横浜の中小企業診断士 中原央です。
昨日はいいお天気でした。
横浜は今日も良いお天気となる予報で、昨日よりも暑くなるとのことです。
さて、がん治療を経験して、感じたことを少しお伝えし、この項目は終了いたします。
まず、がんは治る病気だということを理解してほしいと思います。
発病がわかったときの状況にもよりけりですが、それはどんな病気でも同じではないでしょうか。
先日、昔の勉強仲間何人かと久しぶりに会ったとき、そのうち一人は私の病気経験を知らずにいて、私がかなり痩せた(やつれたように見える)ことを気にし、しつこくどうしたとたずねられました。
ほかのメンバーは知っていましたから、実はがん治療を経験し、その影響もあってかなり痩せたと伝えたところ、酒なんか飲んでていいのか、治療しなきゃだめなのではという反応だったんですね。
ここにまず誤解があります。進行性のがんであることに気づかず、初めての診察時に末期であることが判明した場合は、いわゆる手遅れということになるわけです。
ですが、転移のないステージ2レベルでは、ほとんどがんを消滅させることができるし、体力が回復した後はほぼもとの状態に戻ることが可能です。
ということは、基本的には治せる病気だということではないのでしょうか。がんを発症=もう先がないというように、短絡的に決め付けるのは治療経験者からするとうれしくない反応です。
次に治療方法の選択ですが、手術しかないと思い込むのも早計だと思います。
私の場合は抗がん剤と放射線を併用した化学療法で、ほかにも放射性同位元素を患部に埋め込む治療法もあり、それぞれ病変部とその周囲を切除するということは避けられます。
ケースによってはこれらの治療を行って病巣を小さくし、その上で切除という選択肢も出てきます。
手段はともかく、がん細胞を駆逐することが目的ですから、メリット、デメリットを考えて、治療方法を選択するべきでしょう。ドクターの説明がうまく理解できない、納得がいかないのなら、セカンドオピニオンを求めるべきと思います。
大事なのは、自分の体に興味を持っておくということでしょうか。自分の普段の調子というものを、しっかりと把握しておく、感じておくことだと思います。
そして様子がいつもと違うと感じたら、近医で十分と思います。よく相談をしてみましょう。
だいたい病気というのは誰でも発症する可能性があります。
私の場合でも、昨年夏の急性心筋梗塞は想定外でした。
いろいろな検査でも、いわゆる成人病を思わせるものはひとつも引っかからなかったからです。
強い胸痛発作が出て、それを我慢しすぎていれば今頃は存在していなかったかもしれません。
この先がんが再発したら、それもそのときの話でしょう。再発する確実性はなく、あくまでも可能性があるだけで、それだけをクローズアップして悩むということは、まったく意味のないことですから。
そんな無駄なことに精神的な労力を使うなんて、ナンセンスもいいところです。
結局のところ、「それも人生」として受け入れるしかないのではないでしょうか。
病棟でお世話になったドクター、ナースほか助手さんに感謝しています。
最後になりましたが、謝意をお伝えし、この項目は終了いたします。
記事一覧
舌癌の治療0・きっかけ
http://blog.goo.ne.jp/miketama581024/e/c5e17fbe1ee786fc0fadcfbbf22d0d0e
舌癌の治療1・異変から告知まで
http://blog.goo.ne.jp/miketama581024/e/efd242b5df4ea30e53fc6066633a0601
舌癌の治療2・治療方針の検討から入院まで
http://blog.goo.ne.jp/miketama581024/e/55432e45744fddeceaead290657d0c88
舌癌の治療3・どんな治療法か、入院からカテーテル設置まで
http://blog.goo.ne.jp/miketama581024/e/a42105dec7d382db15e59588b4af03a5
舌癌の治療4・抗がん剤、放射線治療の開始
http://blog.goo.ne.jp/miketama581024/e/0291a1d0a2194c9c5811d5c0fb7cf6f5
舌癌の治療5・抗がん剤、放射線の副作用
http://blog.goo.ne.jp/miketama581024/e/5db8bf27138ee0c482b83bc1c048bd2e
舌癌の治療6・モルヒネとがん性疼痛
http://blog.goo.ne.jp/miketama581024/e/6d61ad384fd8ce44fc1dddbfa2a40c0e
舌癌の治療7・栄養の補給
http://blog.goo.ne.jp/miketama581024/e/a3114839075c8dcb88c6c50d1e3b6a22
昨日はいいお天気でした。
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さて、がん治療を経験して、感じたことを少しお伝えし、この項目は終了いたします。
まず、がんは治る病気だということを理解してほしいと思います。
発病がわかったときの状況にもよりけりですが、それはどんな病気でも同じではないでしょうか。
先日、昔の勉強仲間何人かと久しぶりに会ったとき、そのうち一人は私の病気経験を知らずにいて、私がかなり痩せた(やつれたように見える)ことを気にし、しつこくどうしたとたずねられました。
ほかのメンバーは知っていましたから、実はがん治療を経験し、その影響もあってかなり痩せたと伝えたところ、酒なんか飲んでていいのか、治療しなきゃだめなのではという反応だったんですね。
ここにまず誤解があります。進行性のがんであることに気づかず、初めての診察時に末期であることが判明した場合は、いわゆる手遅れということになるわけです。
ですが、転移のないステージ2レベルでは、ほとんどがんを消滅させることができるし、体力が回復した後はほぼもとの状態に戻ることが可能です。
ということは、基本的には治せる病気だということではないのでしょうか。がんを発症=もう先がないというように、短絡的に決め付けるのは治療経験者からするとうれしくない反応です。
次に治療方法の選択ですが、手術しかないと思い込むのも早計だと思います。
私の場合は抗がん剤と放射線を併用した化学療法で、ほかにも放射性同位元素を患部に埋め込む治療法もあり、それぞれ病変部とその周囲を切除するということは避けられます。
ケースによってはこれらの治療を行って病巣を小さくし、その上で切除という選択肢も出てきます。
手段はともかく、がん細胞を駆逐することが目的ですから、メリット、デメリットを考えて、治療方法を選択するべきでしょう。ドクターの説明がうまく理解できない、納得がいかないのなら、セカンドオピニオンを求めるべきと思います。
大事なのは、自分の体に興味を持っておくということでしょうか。自分の普段の調子というものを、しっかりと把握しておく、感じておくことだと思います。
そして様子がいつもと違うと感じたら、近医で十分と思います。よく相談をしてみましょう。
だいたい病気というのは誰でも発症する可能性があります。
私の場合でも、昨年夏の急性心筋梗塞は想定外でした。
いろいろな検査でも、いわゆる成人病を思わせるものはひとつも引っかからなかったからです。
強い胸痛発作が出て、それを我慢しすぎていれば今頃は存在していなかったかもしれません。
この先がんが再発したら、それもそのときの話でしょう。再発する確実性はなく、あくまでも可能性があるだけで、それだけをクローズアップして悩むということは、まったく意味のないことですから。
そんな無駄なことに精神的な労力を使うなんて、ナンセンスもいいところです。
結局のところ、「それも人生」として受け入れるしかないのではないでしょうか。
病棟でお世話になったドクター、ナースほか助手さんに感謝しています。
最後になりましたが、謝意をお伝えし、この項目は終了いたします。
記事一覧
舌癌の治療0・きっかけ
http://blog.goo.ne.jp/miketama581024/e/c5e17fbe1ee786fc0fadcfbbf22d0d0e
舌癌の治療1・異変から告知まで
http://blog.goo.ne.jp/miketama581024/e/efd242b5df4ea30e53fc6066633a0601
舌癌の治療2・治療方針の検討から入院まで
http://blog.goo.ne.jp/miketama581024/e/55432e45744fddeceaead290657d0c88
舌癌の治療3・どんな治療法か、入院からカテーテル設置まで
http://blog.goo.ne.jp/miketama581024/e/a42105dec7d382db15e59588b4af03a5
舌癌の治療4・抗がん剤、放射線治療の開始
http://blog.goo.ne.jp/miketama581024/e/0291a1d0a2194c9c5811d5c0fb7cf6f5
舌癌の治療5・抗がん剤、放射線の副作用
http://blog.goo.ne.jp/miketama581024/e/5db8bf27138ee0c482b83bc1c048bd2e
舌癌の治療6・モルヒネとがん性疼痛
http://blog.goo.ne.jp/miketama581024/e/6d61ad384fd8ce44fc1dddbfa2a40c0e
舌癌の治療7・栄養の補給
http://blog.goo.ne.jp/miketama581024/e/a3114839075c8dcb88c6c50d1e3b6a22
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