前回の記事で取り上げたサイトで参考文献として谷沢永一という
典型的な右翼が書いた本が取り上げられていたのだが、
結構笑える目次なのでここに引用したい。
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こんな国家に誰がした 今も続く、スターリンの呪縛
「日本は第二次大戦の主犯」と言う歴史の偽造家
戦後の学界、言論界の大ボス・ 大内兵衛 への告発状
「ソ連はすべて善、日本はすべて悪」の煽動者
日本罪悪論の海外宣伝マン・ 鶴見俊輔 への告発状
国民を冷酷に二分する差別意識の権化
戦後民主主義の理論的指導者・ 丸山眞男 への告発状
栄達のため、法の精神を蹂躙した男
反日的日本人の第一号・ 横田喜三郎 への告発状
金日成に無条件降伏の似非出版人
進歩的文化人の差配人・ 安江良介 への告発状
恫喝が得意な権力意識の化身
「進歩的インテリ」を自称する道化・ 久野収 への告発状
祖国をソ連に売り渡す“A級戦犯”
進歩的文化人の麻酔担当医・ 加藤周一 への告発状
その正体は、北京政府の忠実な代理人
日本の伝統の徹底的な否定論者・ 竹内好 への告発状
最も無責任な左翼・教条主義者
マスコミを左傾化させた放言家・ 向坂逸郎 への告発状
日本を経済的侵略国家と断定する詭弁家
現代の魔女狩り裁判人・ 坂本義和 への告発状
国家間の原理を弁えない謝罪補償論者
ユスリ、タカリの共犯者・ 大江健三郎 への告発状
近代日本を全否定した国賊
進歩的文化人の原型・ 大塚久雄 への告発状
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さて、ここに述べられている人間のうち、
少なくとも赤で表示されている人間は共産党と対立している。
(加藤と鶴見は晩年支持に回ったけれども)
特に丸山、向坂、久野の3人は反共産主義として有名で
丸山に至っては戦後間もなくの時点で共産党批判を明言しており、
共産党も丸山の批判キャンペーンを行ったこともある。
こいつらは共産主義者どころかその反対の位置に立つ人間である。
スターリンの呪縛だなんて書いているが、要するに
スターリン主義→共産主義→悪魔思想→国賊と訴えたいのだろう。
こうやって共産主義者と単なる左翼を混同して攻撃するのが
お決まりのパターンで、右翼というのは敵の実態すら掴めていないのである。
(あるいは意図的にゆがめている)
おそらく有名な反保守の人間を叩きたかったのだろうが、
元共産党員の割に谷沢の決めつけは妄想の域に達している。
私が不破哲三の意見や党の外交政策、天皇制への態度を非難する一方で、
何だかんだで共産党の味方をしてしまうのも、
元党員のほぼ全員が極右に走って自分の妄想を平然と吹聴して
大衆を欺き、あまつさえそれによって大金をせしめるからである。
もちろん、共産党も内部では派閥争いがあるのだろうが、
破れた人間のみっともなさといったら目も当てられない。
戦後の論壇をみる限り、「左翼か右翼」かではなく
「共産主義」か「反共主義」かで見ていったほうが理解しやすい。
というのも、元共産主義あるいは非共産系の左翼は
えてして反共主義に走り、実質的にも実際的にも右翼と協力しているからである。
この点は侵略肯定者の佐藤優とつるむ左翼を批判する
元岩波書店社員の金氏のサイトが参考になる。
http://gskim.blog102.fc2.com/blog-entry-9.html
要するに、枝の部分だけ違うだけで連中は根っこの部分は同じであり、
派閥争いをしているにすぎない。そこが純粋なコミュニストと違う点だ。
もちろん、場合によっては協力することも考えられるが、
戦後左翼の右翼との協力はレイプ魔と一緒になって
女性の人権を訴えているようなもので、理屈が通らない。
コミュニストといっても、共産党よりも更に左な面々もいるが、
彼らは信条からか右翼とつるんだりはしない。構図としては
極左 日本共産党 (越えられない壁) 左翼 右翼 極右
となっており、左翼(反共左翼)も右翼も極右も同じグループの一員である。
この点ははっきり理解しないといけないと思う。
典型的な右翼が書いた本が取り上げられていたのだが、
結構笑える目次なのでここに引用したい。
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こんな国家に誰がした 今も続く、スターリンの呪縛
「日本は第二次大戦の主犯」と言う歴史の偽造家
戦後の学界、言論界の大ボス・ 大内兵衛 への告発状
「ソ連はすべて善、日本はすべて悪」の煽動者
日本罪悪論の海外宣伝マン・ 鶴見俊輔 への告発状
国民を冷酷に二分する差別意識の権化
戦後民主主義の理論的指導者・ 丸山眞男 への告発状
栄達のため、法の精神を蹂躙した男
反日的日本人の第一号・ 横田喜三郎 への告発状
金日成に無条件降伏の似非出版人
進歩的文化人の差配人・ 安江良介 への告発状
恫喝が得意な権力意識の化身
「進歩的インテリ」を自称する道化・ 久野収 への告発状
祖国をソ連に売り渡す“A級戦犯”
進歩的文化人の麻酔担当医・ 加藤周一 への告発状
その正体は、北京政府の忠実な代理人
日本の伝統の徹底的な否定論者・ 竹内好 への告発状
最も無責任な左翼・教条主義者
マスコミを左傾化させた放言家・ 向坂逸郎 への告発状
日本を経済的侵略国家と断定する詭弁家
現代の魔女狩り裁判人・ 坂本義和 への告発状
国家間の原理を弁えない謝罪補償論者
ユスリ、タカリの共犯者・ 大江健三郎 への告発状
近代日本を全否定した国賊
進歩的文化人の原型・ 大塚久雄 への告発状
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さて、ここに述べられている人間のうち、
少なくとも赤で表示されている人間は共産党と対立している。
(加藤と鶴見は晩年支持に回ったけれども)
特に丸山、向坂、久野の3人は反共産主義として有名で
丸山に至っては戦後間もなくの時点で共産党批判を明言しており、
共産党も丸山の批判キャンペーンを行ったこともある。
こいつらは共産主義者どころかその反対の位置に立つ人間である。
スターリンの呪縛だなんて書いているが、要するに
スターリン主義→共産主義→悪魔思想→国賊と訴えたいのだろう。
こうやって共産主義者と単なる左翼を混同して攻撃するのが
お決まりのパターンで、右翼というのは敵の実態すら掴めていないのである。
(あるいは意図的にゆがめている)
おそらく有名な反保守の人間を叩きたかったのだろうが、
元共産党員の割に谷沢の決めつけは妄想の域に達している。
私が不破哲三の意見や党の外交政策、天皇制への態度を非難する一方で、
何だかんだで共産党の味方をしてしまうのも、
元党員のほぼ全員が極右に走って自分の妄想を平然と吹聴して
大衆を欺き、あまつさえそれによって大金をせしめるからである。
もちろん、共産党も内部では派閥争いがあるのだろうが、
破れた人間のみっともなさといったら目も当てられない。
戦後の論壇をみる限り、「左翼か右翼」かではなく
「共産主義」か「反共主義」かで見ていったほうが理解しやすい。
というのも、元共産主義あるいは非共産系の左翼は
えてして反共主義に走り、実質的にも実際的にも右翼と協力しているからである。
この点は侵略肯定者の佐藤優とつるむ左翼を批判する
元岩波書店社員の金氏のサイトが参考になる。
http://gskim.blog102.fc2.com/blog-entry-9.html
要するに、枝の部分だけ違うだけで連中は根っこの部分は同じであり、
派閥争いをしているにすぎない。そこが純粋なコミュニストと違う点だ。
もちろん、場合によっては協力することも考えられるが、
戦後左翼の右翼との協力はレイプ魔と一緒になって
女性の人権を訴えているようなもので、理屈が通らない。
コミュニストといっても、共産党よりも更に左な面々もいるが、
彼らは信条からか右翼とつるんだりはしない。構図としては
極左 日本共産党 (越えられない壁) 左翼 右翼 極右
となっており、左翼(反共左翼)も右翼も極右も同じグループの一員である。
この点ははっきり理解しないといけないと思う。