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IT業界17年。60代になっても現役で頑張るおばちゃんがアレコレ綴ってるブログです。

スマートさが大事

2012-10-07 01:45:49 | Work
先日の宴会の時の話。
1次会の宴会場所は伏見。伏見周辺に詳しい人間に聞くと、宴会場所は駅から5分ほど歩くとの事。

歩くのが大っ嫌いな私。
その日は、今シーズン最後のつもりで履いて来たピンヒールのサンダル。
これで歩くのはかなりやだ・・・。夕方なんて足もむくんでるしぃー 足痛くなるしなぁー・・・
って事で、会社からタクシーで行こうと算段した私。
一緒に乗って行く宴会仲間を物色する事に。

「ねね、現地までここから乗って行けば多分1000円かからないと思うんだよねぇ~。地下鉄乗っても200円ジャン?みんなで乗れば地下鉄代で楽できると思わない?」

かなり魅惑的な誘いだと思ったのは私だけだったようで・・・・(笑)
「すんません。俺定期範囲内なんで」との意見が最も多く、なっかなかタクシー組に入ってくれない。

すると、誰かからその話を聞いたのか、普段仕事でもとても頼りになるF川君が声を掛けて来てくれた。
「いいっすよぉー タクシーで行きましょうよ。僕、A井さんも誘っときましたから、まずは3人決定です」

おぉおお いいじゃん!F川君ナイス!
あと一人で4人とばかり、私はイケメンN田にも声を掛けたのだが、仕事が長引きそうで、宴会にも遅れて参加になりそうとの事で却下。

ちっイケメンN田もダメかぁー。あと誰よ・・・やみくもに声かけれないしなぁ~。
私に怒られる(?)のが怖いのか、イケメンN田君も、F川君もタクシー組を探そうといろいろ声を掛けてくれたらしいのだが、N田君同様、残業になりそうだとか、もったいないとかの理由で全員ダメ。

結局、私、F川君、A井君の3人で会社前からタクシーを拾う事になった。
「ごめんねぇ~ 私が歩きたくないばっかりに同行させちゃったねぇ」
「あぁーかまへんかまへん。俺も嫌っすもん。仕事終わりに無駄に歩くの嫌っすわぁ」
と関西出身のA井くん。なかなかワイルドな見てくれの36歳。既婚子供アリ。
短髪も短髪、5分刈りにアゴヒゲ。パッと見はとてもSEには見えなかったりする。

あっという間に現地付近到着。
メーターは950円。私はサッと1000円札を出し運転手さんに払おうとした矢先・・・・
「あぁーM下さん。かまへんかまへん。俺払っとくから。」
「んじゃぁ降りたら清算して・・・」
「いやいや いらんよぉ。女性と後輩には奢ると言う俺のルールやから。ルール守らせて」

ほっほぉーーー ワイルドA井 やるなぁー(笑)
私もタクシーで行こうと考えた時から(全員年下だし)他のみんなから取る気はなかったのだが、最初から「私が払うから」と言うのはなんだか押しつけがましい。
だからと言って、一人で乗るのはなんとなくもったいない。
ワイルドA井も同じ考えの持ち主なのだろう。

「ありがとうございまーす」
降りた後、20代のF川君は素直に礼儀正しくお礼を言った。
私も素直にお礼を言わなくちゃな♪

「ありがとぉーA井君。私年上なのにぃ奢ってもらっちゃったぁ」
「いやいや。女性ですやん。年齢関係ないっすわ」
「いやぁーなんか嬉しいわぁ~」

この年齢になると、会社関係はほぼ年下になる。
社会的にも自立したいい加減大人も大人、むちゃ大人(オバハンとは言いたくないこの微妙さ(笑))
の女になると、無条件で奢ってもらうっていうシチュエーションは少なくなる。
「払うわ」と言うセリフも気負う事なく、すんなり口に出せるほど板についてしまうと、ますます奢って貰えなくなる。
奢られたいわけじゃないけれど、たまぁにこんな事が起きると、昔より嬉しかったりする(笑)

実は「奢る」事の方が、「奢られる」事よりもはるかに難しい。
(と 私は思っている)

それ相応の周りが認める風格がないと、奢る事ってできない。
いつまでたっても上手に奢る事ができない奴は出世しないとも思う(笑)
そして、若い頃、上手に奢られた経験がない人間は、人に奢る事も出来ないのである。
「俺が払ってやったんだぞ!」的なプレッシャーを相手に感じさせる事なくスマートに奢る為には、無茶苦茶奢られまくった過去がないと無理なのだ。

奢る 奢られる って深いわぁ~(笑)


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