に戻ることにする。修理工場からトゥールのレンタカー会社までタクシーで行き、トゥールのレンタカー会社で車を借りてくれる手配をしてくれた。車の修理が終わった時点で、またレンタカーを借りてくれて、三菱自動車のディーラーの工場まで車を取りに行く手配をしてくれると言う。

ロードサービスの会社と契約しているタクシーが来るまで待つこと2時間。時間はかかったが、すべて無料で、一時的にせよ自腹を切る必要がなかったのは、ありがたかった。タクシーでレンタカー会社に行って車を借り、今朝来た道を引き返すのであった。

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