日々是好日・・・とは限らない

島暮らし8年目。犬の幸せは人の幸せ。NO DOG NO LIFE

数の子製作中

2006-02-17 11:36:12 | 日常

先日のタラコは予想外にうまく出来て、
あっという間に胃袋に消えました。

初めしょっぱいと感じたものの、日にちが経つと味が
丸くなり、買ったタラコとまったく同じ。
いや、それ以上に美味しかった・・・と思う。

それに気を良くしたのか
夫が仕事場からいつもは捨てている(!)ニシンの卵を
どっさり家に持ち帰ってきました。

ひえ~っ。
おかげで現在我が家は水産加工場状態。

慌てていろいろ調べるけど
今、日本でニシンが取れる所って少ないらしいですね。
自宅で数の子を作っている人、いなそうです。

数の子もほとんどが海外から輸入されたもの。
それも現地で加工されてくるのがほとんどらしい。

・・・どうすんだ、これ。

いろいろな情報から勝手に推測。
要は塩漬けだっ!と。
長く保存できるぐらい塩辛くすればなんとかなる!?
に違いない。(ほんとか?)

数の子は、タラコやイクラと違って完全に成熟した卵じゃないと
ダメなようです。未成熟の卵は色が茶色だし数の子独特の
硬さがまったくない。
成熟した卵でも生の状態だと生タラコぐらいの硬さ。
どうやったらパリパリするんだろう?

で、まず未成熟卵は除いて成熟卵のみ使用。
塩水につけてみる。
3パーセント、変化無し。
タラコのように濃い塩水につけると少し固まる。
上から塩をパラパラすると・・・おお、数の子っぽい硬さに。
(この辺で既に料理じゃないな。)

その後もいろいろ調べてどうやら飽和食塩水につけるらしいとか
段階的に塩分濃度をあげるとか。

面倒なので、いきなり濃い食塩水に漬けてみた。
飽和食塩水がどのくらいの濃さなのか夫に聞くと
わからん。との返事。
それでも研究者かっ!?と憤りつつ?
夜だったし今更調べるのもダルイので適当に塩を入れ、
明日考えようと一晩放置。

そしてこれが朝


血が溶け出していたので一度水を替えました。
皮はまだ剥いていない状態。
生臭くなりそうだったので硬くなった卵から
皮を剥がしてみました。


だいぶそれっぽい。
ちょっと食べてみるとまだパリパリという感じはなく
ボリボリぐらい。それでも市販の味付け数の子程度の硬さにはなってる。
そして驚きはねっとりした旨みがある事。
数の子って歯ごたえだけのイメージだったけど
本物はもしかしたらまろやかな旨みがあって美味しいかも。

このあと飽和食塩水(水2L、塩800g)に漬けてみます。