『週刊金曜日』に、あの小林よしのりのインタビュー記事が掲載されていた。
最近、小林は自分のことを棚に上げ、同胞であるはずのネトウヨを攻撃しているのだが、
その内容が結構笑えるもので、例えば問題の記事では
「安倍は、保守速報などのデタラメ情報を自分のフェイスブックで紹介している。
けしからん!」といったことを述べているのだが、
お前が言うなと思うのは私だけだろうか?
どうも小林によると、
あの『ゴーマニズム宣言』というコミックは活字媒体に属するものらしい。
今から15年ぐらい前の話だが、彼のウソだらけの漫画を読んで、
今で言うところのネトウヨに相当する連中が大量発生したことがある。
確か「ワシズム」とか言う雑誌を小学館から出していたし、
その時、小林よしのりファンクラブのようなものを作っていたし、
会員になったら、よしりんバッジをくれるとか書いてあったと思う。
何と言うか、外で暴れない在特会って感じだったのだ。
普通、過激な右翼というのは街宣車に乗ったり、大学のキャンパスに乱入したりして
ギャーギャー騒ぐものなのだが、彼の場合、それをメディアでやっていたのである。
いわば、ハードの媒体で暴れる既存の右翼に対して、
ソフトの媒体で暴れたのが小林よしのりだった。
無論、評論家や作家など、
ソフトの媒体(雑誌や本、講演など)で右翼活動をする人間は多くいたのだが、
よしりんの場合、それを漫画でやったことに新しさがあった。
活字が読めない人間をターゲットにデタラメ情報を有料で売りつけたのである。
結果、『戦争論』を読んですっかり騙された中高生が
自分の友達に又貸ししたりして、鼠算式に信者が増えていった。
このあたり、今のツイッターでまとめブログの記事を拡散するアレに似ている。
そのスタイルは今も変わらないと思うのだが、よしりんが言うには、
なんでも、今の若者は活字が苦手だからゴーマニズム宣言が読めないらしい。
……ネトウヨは小林に怒ってもいいんじゃないだろうか?
書いている内容は同じなのに、わざわざ金を払う馬鹿がどこにいるというのだ。
思えば『嫌韓流』が発売された頃までは、右翼=小林というぐらい彼は目立っていて、
学者や評論家も、渡辺昇一や櫻井よし子より小林の著作を批判していた。
それぐらい、影響力のある本を書いていたのである。
ところが、ネットの技術が発展し、ブログやYouTubeやニコニコ動画が
誰にも使えるようになる2004年~2006年あたりから、状況は一変して、
いつのまにか小林の存在感は非情に薄くなってしまった。
(少なくとも前よりは)
ブームがすぎたと言えばそれまでだが、
情報発信の中心が企業(マスコミ)から個人に移ったのが大きいと思う。
何と言うか、最近の小林よしのりを見ると、
時代の流れについてこられない昔の教祖様を見るようで心苦しい。
最近、小林は自分のことを棚に上げ、同胞であるはずのネトウヨを攻撃しているのだが、
その内容が結構笑えるもので、例えば問題の記事では
「安倍は、保守速報などのデタラメ情報を自分のフェイスブックで紹介している。
けしからん!」といったことを述べているのだが、
お前が言うなと思うのは私だけだろうか?
どうも小林によると、
あの『ゴーマニズム宣言』というコミックは活字媒体に属するものらしい。
今から15年ぐらい前の話だが、彼のウソだらけの漫画を読んで、
今で言うところのネトウヨに相当する連中が大量発生したことがある。
確か「ワシズム」とか言う雑誌を小学館から出していたし、
その時、小林よしのりファンクラブのようなものを作っていたし、
会員になったら、よしりんバッジをくれるとか書いてあったと思う。
何と言うか、外で暴れない在特会って感じだったのだ。
普通、過激な右翼というのは街宣車に乗ったり、大学のキャンパスに乱入したりして
ギャーギャー騒ぐものなのだが、彼の場合、それをメディアでやっていたのである。
いわば、ハードの媒体で暴れる既存の右翼に対して、
ソフトの媒体で暴れたのが小林よしのりだった。
無論、評論家や作家など、
ソフトの媒体(雑誌や本、講演など)で右翼活動をする人間は多くいたのだが、
よしりんの場合、それを漫画でやったことに新しさがあった。
活字が読めない人間をターゲットにデタラメ情報を有料で売りつけたのである。
結果、『戦争論』を読んですっかり騙された中高生が
自分の友達に又貸ししたりして、鼠算式に信者が増えていった。
このあたり、今のツイッターでまとめブログの記事を拡散するアレに似ている。
そのスタイルは今も変わらないと思うのだが、よしりんが言うには、
なんでも、今の若者は活字が苦手だからゴーマニズム宣言が読めないらしい。
……ネトウヨは小林に怒ってもいいんじゃないだろうか?
書いている内容は同じなのに、わざわざ金を払う馬鹿がどこにいるというのだ。
思えば『嫌韓流』が発売された頃までは、右翼=小林というぐらい彼は目立っていて、
学者や評論家も、渡辺昇一や櫻井よし子より小林の著作を批判していた。
それぐらい、影響力のある本を書いていたのである。
ところが、ネットの技術が発展し、ブログやYouTubeやニコニコ動画が
誰にも使えるようになる2004年~2006年あたりから、状況は一変して、
いつのまにか小林の存在感は非情に薄くなってしまった。
(少なくとも前よりは)
ブームがすぎたと言えばそれまでだが、
情報発信の中心が企業(マスコミ)から個人に移ったのが大きいと思う。
何と言うか、最近の小林よしのりを見ると、
時代の流れについてこられない昔の教祖様を見るようで心苦しい。