一応これが今回の旅のメインのつもり、
THE SECOND LIFE
主演が歌える北翔海莉(みっちゃん)&和音美桜(たっちん)
ということで、3番手クラスのスターとしては久々の即日完売。
私も1枚しかチケットが取れませんでした…
さて、いざ観劇。。。。
前半45分のジェイクが(・∀・)イイ!!
ドン・ヴィセントファミリー、唯一の常識的マフィア、しかもキザ
格好よすぎてどうしようかと思った。
ところがキザなプレイボーイ振りが徒になって、あえなく死亡。
そこでピアニストだったマークが乗り移って復活。
後半は外見がジェイクのマークになるのです。
…ジェイクが素敵だったので、乗り移りとか必要ない。
そもそも外見が同じで中身が違うという設定自体が、
みっちゃんが「恋天狗」で演じたものと同じなので、既視感がものすごくある。
マーク@ジェイクがマークの恋人ルシア(和音)にどうやって気づいてもらか…
のはずが途中で諦めてるし。
ルシアが魅かれるのが"マークっぽいジェイク"なので何かすっきりしない。
最後の「ルシアー!!」の絶叫が、スパルタカス(92年花組)を彷彿とさせた。
復活後に遺体の傷跡はどうなったのかとか、
不自然な点を上げるとキリがないけど、駄作ではない。
でも佳作と言う程でもない。
マーク本人役の七海ひろき、悪役・八雲美佳が好演。
肝心の歌は…期待程ではなかった。
そもそも北翔&和音は声が合わない。
みっちゃんは上手いけど、「劇場全体を揺るがすような」迫力や
「観客を魅了する」熱さに欠ける。
敢えて言うなら「哀愁」だろうけど、今回の公演では発揮できず。
付け加えると、演技も想定の範囲内。
どうやってこの演じ方を思いつくのか
と言うような良い意味で驚かされる演技が多かっただけに、少し残念。
宙組は主演コンビ・2番手と歌が上手くない上、
宝塚全体にも実力派スター(特に歌)が少ないので、
過度に期待され、相対的な人気・評価があがっている気だけな気がする。
スポニチでの大絶賛ぶりには、首を傾げてしまう。
いや、私は北翔海莉が大好きだ。
舞台に対する姿勢や意欲も尊敬できる。
間違いなく久しぶりの実力派スターとして活躍してくれるだろう。
しかし、タカラジェンヌの道のりに山と谷はつきもの。
今が谷なのではないかと、不安になる。
あと、和音さんは声の雰囲気が合わないだけでなく、
みっちゃんとは容姿が合わない
こちらも娘役としては外部でも通用するレベルの持ち主。
ぜひトップになって欲しいけど…
観てきました、
『エル・アルコン―鷹―』青池保子原作「エル・アルコン―鷹―」「七つの海七つの空」より
『レビュー・オルキス―蘭の星―』
<エル・アルコン>
登場人物も多く、詰め込まれるんだと思ったら予想通り。
展開がとにかく速い
最初の20分で、良い意味でも悪い意味でももう一度観たいと思った。
つまり、展開が速いからおさらいしたいのと
スピーディーなノリの良さをもう一度味わいたかった。
ストーリーはほぼ原作に準拠し、改変部分も許容範囲。
主題歌もめちゃくちゃカッコいい
何より演出家の斉藤くんが、青池先生&とうこさん(安蘭けい、主演)が大好きなのがよく伝わった。
ただクライマックスのアルマダ海戦の部分が時間不足気味。
何か場面を削ってでも、ここを盛り上げて欲しかった…
けど、削れなかったんだろうなw きっと。
ティリアン@とうこさんは、間違いなく代表作の一つに。
久しぶりに観た濃厚なラヴシーンに赤面したぜw
ただ、以前から問題な様に絶好調とそうでない時の差が大きいと思われる。
私が観劇した日の声の状態は今ひとつで残念。
ギルダ(遠野あすか)のドレス(ポスターのやつ)が美しい。強く逞しく美しい女海賊を好演。
和涼華が目立たない。
ブラックの場面は多いのだが、後でパンフを見るまで和さんだと気づかなかった…
4月の「シークレット」でも同様。
良い演技をしてるのだけど、『スター』としては何か足りない…頑張れ!
ジュリエット役の稀鳥まりや、エリザベス女王役の星風エレナが印象的。
子ギルダの羽桜しずくが可憐で気になる存在。
<レビュー・オルキス>
老人とうこ&あすかが可愛い!
しかしプレシャスでも酷評されている様に、既視感は否めない。
いつもと雰囲気が違い、ダンスがメインのショー。
私はダンスには詳しくないので…
プログラムに書いてあるストーリーが今イチ読み取れなかった。
手拍子の回数や歌が極端に少なく、私は不完全燃焼。
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再公開に当たり追記 2024.8.10
この当時は、宝塚の客入りが悪く(特に本拠地)、
この公演は2階席で観ましたが、
後方サイド席はガラガラでした。
そう言う時期もありました(遠い目)