本屋で立ち読みした。いや、本当に立ち読みで良い本だと思う。
最近、よく池上彰氏とタッグを組んでいる佐藤優氏が書いた本。
私としてはゴールデンタイムにファミリーをターゲットに
右翼的言説を「中立的意見」と粉飾して偏見を助長させる池上彰のほうが性質が悪いと思うが、
この御仁も中々キレのある文章を書くなとちょっと感心した(嫌味です)
以下、出版元の潮出版社から。
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“知の巨人”が池田SGI会長の思想と言葉の力に迫る。
池田SGI会長によって世界諸大学・学術機関、
創価大学で行われた15の講演の解説集。
なぜ創価学会は世界宗教と成り得たのか――。
「池田氏にとって、真理は常に具体的だ。平和についても、抽象的な理論ではなく、
いま、ここで平和を実現するために一人ひとりが自らが置かれた状況で
何を行うかがたいせつなのである。
そのことが、昨今のいわゆる集団的自衛権、安保関連法案をめぐる議論で問われた。
創価学会と価値観を共有する公明党が頑張らなかったならば、
日本が戦争に参加するハードルは著しく低くなってしまった。
現実的に見た場合、公明党が平和を守ったのである。」(「あとがき」より)
http://www.usio.co.jp/html/books/shosai.php?book_cd=3973
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確か公明党って安保法案に賛成していたような・・・(汗)
【全文】公明党・山口代表が安全保障法制について会見
「公明党に失望」平和学の世界的権威ガルトゥング博士が批判
―公開書簡で池田大作氏に安保法制反対呼びかけ
安保法「反対署名」受け取り拒否 公明党の不思議
創価学会本部が安保法案を公式コメントで支持することの意味について
一応、フォロー(?)すると、創価学会の会員の中には安保法案に反対する人間もいる。
上から3番目の記事は反対書名を持参した会員を公明党が門前払いしたことが書かれている。
なお、会員のブログを読むと、以前から
佐藤氏はこの手の本を書いていたようで、バッチリ批判されている。
佐藤優が創価をヨイショする訳
こんな記事も書いていたらしい。
「
「潮」08年11月号 佐藤優寄稿論文「信教の自由を侵害する政治家の『不見識』」より
新自由主義が蔓延する現在にあって、以上のような「再分配」の観点から見ても、
公明党は新自由主義政策の行きすぎに対するブレーキ役を果たしてきたと思う。
また、イラク戦争やアフガニスタンの問題でも同様の役割を果たしてきたと思う。
自民単独であれば、もっと違うシナリオになっていたと思う。」
小泉構造改革を支えてきたのは公明党だったような・・・(汗
要するに、公明党がいなければ、もっと非道くなっていたと言いたいらしい。
だが、公明党が協力しなければどうなっていたかなど、誰にもわからない。
それこそ神のみぞ知るというものだ。
そもそも、新自由主義自体は十分、やりすぎだったわけで、
まるで丁度良い塩梅に調整されたかのような佐藤氏の言い方には違和感がある。
少なくとも公明党の反対というものは自民党にとって困らない程度の反対だったと思う。
上記記事が書かれた2008年の時点では、民主党のほうが頑張っていた。
ねじれ国会でことごとく自民党を妨害していたのは民主党であり、その逆ではない。
以上、ざっと見たが、公明党が平和の党ならとっくの昔に自民党とケンカ別れしているはずで、
百歩譲っても平和主義を掲げているのは一部の会員であって、
創価学会が組織として平和運動を展開したわけでもない。
よくもまぁ、こんな提灯記事が書けるなと感心するが、
ある意味、こういう人物だからこそ池上彰と意気投合できるのだろう。
そういう意味では非常に貴重な本だったのかもしれない。
(今の論壇のレベルを知る上でと言う意味で)
最近、よく池上彰氏とタッグを組んでいる佐藤優氏が書いた本。
私としてはゴールデンタイムにファミリーをターゲットに
右翼的言説を「中立的意見」と粉飾して偏見を助長させる池上彰のほうが性質が悪いと思うが、
この御仁も中々キレのある文章を書くなとちょっと感心した(嫌味です)
以下、出版元の潮出版社から。
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“知の巨人”が池田SGI会長の思想と言葉の力に迫る。
池田SGI会長によって世界諸大学・学術機関、
創価大学で行われた15の講演の解説集。
なぜ創価学会は世界宗教と成り得たのか――。
「池田氏にとって、真理は常に具体的だ。平和についても、抽象的な理論ではなく、
いま、ここで平和を実現するために一人ひとりが自らが置かれた状況で
何を行うかがたいせつなのである。
そのことが、昨今のいわゆる集団的自衛権、安保関連法案をめぐる議論で問われた。
創価学会と価値観を共有する公明党が頑張らなかったならば、
日本が戦争に参加するハードルは著しく低くなってしまった。
現実的に見た場合、公明党が平和を守ったのである。」(「あとがき」より)
http://www.usio.co.jp/html/books/shosai.php?book_cd=3973
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確か公明党って安保法案に賛成していたような・・・(汗)
【全文】公明党・山口代表が安全保障法制について会見
「公明党に失望」平和学の世界的権威ガルトゥング博士が批判
―公開書簡で池田大作氏に安保法制反対呼びかけ
安保法「反対署名」受け取り拒否 公明党の不思議
創価学会本部が安保法案を公式コメントで支持することの意味について
一応、フォロー(?)すると、創価学会の会員の中には安保法案に反対する人間もいる。
上から3番目の記事は反対書名を持参した会員を公明党が門前払いしたことが書かれている。
なお、会員のブログを読むと、以前から
佐藤氏はこの手の本を書いていたようで、バッチリ批判されている。
佐藤優が創価をヨイショする訳
こんな記事も書いていたらしい。
「
「潮」08年11月号 佐藤優寄稿論文「信教の自由を侵害する政治家の『不見識』」より
新自由主義が蔓延する現在にあって、以上のような「再分配」の観点から見ても、
公明党は新自由主義政策の行きすぎに対するブレーキ役を果たしてきたと思う。
また、イラク戦争やアフガニスタンの問題でも同様の役割を果たしてきたと思う。
自民単独であれば、もっと違うシナリオになっていたと思う。」
小泉構造改革を支えてきたのは公明党だったような・・・(汗
要するに、公明党がいなければ、もっと非道くなっていたと言いたいらしい。
だが、公明党が協力しなければどうなっていたかなど、誰にもわからない。
それこそ神のみぞ知るというものだ。
そもそも、新自由主義自体は十分、やりすぎだったわけで、
まるで丁度良い塩梅に調整されたかのような佐藤氏の言い方には違和感がある。
少なくとも公明党の反対というものは自民党にとって困らない程度の反対だったと思う。
上記記事が書かれた2008年の時点では、民主党のほうが頑張っていた。
ねじれ国会でことごとく自民党を妨害していたのは民主党であり、その逆ではない。
以上、ざっと見たが、公明党が平和の党ならとっくの昔に自民党とケンカ別れしているはずで、
百歩譲っても平和主義を掲げているのは一部の会員であって、
創価学会が組織として平和運動を展開したわけでもない。
よくもまぁ、こんな提灯記事が書けるなと感心するが、
ある意味、こういう人物だからこそ池上彰と意気投合できるのだろう。
そういう意味では非常に貴重な本だったのかもしれない。
(今の論壇のレベルを知る上でと言う意味で)