パク・ユハは言うまでもなく、国内では北大の玄武岩など、
最近、右と左の枠を超えて、日本と韓国の和解を目指そうとする動きがある。
彼らの言葉で一番気になるのが、日本と韓国の対立を嫌韓と反日の対立とみなすことだ。
日本の嫌韓は確かに史実改ざん、人種差別を含んだヘイト・クライムだが、
別に韓国は日本人そのものを見下すように教育はしていないし、
歴史問題にしても、慰安婦制度を主とする日本の植民地支配を認めろというものだ。
日本のような平然とウソをついたり責任を逃れようとする態度とは質そのものが違う。
実際、韓国の留学生を相手にしても、彼らが怒っているのは日本政府や
右翼の態度であり、日本人そのものに対してキレているわけではない。当然の話だ。
私だって、アメリカ政府の植民地主義には憮然としているが、
それはアメリカ人そのものへの蔑視にはならない。
むしろ、アメリカの知識人は日本と違い、画期的な意見、
傾聴に値する意見を多々発言している。最近は洋書や翻訳書ばかり読むようになった。
政府を批判することと、民族を差別することとは別問題である。
韓国の反日とは、あくまでも日本政府や政府よりの人間に対する批判だが、
日本の嫌韓は、朝鮮民族そのものへ対する人種差別であり、同類のものではない。
ところが、一部の知識人は、なぜか同レベルの行為とした上で、
どっちもどっち論を展開する。それは誰にとって役立つか?言うまでもない。
加えて、和解論者は、日本政府の現在の言動に対する非難はあまりしない。
いわゆる反日論者は、まさに日本政府の今の対応に異議を唱えているにも関わらずだ。
和解論者は、まるで日本政府が誠実に対応しようとしているかのように語る。
だが、これは本当だろうか?次の記事を読んでみよう。
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日本 元韓国人強制労働者に199円支給、韓国「ばかにしている」
韓国の市民団体「勤労挺身隊ハルモニ(おばあさん)
とともにする市民の集まり」はこのほど、第2次世界大戦中に
三菱重工業の軍需工場で働いた元朝鮮女子勤労挺身隊の韓国人女性3人が
日本政府に厚生年金脱退手当金の支払いを求めたことに対し、
日本政府が関係機関を通じ1人当たり199円を支払ったことを明らかにした。
中国新聞網が韓国メディアの24日の報道を引用して報じた。
日本側は強制連行した労働者に対し、
帰国時に厚生年金の脱退手当金を支給することになっているが、
多くの韓国人労働者は受け取っていない。
1944年当時、日本で強制労働させられたキム・ジェリムさん(84)、
ヤン・ヨンスさん(85)、シム・ソンエさん(84)、故オ・ギルエさんの弟(78)
の4人は昨年11月、日本政府を相手に厚生年金脱退手当金の支払いを求めた。
日本政府は、キムさん、ヤンさん、シムさんの3人は
一定期間厚生年金への加入が認められるとして1人当たり199円を支払ったものの、
オさんの遺族に対しては、オさんが加入期間の6カ月を満たしていないとして支払わなかった。
199円は、日本政府が当時の給与基準を基に算出した額だ。
これに対して、同団体は、2009年に元労働者に支払われた金額は99円だったのに対し、
今回は199円だったことは日本側に補償に関する明確な基準がないことの表れだと非難。
3人は2年近く強制労働させられ、今もなお苦痛が消えていないとして、
日本政府と三菱重工に被害者への謝罪を求めている。
1998年、戦時に強制徴用された韓国の元労働者8人は日本政府に、
厚生年金脱退手当金の支給を求めた。2009年9月に申請資格が認められた7人に、
1人当たり99円が支払われ、韓国国民の憤りを買った。(編集KN)
「人民網日本語版」2015年2月25日
http://j.people.com.cn//n/2015/0225/c94475-8853653.html
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強制連行の被害者に支払われた金額が
99円、あるいは199円。
なんとも非道い話ではないか。
同じことをアメリカ政府にやられたら、
私たち日本人は笑って済ませられるだろうか?
反日に走らせる最大の原因は、過去に何をやったかではなく、
今、日本政府が何をしているかによるものだ。
歴史問題にしても、過去に行ったことではなく、
過去に行ったことを忘れようとする今の行為を批判しているのである。
この辺の理解がいまいち、和解論者にはないようで、
玄武岩に至っては韓国は被害者としての優越感に浸っているようだ(すごい言葉!)。
問題は、この手の和解論者の言葉が
岩波書店や朝日新聞社などによって拡散されていることだろう。
日本の右傾化は左翼の右傾化。ゆめゆめ忘れてはならないことである。
最近、右と左の枠を超えて、日本と韓国の和解を目指そうとする動きがある。
彼らの言葉で一番気になるのが、日本と韓国の対立を嫌韓と反日の対立とみなすことだ。
日本の嫌韓は確かに史実改ざん、人種差別を含んだヘイト・クライムだが、
別に韓国は日本人そのものを見下すように教育はしていないし、
歴史問題にしても、慰安婦制度を主とする日本の植民地支配を認めろというものだ。
日本のような平然とウソをついたり責任を逃れようとする態度とは質そのものが違う。
実際、韓国の留学生を相手にしても、彼らが怒っているのは日本政府や
右翼の態度であり、日本人そのものに対してキレているわけではない。当然の話だ。
私だって、アメリカ政府の植民地主義には憮然としているが、
それはアメリカ人そのものへの蔑視にはならない。
むしろ、アメリカの知識人は日本と違い、画期的な意見、
傾聴に値する意見を多々発言している。最近は洋書や翻訳書ばかり読むようになった。
政府を批判することと、民族を差別することとは別問題である。
韓国の反日とは、あくまでも日本政府や政府よりの人間に対する批判だが、
日本の嫌韓は、朝鮮民族そのものへ対する人種差別であり、同類のものではない。
ところが、一部の知識人は、なぜか同レベルの行為とした上で、
どっちもどっち論を展開する。それは誰にとって役立つか?言うまでもない。
加えて、和解論者は、日本政府の現在の言動に対する非難はあまりしない。
いわゆる反日論者は、まさに日本政府の今の対応に異議を唱えているにも関わらずだ。
和解論者は、まるで日本政府が誠実に対応しようとしているかのように語る。
だが、これは本当だろうか?次の記事を読んでみよう。
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日本 元韓国人強制労働者に199円支給、韓国「ばかにしている」
韓国の市民団体「勤労挺身隊ハルモニ(おばあさん)
とともにする市民の集まり」はこのほど、第2次世界大戦中に
三菱重工業の軍需工場で働いた元朝鮮女子勤労挺身隊の韓国人女性3人が
日本政府に厚生年金脱退手当金の支払いを求めたことに対し、
日本政府が関係機関を通じ1人当たり199円を支払ったことを明らかにした。
中国新聞網が韓国メディアの24日の報道を引用して報じた。
日本側は強制連行した労働者に対し、
帰国時に厚生年金の脱退手当金を支給することになっているが、
多くの韓国人労働者は受け取っていない。
1944年当時、日本で強制労働させられたキム・ジェリムさん(84)、
ヤン・ヨンスさん(85)、シム・ソンエさん(84)、故オ・ギルエさんの弟(78)
の4人は昨年11月、日本政府を相手に厚生年金脱退手当金の支払いを求めた。
日本政府は、キムさん、ヤンさん、シムさんの3人は
一定期間厚生年金への加入が認められるとして1人当たり199円を支払ったものの、
オさんの遺族に対しては、オさんが加入期間の6カ月を満たしていないとして支払わなかった。
199円は、日本政府が当時の給与基準を基に算出した額だ。
これに対して、同団体は、2009年に元労働者に支払われた金額は99円だったのに対し、
今回は199円だったことは日本側に補償に関する明確な基準がないことの表れだと非難。
3人は2年近く強制労働させられ、今もなお苦痛が消えていないとして、
日本政府と三菱重工に被害者への謝罪を求めている。
1998年、戦時に強制徴用された韓国の元労働者8人は日本政府に、
厚生年金脱退手当金の支給を求めた。2009年9月に申請資格が認められた7人に、
1人当たり99円が支払われ、韓国国民の憤りを買った。(編集KN)
「人民網日本語版」2015年2月25日
http://j.people.com.cn//n/2015/0225/c94475-8853653.html
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強制連行の被害者に支払われた金額が
99円、あるいは199円。
なんとも非道い話ではないか。
同じことをアメリカ政府にやられたら、
私たち日本人は笑って済ませられるだろうか?
反日に走らせる最大の原因は、過去に何をやったかではなく、
今、日本政府が何をしているかによるものだ。
歴史問題にしても、過去に行ったことではなく、
過去に行ったことを忘れようとする今の行為を批判しているのである。
この辺の理解がいまいち、和解論者にはないようで、
玄武岩に至っては韓国は被害者としての優越感に浸っているようだ(すごい言葉!)。
問題は、この手の和解論者の言葉が
岩波書店や朝日新聞社などによって拡散されていることだろう。
日本の右傾化は左翼の右傾化。ゆめゆめ忘れてはならないことである。