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メカニック日記

メカニックです。仕事ネタから感じた事思った事など気まぐれに更新していきます…

デュトロ…オーバーヒート

2016-03-06 08:45:31 | 日野
ダイナが終わったと思ったら…


次はSKG-XZU674デュトロ…エンジンはN04C…
こちらもオーバーヒート…
サブタンクは溢れています…



3台目です…


早速バラしにかかります…
まずサブタンクに目一杯の冷却水を排出するためにサブタンクを外すとホースが…

こんなに曲がってたらダメでしょ…
何故曲がってるのかは不明です。


この新型のN04Cは初めてバラします…
エンジン型式が同じという事からベアエンジンは基本的に同じなんだと思いますが、補機類のレイアウトや細かいところで以前のN04Cとは見た目が少々違います。


まず思ったのは、とにかくエンジン廻りのスペースが狭く、やりにくそうだな…と


排気のシャッターバルブがタービン直後に…しかも裏…初めて見た時から外しにくそうだなぁ…と思ってましたが…
本当に外しにくいです…

今回は作業上EGRも外すので問題無いですが、シャッターバルブだけを交換する場合…ターボのスタッドが邪魔してバルブ単体で外れてこないので、その場合スタッドボルトを外した方が早そうです…

で、試しに酸素で炙れない場所用に買った浸透剤を使ってみます…


取れましたが…
もっと焼きつきがヒドイ車で試してみたいですね


DPFの差圧パイプも交換可能になってます…笑

以前はこのパイプがよく詰まってたんですが溶接で取り付けられてたので、パイプを根元で切って、掃除&詰まりにくい加工をして再溶接してましたが…
今後は脱着清掃出来そうです…


エキゾーストパイプに第5インジェクターとウォータージャケット…
ATC(After Turbo Catalyst)という機構です…
まあ、環境対策ですね。


ターボチャージャーからのインテークパイプが、スタッドの為、逃げのスペースが足りずに外れない…

結局ターボ側のスタッド外してなんとか外れました…

てかここはスタッドじゃなくボルトのがいいのに…

で、なんとかターボを外して…


インマニ側は特に苦労する事なく外れました…




以前のN04Cに比べて…
センサー類が増えた為かハーネスやコネクターが多すぎ…しかもそこらじゅうでクリップ止めがされてるんですが、裏からじゃないと外せないヤツ…

狭くて工具も入らないので結局、関係無いステーまで外さなきゃなりません…
腕と指の関節がもう1つ多ければなんとかなるかもしれませんが…
エキゾーストパイプの温度センサーなんかは…わざわざクラッチハウジングに温度センサーハーネスのみを通す切り欠きまであり…その上シフトケーブルのステーでサンドイッチされてるので、そのステーも外さないとエキゾーストパイプも外れません…

ココこそクリップにしてくれよ…笑





と、ここでレッカーにて不動車が持ち込まれました…
下廻りをぶつけて動けなくなった…と

覗くと…

オートマのオイルパンをヒットさせて、おそらくバルブボディまでダメージがいってると思います…


おまけに…
コレもサブタンクが溢れてる…




4台連続…⁉︎
吹き返しがあるかどうかはまだ見てませんが



嫌な予感が…

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