時事解説「ディストピア」

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集団的自衛権を批判するために本当に必要なこと

2015-07-15 23:47:43 | 国際政治
集団的自衛権の容認は米韓の北朝鮮への圧力の強化と平行して進められている。


これはジャイアンとスネ夫が「お前もイジメに加われ」と言っているようなもので、
根本的かつ優先して行うべきことはイジメそのものに抗議することであることは言うまでもない。


つまり、日本の軍拡だけを責めても意味はなく、
アメリカや韓国の軍事戦略にも真っ向から非難しなければならない



……のだが、今の韓国やアメリカがどれだけ
とんでもないことをしているのか、知っている&批判している人間は少ないのではと思う。



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15日ソウルで、韓国における米軍駐留に関する合意
(在韓米軍地位協定[SOFA])遂行をめぐる合同委員会の定例会合が開かれる。


そこでは、基本的な問題として、オサン(烏山)にある
米空軍基地に生きた炭疽菌(病原体の生きた胞子)のサンプルが
送られた事件が取り上げられる見込みだ。



会合では、米軍の内部調査の結果が示され、事件調査のため
最近作られた合同作業グループが今後実際に講ずる措置が話し合われる。



しかし会合の本当の目的は、現地の活動家達の見方によれば、
かくも危険な事件が起きる可能性を持つ米軍駐留に関する合意に修正を加える事だろう。


例えば、合意の第9条によれば、
米国軍人は、税関検査を通さずに、郵便物を送ったり受け取ったりできる。


そうした方法で米国は、潜在的に危険な物質を韓国に送る事が出来るため、
現地当局も又地元住民も、不安を感じているのだ。 



これに関連して、今回の会合には初めて、
地元キョンギド(京畿道)の行政の中心地オサン(烏山)の代表も参加する。


代表は会合で、事件に関するあらゆる情報の開示、
米軍基地に送られてくるものすべての透明性を保障するための
合意内容の変更を強く主張するものとみられる。



また、問題は、あれやこれやの危険物質を持ちこむことに何の予告もなかった事ばかりではない。

多くの韓国人達は、
自国領内で細菌兵器を使用した実験がなされていた
という事実自体に拒絶反応を示している。



会合の前日開かれた記者会見で、キョサンナムドの社会団体の代表らは、
送付された炭疽菌も関係しているジュピター
(JUPITR ― Joint United States Forces Portal and
Integrated Threat Recognition)プログラムに対する詳しい調査を実施する必要性を訴えた。


また彼らは、オバマ大統領に、謝罪と責任者全員の処罰を強く求めた。




米国側の説明によれば、炭疽菌のサンプルは、
北朝鮮が生物学兵器を使用した場合を想定した演習で使うはずだった
との事だ。




しかし、こうした演習実施の事実自体、韓国民には広く伝わっておらず、
その事は現在MERSコロナウイルスの急激な蔓延が問題となっている韓国では、
とりわけ大きな憤りを呼び起こしている。



おまけに、人を死に至らしめる危険な細菌兵器を使った
演習実施が必要だとする根拠は、事件について報道された後、明らかにされた。


また「軍事目的で炭疽菌を生産している」ピョンヤンの生物学研究所の
「写真を分析し」そうした結論が出たとの説明は、余りにも説得力がない。




これに対し、朝鮮民主主義人民共和国の国連大使は、
朝鮮半島で戦争が起きた場合、自分達に対し生物学兵器を用いる考えが
米国にはあるのだと非難した。15日に開かれる合同委員会会合は、
韓国では北からの生物学兵器による攻撃の危険性をどのくらい感じているのか、
そうしたコンテキストの中で北の「脅威」への米国の対抗策が
どう評価されているのかを示す、よい機会となるだろう。

続きを読む http://jp.sputniknews.com/asia/20150715/582424.html#ixzz3fyFuLpZB

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実は、アメリカと韓国は朝鮮戦争で細菌兵器を使用している。

しかも、その兵器は日本で培養されたものであり、
さらに、その兵器の製造者は731部隊の構成メンバーだった。


このことは学問的にも認められた事実なのであるが、意外と知られていない。


つまり、今回の事件は、アメリカや韓国は北朝鮮に対して
大量虐殺兵器を使うぞと言っているようなものなのだが、この点と絡めて
日本の軍拡を非難する声(つまり、北朝鮮バッシングへの疑問)はない。



要するに、ジャイアンとスネ夫がイジメをしている時に、
のび太が参加するかしないかだけを論じたって、眼前の悪事は止められていないでしょという話。


上の記事を読んでも、在韓米軍基地の問題と沖縄の問題は事情が酷似しているとわかるはずだ。
私たちがすべきことは、在韓米軍の反対運動者と日本のそれとが団結して、

アジアにアメリカは要らないと主張することだと思うのだが……いかがであろうか。


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