三菱マテリアル株式会社(もと三菱鉱業)が
米ロサンゼルスで19日、第二次世界大戦中に日本軍の捕虜となった後、
鉱山で強制労働を強いられた約900人の元米兵捕虜に対し、謝罪の言葉を伝えた。
元米兵捕虜900人を代表して謝罪を受けたジェームズ・マーフィー氏(94)は、
強制労働を強いられた元米兵捕虜の中で、今も健在である2人のうちのひとり。新華網が伝えた。
http://japanese.beijingreview.com.cn/zxnew/txt/2015-07/21/content_696898.htm
--------------------------------------------
あまり話題になっていないが、先日、三菱マテリアルが
強制労働の責任を認め、元アメリカ兵にし対して謝罪の意を伝えた。
これは、戦前の日本が過酷な奴隷労働を強いたことを三菱マテリアルが認めた
ことになるのだから、さぞかし大騒ぎになるだろうと思った。
「ついにアメリカまで反日に走ったぞ、ウガァアアア!!!」という声が聞こえるはずと。
ところが、19日から数日経っても、これといった大ニュースにならず、
保守速報などの極右サイトでも、全く取り上げていない。まるでなかったかのようだ。
どうして誇り高き日本人(笑)は、
アメリカが相手だと急に弱気になるのだろう?
なっさけねーなー
http://www.sankei.com/world/news/150715/wor1507150038-n1.html
産経も共同通信の記事を転載するに留まり、
アメリカ兵や三菱マテリアルの反日行為(笑)に対して抗議していない。
スネ夫でさえジャイアンに逆らうことがあるのに、
この犬っぷり、お見事だ。
そもそも、日本が侵略戦争を行ったという歴史観は、何も中国や韓国だけでなく、
日本と戦ったアメリカ・イギリス・フランス等の欧米列強が共有しているものだ。
よって、本来なら欧米に対しても極右は牙を向けなければならないはずなのだが、
白人が相手だと急に弱々しくなる。この負け犬根性、どうにかならないのだろうか?
実際、アメリカ政府は「常にアメリカは民主主義のための戦争をしてきた」とみなしている。
第二次大戦も朝鮮戦争もベトナムもアフガンもイラクも正しい戦争ということになっている。
つまり、日本との戦争も悪しき日本を正しきアメリカが成敗してやった歴史として
伝えられているのだが、極右&保守は、なぜか決して怒ろうとしない。
連中にはプライドがないのだろうか?
白人には「仰るとおりです!許してくだせぇえええ!!!」と土下座し、
黄色人には「疑わしい!反日め!」とぬかすこの小物っぷりよ。
連中の頭の中では、日本人というのはもっとこう、高潔な人物を
イメージしているはずなのだが、実際はサル以下のペット民族になり下がっている。
アメリカの世論でさえ「原爆をおいて、謝罪を求めるのか」という声があるのに(汗
これとは別に、中国人の強制連行を巡っての裁判は今も続いている。
これらの裁判には敗訴になっているものも少なくないが、
それは「強制連行の事実は認めるが、支払いの義務は無い」というもので、
強制連行の事実そのものは言い逃れできない事実として認められていたりする。
これは、戦後まもなく日本政府が実施した調査報告書をはじめとして、
強制連行を証明する物的証拠が多々あるためである。
極右お得意の「証拠を見せろぉおお!」はこの件に関しては通用しない。
それでも「中国に都合の良い史料しか選んでいない(キリッ)」とほざくのだろうけど(溜息)
特に問題の三菱マテリアルとの間では、未だ裁判が継続中で、
最新の状況は去年の12月に出版された『日中和解への道』に詳しく書かれている。
これを読むと、本当に往生際が悪いというかセコいというか、
卑怯くさいなと思わざるを得ない。その点は、向こうの人間も感じたようである。
記事の続きを読んでみよう。
----------------------------------------------------
1944年9月、マーフィー氏を含む米兵捕虜は、
秋田県花輪にあった三菱鉱業尾去沢鉱山に強制連行され、
まるで奴隷のような過酷な労働を強いられ、そのような悲惨な状況は終戦まで続いた。
三菱マテリアルの木村光常務執行役員が、マーフィー氏に対して謝罪の言葉を述べ、
「三菱鉱業の事業を引き継いだ企業として、我々は、過去の悲劇に対する
道義的責任を重く受け止めている」と話した。
しかし、木村氏と三菱マテリアルの謝罪は、これで終わった訳ではない。
むしろ、この謝罪は、マーフィー氏を利用して、
世間に対する自らの立場を有利にしようとするものだ。
実のところ、日本軍国主義と三菱鉱業など日本企業が侵害した対象は、
マーフィー氏ら米兵捕虜だけにとどまらない。
日本側の資料によると、少なくとも493人の中国人労働者が、
マーフィー氏と同じように、尾去沢鉱山に連行され過酷な労働を強いられた。
中国人労働者の境遇は、米兵捕虜より更に悲惨だった。
日本政府が戦後発表した報告書によると、
三菱鉱業は戦時中、日本国内にある12カ所の工業拠点や鉱山において、
計3765人の中国人労働者を奴隷のように酷使、うち約720人が死亡した。
尾去沢鉱山では、86人の中国人労働者が死亡した。
第二次世界大戦が終わり70年が経過したたが、
元中国人労働者は、いまだに三菱マテリアルからの謝罪の言葉を耳にしていない。
1997年以降、元中国人労働者の生存者と遺族は、
東京、北海道、福岡、長崎、宮崎の各地で続々と三菱マテリアルを
相手に訴訟を起こしたが、いずれも敗訴した。
昨年、第二次大戦中に日本で強制労働を強いられた
一部の元中国人労働者と遺族が、三菱マテリアルと別の日本企業を相手に訴訟を起こし、
日本側からの陳謝と損害賠償を求めたが、今もなお、2社からは積極的な反応は得られていない。
三菱鉱業は、第二次世界戦争中に
日本が中国人を連行して労働を強いた史実の、ひとつの縮図と言えよう。
戦時中、約4万人の中国人が日本に強制連行され、
日本軍国主義と日本企業から、悲惨極まりない搾取や酷使の被害に遭い、
それによって約7千人の中国人労働者が命を落とした。
マーフィー氏は、
「戦後70年が経ち、ついに日本人から謝罪の言葉を聴くことができた。
非常にへりくだった謙虚な態度で陳謝した木村氏に誠意を感じた」と語った。
しかし、日本政府と企業は、米国に対しては「へりくだった」顔を見せているが、
被害がより深刻だったアジア諸国に対しては、「横暴な」態度を取り続けている。
与党・自民党からは、安倍政権に対し、
「世界文化遺産に登録されたばかりの『明治日本の産業革命遺産』
の一部工業・鉱業遺跡で、中国大陸・朝鮮半島出身の労働者が
強制労働をさせられたとする歴史的事実を訂正するよう、
海外メディアへの働きかけを強化すべき」という声も挙がっている。
戦後70年、戦争の被害者であれ加害者であれ、起きた事実を煙に巻くことはできない。
日本の戦争謝罪が米国に対してのみ行われるのであれば、これは、「卑怯者の陳謝」である。
また、日本が、米国のご機嫌を取ることを目的に
米国人に謝罪して和解を求めたのであれば、これは「偽善者の和解」である。
http://japanese.beijingreview.com.cn/zxnew/txt/2015-07/21/content_696898.htm
http://japanese.beijingreview.com.cn/zxnew/txt/2015-07/21/content_696898_2.htm
----------------------------------------------------
結局、逃げれば逃げるほど状況は悪くなっていく一方であり、
とっとと国家賠償をしたほうが良いと思うのだが…アメリカ以外とは嫌なのか?
米ロサンゼルスで19日、第二次世界大戦中に日本軍の捕虜となった後、
鉱山で強制労働を強いられた約900人の元米兵捕虜に対し、謝罪の言葉を伝えた。
元米兵捕虜900人を代表して謝罪を受けたジェームズ・マーフィー氏(94)は、
強制労働を強いられた元米兵捕虜の中で、今も健在である2人のうちのひとり。新華網が伝えた。
http://japanese.beijingreview.com.cn/zxnew/txt/2015-07/21/content_696898.htm
--------------------------------------------
あまり話題になっていないが、先日、三菱マテリアルが
強制労働の責任を認め、元アメリカ兵にし対して謝罪の意を伝えた。
これは、戦前の日本が過酷な奴隷労働を強いたことを三菱マテリアルが認めた
ことになるのだから、さぞかし大騒ぎになるだろうと思った。
「ついにアメリカまで反日に走ったぞ、ウガァアアア!!!」という声が聞こえるはずと。
ところが、19日から数日経っても、これといった大ニュースにならず、
保守速報などの極右サイトでも、全く取り上げていない。まるでなかったかのようだ。
どうして誇り高き日本人(笑)は、
アメリカが相手だと急に弱気になるのだろう?
http://www.sankei.com/world/news/150715/wor1507150038-n1.html
産経も共同通信の記事を転載するに留まり、
アメリカ兵や三菱マテリアルの反日行為(笑)に対して抗議していない。
スネ夫でさえジャイアンに逆らうことがあるのに、
この犬っぷり、お見事だ。
そもそも、日本が侵略戦争を行ったという歴史観は、何も中国や韓国だけでなく、
日本と戦ったアメリカ・イギリス・フランス等の欧米列強が共有しているものだ。
よって、本来なら欧米に対しても極右は牙を向けなければならないはずなのだが、
白人が相手だと急に弱々しくなる。この負け犬根性、どうにかならないのだろうか?
実際、アメリカ政府は「常にアメリカは民主主義のための戦争をしてきた」とみなしている。
第二次大戦も朝鮮戦争もベトナムもアフガンもイラクも正しい戦争ということになっている。
つまり、日本との戦争も悪しき日本を正しきアメリカが成敗してやった歴史として
伝えられているのだが、極右&保守は、なぜか決して怒ろうとしない。
連中にはプライドがないのだろうか?
白人には「仰るとおりです!許してくだせぇえええ!!!」と土下座し、
黄色人には「疑わしい!反日め!」とぬかすこの小物っぷりよ。
連中の頭の中では、日本人というのはもっとこう、高潔な人物を
イメージしているはずなのだが、実際はサル以下のペット民族になり下がっている。
アメリカの世論でさえ「原爆をおいて、謝罪を求めるのか」という声があるのに(汗
これとは別に、中国人の強制連行を巡っての裁判は今も続いている。
これらの裁判には敗訴になっているものも少なくないが、
それは「強制連行の事実は認めるが、支払いの義務は無い」というもので、
強制連行の事実そのものは言い逃れできない事実として認められていたりする。
これは、戦後まもなく日本政府が実施した調査報告書をはじめとして、
強制連行を証明する物的証拠が多々あるためである。
極右お得意の「証拠を見せろぉおお!」はこの件に関しては通用しない。
それでも「中国に都合の良い史料しか選んでいない(キリッ)」とほざくのだろうけど(溜息)
特に問題の三菱マテリアルとの間では、未だ裁判が継続中で、
最新の状況は去年の12月に出版された『日中和解への道』に詳しく書かれている。
これを読むと、本当に往生際が悪いというかセコいというか、
卑怯くさいなと思わざるを得ない。その点は、向こうの人間も感じたようである。
記事の続きを読んでみよう。
----------------------------------------------------
1944年9月、マーフィー氏を含む米兵捕虜は、
秋田県花輪にあった三菱鉱業尾去沢鉱山に強制連行され、
まるで奴隷のような過酷な労働を強いられ、そのような悲惨な状況は終戦まで続いた。
三菱マテリアルの木村光常務執行役員が、マーフィー氏に対して謝罪の言葉を述べ、
「三菱鉱業の事業を引き継いだ企業として、我々は、過去の悲劇に対する
道義的責任を重く受け止めている」と話した。
しかし、木村氏と三菱マテリアルの謝罪は、これで終わった訳ではない。
むしろ、この謝罪は、マーフィー氏を利用して、
世間に対する自らの立場を有利にしようとするものだ。
実のところ、日本軍国主義と三菱鉱業など日本企業が侵害した対象は、
マーフィー氏ら米兵捕虜だけにとどまらない。
日本側の資料によると、少なくとも493人の中国人労働者が、
マーフィー氏と同じように、尾去沢鉱山に連行され過酷な労働を強いられた。
中国人労働者の境遇は、米兵捕虜より更に悲惨だった。
日本政府が戦後発表した報告書によると、
三菱鉱業は戦時中、日本国内にある12カ所の工業拠点や鉱山において、
計3765人の中国人労働者を奴隷のように酷使、うち約720人が死亡した。
尾去沢鉱山では、86人の中国人労働者が死亡した。
第二次世界大戦が終わり70年が経過したたが、
元中国人労働者は、いまだに三菱マテリアルからの謝罪の言葉を耳にしていない。
1997年以降、元中国人労働者の生存者と遺族は、
東京、北海道、福岡、長崎、宮崎の各地で続々と三菱マテリアルを
相手に訴訟を起こしたが、いずれも敗訴した。
昨年、第二次大戦中に日本で強制労働を強いられた
一部の元中国人労働者と遺族が、三菱マテリアルと別の日本企業を相手に訴訟を起こし、
日本側からの陳謝と損害賠償を求めたが、今もなお、2社からは積極的な反応は得られていない。
三菱鉱業は、第二次世界戦争中に
日本が中国人を連行して労働を強いた史実の、ひとつの縮図と言えよう。
戦時中、約4万人の中国人が日本に強制連行され、
日本軍国主義と日本企業から、悲惨極まりない搾取や酷使の被害に遭い、
それによって約7千人の中国人労働者が命を落とした。
マーフィー氏は、
「戦後70年が経ち、ついに日本人から謝罪の言葉を聴くことができた。
非常にへりくだった謙虚な態度で陳謝した木村氏に誠意を感じた」と語った。
しかし、日本政府と企業は、米国に対しては「へりくだった」顔を見せているが、
被害がより深刻だったアジア諸国に対しては、「横暴な」態度を取り続けている。
与党・自民党からは、安倍政権に対し、
「世界文化遺産に登録されたばかりの『明治日本の産業革命遺産』
の一部工業・鉱業遺跡で、中国大陸・朝鮮半島出身の労働者が
強制労働をさせられたとする歴史的事実を訂正するよう、
海外メディアへの働きかけを強化すべき」という声も挙がっている。
戦後70年、戦争の被害者であれ加害者であれ、起きた事実を煙に巻くことはできない。
日本の戦争謝罪が米国に対してのみ行われるのであれば、これは、「卑怯者の陳謝」である。
また、日本が、米国のご機嫌を取ることを目的に
米国人に謝罪して和解を求めたのであれば、これは「偽善者の和解」である。
http://japanese.beijingreview.com.cn/zxnew/txt/2015-07/21/content_696898.htm
http://japanese.beijingreview.com.cn/zxnew/txt/2015-07/21/content_696898_2.htm
----------------------------------------------------
結局、逃げれば逃げるほど状況は悪くなっていく一方であり、
とっとと国家賠償をしたほうが良いと思うのだが…アメリカ以外とは嫌なのか?