以心伝心

書・旅・本などのメモ。

関戸本古今集21

2009年01月28日 | 関戸本古今集
 さすがにめに見ゆるものから
  かへし
    なりひらのあそむ
 ゆきかへりそらにのみしてふることは
 わがいる山の風はやみなり
  だいしらず  かげのりのおほきみ
 からころもなれば身にこそまつはれ
 めかけてのみやはこひむとおもい
 志
         とものり
 あきかぜはみをわけてしもふかなく
 にひとのこころのそらにちるらん
   みなもとのむねゆきのあそん
 つれもなくなりゆく人のことのはぞ
 あきよりさきのもみぢなりける
  ここちそこなへけるとき、あひし
  りてはべりけるひとのとはで、ここちお
  こたりてのちに、とひてはべりければ
  よみてつかはしける
    兵衛 ふぢはらのたかつね
       のあそんのむすめ
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