以心伝心

書・旅・本などのメモ。

「知るを楽しむ」

2008年04月08日 | 雑感
源氏物語の男君たち。
第2回、解説は瀬戸内寂聴さん。

17歳になった光源氏は、容貌も美しく文武に優れまさに華麗な恋の遍歴を繰り返す。しかし本命は、母親の桐壺にそっくりな藤壺なのである。
ついに女たらし?の才能にも恵めれた光源氏は、藤壺の寝所へ・・。
紫式部は、あえて逢瀬の描写をさけて書いているが、作家の瀬戸内さんは
やはり書いてくださった。
やがて藤壺は光源氏の子を授かるが桐壺帝は、自分の子であることを信じている。たぶん演技・・。恋の醍醐味は秘め事です。
方角が悪いとき「方違え」といって受領の家に泊まる場合があるらしいのですが
そこで空蝉に出会う。空蝉は、自分の身分が低いので光源氏に気安く近寄られたといって拒む。たとえ身分が低くともプライドは高いのである。
たぶん、この時代の女性は紫式部を含めてプライドは高い人が多かったのだろうと思う。次回を楽しみに拝見させていただきます。
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斑入り椿

2008年04月08日 | 四季折々




ややわざとらしい・・。
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小倉百人一首37

2008年04月08日 | 
白露に 風の吹きしく 秋の野は
    つらぬきとめぬ  玉ぞ散りける      文屋朝康

(白露に風がしきりに吹いている秋の野は、緒(ひも)で貫きとめていない玉が
 散り乱れていたのだったよ・・。)

 風に吹き散らされる秋の野の一面の白露の美しさ。
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