お茶会めぐり  ~ 日々旅好日 ~

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夏の小物   ~ 半衿・襦袢 ~

2011-05-18 17:12:12 | 着物
5月頃から、「そろそろ半衿も変えなきゃ~」と思います




この季節の半衿って迷いますよね。





私はこの時期の半衿は「楊柳」を使います

 こちらは楽天さん(安いです)





↓ 下記は楊柳の半衿について詳しく載っています
(私はいつもこちらの実店舗で購入しています)
http://www.erisho.com/shop/wa_haneri1_siro2_muji_pori_02.html











単の襦袢は今ご紹介しても単の季節には間に合わないと思いますが…

 

コレは市松模様ですが、私はウロコ模様のこげ茶を持っています
なぜ、こげ茶なのかと言いますと、濃い色だと、よっぽど暑い9月の後半でも夏大島(本場)の下に着ると、あまり透け感がなくてごまかせるからです
流石に絽の下には着ません。あくまでも色とか素材によります。








夏の襦袢は、絽・麻などがありますが、私は最初に絽の正絹の長襦袢を誂えたのですが、結局あまり出番がありません。

汗をかく季節に自宅で洗えないなんて、ほんと、使えません

なので、あんまり正絹の絽の長襦袢はオススメできません
ランニングコスト(洗いに出すコスト)がかかって大変です




普段は自宅で洗える麻の襦袢を重宝しているのですが、流石に絽の着物の下に麻は着ません。
では、どうするのかというと、「洗える長襦袢」です!
しかし、ここで注意が!!
夏にポリは非常に暑いです
(一日中エアコンの効いている場所なら良いですが、今年は節電ですし…)



こんな困った時には流石の東レさんです

 爽竹でこの価格はは激安です

お買い物された方のレビューも是非ご覧くださいませ



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被災地のショップさんより

2011-05-18 13:18:29 | 着物
震災のあと思ったことですが、知らず知らずに東北のショップさんで結構購入していたことに気がつきました。

震災の前日に発注をしたまましばらく音信不通だった、その名もズバリ「センダイヤ」さん(きちんと納品されました)とか、お野菜でお世話になっていた「うまおく(うまい奥の細道)」さんとか。


そして昨晩気仙沼より一通のメールが自宅に届いていましたので一部抜粋してご紹介します。



◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆



> 3月11日の震災で当店は津波を被り、実店舗と在庫、データの
> ほとんどを失いました。
>
> 残されたのはヘドロと大量の魚(冷凍加工場のもの)、それに瓦礫
> や押しつぶされた車の山でした。
>
>
> 当店は幸い建物を流されなかったため、すぐに室内からの泥出し
> 作業に勤しむ日々が始まったわけですが、すべてのライフライン
> が寸断されている中での作業は、寒さも手伝って中々はかどらず、
> 約1か月を要しました。
>
>
> この辺のヘドロはそれは異臭が漂うひどいもので、昔の加工工場の
> 置き土産とでも言いましょうか。排水の垂れ流しが沈んで層になっ
> たもののようです。そこに冷凍の魚の山が重なり、日に日に腐って
> いくのです。
>
>
> …海も臭かったんだな、だから吐き出したかったのかな、などと
> ぼんやり思いながら、ひたすらスコップを動かし、暗くなったら
> さっさとご飯を食べ、すみやかに布団に入る、そんな毎日でした。
>
> 布団の中で、いつになったらお風呂に入れるかな…、当分無理だろ
> うけど、それでもいつかな…、などとふわふわの湯気を思い浮かべ
> ながら眠りにつくのです。何度も何度も余震に起こされ、それでも
> 明るくなるまで眠るのです。
>
>
>
> 人間、こんなに何も考えずエネルギーも使わず暮らせるもんなんだ
> な…、とも思いました。
>
>
>
> 体の節という節が軋み、痛くない日はありませんでしたし、今でも
> 指の第一関節は腫れていて、手をぎゅっと握ることができません。
>
>
> とにかく早く泥を掻き出さなければ、という思いだけだったように
> 思います。
>
> どうやって毎日を過ごしたのか、なんだかこれくらいしか思い浮か
> ばびません。
>
>
>
>
> ですが、ひとつだけとっても不思議なことがありました。
>
> それは、朝起きた時だけ涙がでる、ということでした。
>
> 朝起きてカーテンを開けると外は瓦礫の山、時には白い雪のベール
> をまとってはいるものの惨憺たる有様です。これがなぜか、朝だけ
> 辛いのです。
>
> どうして夜、布団の中では悲しくないんだろう…、と自分でも不思
> 議でした。
>
>
>
> でも、ある日わかったのです。
>
>
>
> なぜ朝だけ悲しくなるのか、それは、朝の神々しいお日様が瓦礫の
> 風景にあまりに不釣り合いだからだったのです。
>
>
> それがわかってからは安心して泣きました。ひと泣きしてから1日
> を始めていました。
>
>
> どこか、途方に暮れていたのでしょうね。きっと泣くことで自然と
> バランスが保てていたのでしょう。
>
>
>
>
> あんな日々から早2か月が過ぎ、それは外科手術の時のように加速
> 度を増して日に日によくなって、今では物さえ片付いてしまえば、
> お店の中は震災前とあまり何も変わらないと言えるところまで回復
> しました。
>
>
> ネットショップより一足先に再開した実店舗には、お客様が毎日
> 汚れた着物をお持ちになります。
>
> ひどいものもありますが、桐などの上質の箪笥に入っていた物は濡
> れてはいても、状態のいいものが本当に多いです。
>
> 基本的には、当店で塩水と泥を落とすための水洗いをした後よく
> 乾燥させて京都に送るのですが、からからに乾かしてあげると着物
> が喜んでいるのがわかります。ひどい汚れと思っていたものが泥
> を落としてみると意外にきれいだったりするととっても嬉しいです。
>
>
>
>
> そしてここからが『ちょっとしたことですが…』の本題です!
>
>
> そういうお客様たちがいかにがっかりしているかというと
>
>
> 実はそうでもないのです。たとえ泥だらけでも、自分が避難所にいて
> さえ、せめて着物が見つかってよかった、助かってよかった!と喜ん
> でいらっしゃるのです。
>
> 中には、『袖も通さないで泥だらけにしちゃってバカみたい!これ
> からはどんどん着て歩くっちゃ!』とか、『あんたんとこで被災し
> た着物売らないの?売るときは教えてね~。拾えなかった分買わな
> いと!せめて一通りくらい持っていたいっちゃ。あはは…』とか
>
> これをプラス思考と呼ばずに何をプラス思考と言いましょう!
>
>
> 悲惨な話も山ほどですが、感動的なお話もたくさんあって、私は
> つくづく
>
>
> 巡り合せていただいているんだな…
>
>
>
>
>
> と、感じています。犠牲になった方たちのためにも、何事無駄に
> しないよう、しっかり前を向いて歩きますね!
>
>
> そして最後にお詫びです。
> 3月10日、11日にご注文いただいた皆様には大変ご迷惑をお掛け致
> しました。そして復旧に2か月以上かかってしまいましたこと、深
> くお詫び申し上げます。




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私はこちらのショップさんで、以下の商品を購入していますが、二つとも非常に優秀です。私の中では、こちらのショップさんは「補正屋さん」の地位を確立していますね。


   




これは購入検討中






もし、もし、補正用品や小物をお探しの方がいらっしゃったら、こちらのショップさんのことも覚えていていただけると幸いです