以心伝心

書・旅・本などのメモ。

関戸本古今集17

2009年01月16日 | 関戸本古今集
          ふかやふ
 こひしとはたがいひひそめしことならん
 しぬとぞただにいふべりける
          よみ人しらず
 みよしののおほかはのべのふじなみのなみ
 におもはばわれこひめやは
 かくおひむものとは我もおもひにき
 こころのうらぞまさしかりける
 あまのはらふみとどろかしなるかみの
 おもふなかをばさくるものかは
 おづさゆみひきののつづらすゑつ
 にわがおもふ人にことのしげけむ
    このうたは、或人あめの帝の近江采女
    にたまひけるとなむまうす
 なつびきのいとをくりかへ
 しことしげくともたえむと思うな
    このうたはかへしにたてまつる
    りける
 さと人のことのなつののしげくともかれ
 ゆゑきみにあはざらんやは
  ふじはらのとしゆきのあそむのな
  りひらのあそむのいなへなりけるをむなを
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