メカニック日記

メカニックです。仕事ネタから感じた事思った事など気まぐれに更新していきます…

4台目…その4

2016-03-19 21:34:56 | トヨタ
今日は朝からオイルクーラーを…

作業したんですが…写真を忘れてました。


ヘッドも戻ってきてますが先にブロック側を掃除。
オイルストーンで研磨する時に邪魔になるノックピンを外しておきます…

ノックピンプーラーで…

抜けました…


オイルストーンで磨いてブロック側は完了。


続いてヘッドを…

バルブラッピング…

ステムシール打ち込み

バルブスプリング取り付け…


マニホールド類を取り付けていきますが…
その前にカーボンを除去して取り付けて。



エキマニはスタッドも交換…

ガスケットを取り付けるんですが…これは向きが決まってるタイプ…
最近のエンジンには多いです。

これが正しい向きなんですが、外した時は逆に付いてました…
どこかで整備した時に逆に付けたのか…もしくはラインで組まれた時から逆なのか…
こういう事に気づく為にも正しい情報や知識が何より大事だなと思います…
知らなければ間違いと気付かずそのまま組み付けちゃいますからね…
でも、正しいと思ってた整備書が間違ってたら…と思うと…キリがありませんね…笑


で、ヘッドガスケットをセットしてシリンダーヘッドを取り付けていきます。



インジェクターもリビルト品に交換していきます。

リビルトといっても新品同様です。
お値段は1本6万程…
4本で24万…笑
高い‼︎

組んできます…




ここまでで本日は早じまいの為終了です…

工具箱を掃除してる時に今まで気付かなかった事…
この警告ラベル…


オムツはいてる…笑


忙しい3月ですが…明日から久々の連休です…
しっかり休養して、休み明けから作業全開で頑張りますか…






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4台目…その3

2016-03-19 00:46:41 | トヨタ
最近、タイトルに困ってます…笑
4台目…って何が⁉︎…と思うかも知れませんが、オーバーヒート4台目…って事です。

またまた昨日の続きで、ミッションを載せたところまでで終わってました。
昨日の時点でセンタードラムのOリングとロックナットが発送ミスで部品が無かったので急いで再注文。

そこで中途半端に時間が空いたのでまたまた細かい作業をする事に…

まずコレ…

エキゾーストパイプを外す時に折れたボルト…
というか折ったんですが…
ナットがエキゾーストパイプ側に溶接されてるんですが、この錆び具合を見て初めから折るつもりで緩めました…
で、酸素で切断して…

ペーパーサンダーでキレイにした後、ナットを取り付け…
溶接する時にナットが歪まないように挟んでます…


溶接して…

シャッターバルブを仮付けして無理なくボルトが通るか確認…


良さそうなので耐熱シルバーで塗装。


次は外したついでにDPFの清掃…
排ガス規制がBDGのダイナ、デュトロはDPFが非分解式…
新しい年式も非分解が多いですが…

このメクラボルトを外します…


だいぶ前に作ったSST…


DPF清掃の全盛期に役立ちました…
最近はDPFの掃除もめっきり減ったので、久しぶりに使います…
メクラを外してSSTをセット。



エンジン側の出口にフタをして、1.4MPaのエア圧をイッキに送ります…

ススが多い車両はモクモクと出口から出てきます…が、この車両はそんなに汚れていませんでした。
当時色々試したんですよ…このメクラの穴から逆にバキュームで吸うとか…笑
でも結果的にこの方法が手っ取り早く効果がありました。もちろん、詰まりが酷い車両は論外ですが…
この方法なら車載状態でも出来たので…
エンジン側にエアが流れないようにマイティバックでシャッターバルブを強制的に閉じてやってました…


そうこうしてるうちにミッションの部品が来たのでセンタードラムを取り付けてプロペラシャフトも取り付けて完成…


トルクコンバータを取り付ける時にクランクを何回転か回しているので、クランクポジションを元の1番圧縮上死点に戻しておきます…
このエンジンはOHVなのでシリンダーヘッドを外してもカムとクランクの位置関係が変わらないので、各シリンダーの圧縮上死点が決まってます…
OHCだったらクランクポジションに合わせてカムで1番か4番の圧縮上死点を調整出来るんですけどね…

で、とりあえずクランクを1、4番の上死点に合わせてそれぞれのタペットの突き出しを測定…
カム山の位置を目視で確認する事も出来ますが、非常に見にくく分かりづらいので、実測するのが確実です。



2つを比べて突き出しが少ない方が圧縮上死点です…
逆なのでもう一回転…

これで1番が圧縮上死点になりました…

ついでにタペットのアタリを点検。
通常ならタペットはカム山センターから若干オフセットされた位置に付くように設計されてます…理由はタペットの同じ箇所ばかりに力がかかる事による編摩耗を防ぐ為…
その為、正常なタペットのアタリ具合はこんな感じ…

キレイな円になってます…
タペットがちゃんと回ってる…という事。

ところが1箇所だけは…

キレイな円になってません…
原因は幾つかあるんですが、オイルに起因するものが殆どです…




お次はウォーターポンプ交換…
新品にはスタッドが付いて無いのでスタッドボルトを付け替え…




ウォーターポンプを交換する時に気付いた事…

ファンシュラウドが割れてたので、追加で注文…
何故割れたのかは不明です…


このシュラウドも地味ですがエンジンを冷却する上で重要な部品です。

そしてオイルクーラーからの水漏れ…


と、本日はここまで…

続きはまた明日からにします…








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