ミモザの花咲く庭から

一期一会に感謝     写真中心のブログです

旧岩崎家洋館

2017-01-19 | Weblog
洋館は工事中で足場などが組まれ、覆われていますし
内部は撮影禁止ですので今日は絵葉書です。

洋館全容(明治29年竣工)
木造二階建、地下室付。
設計者はジョサイア・コンドル


芝庭から見たベランダ側


玄関ホールから玄関を見る
玄関には色彩タイルが敷き詰められている。


1階ベランダに敷き詰められた色彩タイル(英国ミントン社製と確認された)


和館と前庭
洋館は主に接客用であり、
岩崎家の方々が日常生活していたのは和館であったそうですが
現在はその一部を残すのみとなっています。


この洋館の主だった岩崎久彌氏


二階客室などに張り巡らされている壁紙は
「金唐革紙(きんからかわし)」と呼ばれる技法だそうで、見事。
和紙なのですが触ってみると(見本があります)まるで革。
平成に入ってから上田 尚氏により復元されたと言うことです。
スキャンの具合で見難いです。ごめんなさい。



写真に撮れないので残念ですが
内部はそれこそ明治にタイムスリップしたかのよう。
支えのない大階段は鹿鳴館を想像しますし、
婦人客室天井は絵ではなく
刺繍されたパーツがはめ込まれていてそれは見事。
各部屋に暖炉があり、大広間の暖炉の上の鏡は
当時の庶民の家が一軒建つ程の高価なものだそうです。
和館の方の設計者は日本人ですが
意匠を凝らした素晴らしいものがたくさん拝見出来ます。

木造の為暖房器も少なく、
小さな電気ストーブが二つぐらいあっただけで
それは寒いです。
冬はたくさん着込むか、ホカロンでも使わないと
最後の和館の説明を聞く頃はもう手足がかじかんでいました。

コンドル設計の現存する建物
  ニコライ堂、旧岩崎家庭園、三菱開東閣、岩崎家玉川廟
  桑名市六華苑、三井倶楽部、清泉女子大学本館、旧古河庭園
コメント (6)
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