時間を見つけては、認知症の祖母を訪ねています
昨日も、5分だけ、顔を見るくらいの時間しかありませんでしたが、施設に行ってきました
たまたま入口で母に会ったので、一緒に祖母の部屋へ
私たちがフロアに行くと、おじいちゃんおばあちゃんたちが一斉にこちらを見ます
その眼差しの中には、興味とか、淡い期待とか、羨望とかが入り混じっていて、毎回ドキッとします
いつも思うけど、この人たちの家族はどうされているのだろう…と
それぞれ事情はあるのだろうけど、私は一度も他のご家族に会ったことがないんですよね
母に聞くと、わりとよく来られるご家族は3~4人決まっていて、あとの方のご家族には会ったことがないと
うちの母は1年365日、午後はずっと施設で祖母と過ごしているので、その母が会ったことがないというのだから、本当に来てないんだろう…
それにしても介護に携わる人は、尊敬します(前にも書いたと思うけど)
仕事であれ、家族であれ、すごいです
今回もまざまざと見せつけられ、何もできない自分がなんとも悔しいというか情けないというか…
祖母は、認知症が進んでいて、私が誰なのかも、もうわかりません
でも、行くと、大喜びで、歌を歌って、踊って、はしゃいで、帰る時には泣くのです
私が誰だかわからなくてもいいから、喜んでくれている限りは行くつもり
あと、母の話し相手に
祖母は元気な時、うちの実家に住んでいたのですが、数年ぶりに訪ねてきた娘(母の姉)に、「死んでから来たって、うれしくなんかないからねー!

」と叫んでいたのが印象的です(笑)
今では私と母のあいだで笑い話となっています
この本を読むと、祖母に会いたくなります
楽しくてかわいいマンガなのに、泣いちゃいます
グループホームに入所している認知症のおかあさんとの何気ない日常なのですが、ホロリときます
優しい気持ちになれる本です
私の情報源

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