2017年7月9日
実は少し前におもしろいものを購入しました。
それがこれ。
なんだかわかりますか?
実はこれ、レコードをクリーニングする機械なのです。(手動ですが)
これまでは、あのベルベットがついてて回したレコードを拭くレコードクリーナーを使ってました。
よくある1000~2000円くらいで売ってる普通のヤツ。
古いレコードだとたまにカビが生えてたり、恐ろしくホコリが付いていたりするので、これで拭くとレコードクリーナー自身が汚れてしまいそうで、しかも取れない(^^;
レコードクリーナー用のクリーナーが欲しくなります(笑)
今回導入したクリーナーはレコードを専用の液で濡らして、付属のブラシで洗い、最後には液ごと吸い込んでしまうという仕組み。
これ、なかなかいいです。
どうやって使うかというと、まずはターンテーブルにレコードを乗せます。
真ん中のラベルが液で濡れないように右端に置いてある丸いアクリル製カバーを付けます。
軽く留めて。(←あまりゆるいとターンテーブルが空回りするので、締め具合はいろいろ試してみてください)
木製のスイッチを左に。
turntableって書かれているのは単に回るだけ。
vacuumは回りながら吸い込みます。どんな風に吸い込むかは後で説明しますね。
とりあえず、ターンテーブルを回して、
クリーニング液を垂らします。液はけっこう使います。
レコードの溝に均一に液が浸透するようにブラシで伸ばします。
写真だとレコートの黒い部分と白い筋が見えますか?
白い部分はまだ液が浸透していない部分です。真っ黒になるまで伸ばします。足りなかったら液を足します。
で、ブラシをそーっと乗せて掃除します。
この段階ではどこまでゴミが取れてるのかはよくわかりません。
実際にレコードを聴いてみて、ノイズが出たらもういちどクリーニングすればいいと思います。
湿度が低いときは静電気が発生するので静電気を逃がす刷毛みたいな部品を出して、
これでほんとに静電気が取れるのかな~と少々疑問ですが、実際に試してみたら効果はあるみたいです。
完全に無くなるわけではなさそうですが。
そしてバキューム用の筒を出します。
木製のスイッチをvacuum側に回します。
レコードから少し離れていますが、吸い込み始めると勝手に降りてきます。
(吸い込む前は液でレコード盤が黒くなってるのがわかりますか?)
吸い込んでいる時は掃除機のような音がします。かなりうるさいです!
vacuumするとこんな感じ。
3~5回位回して終了~
液が吸い込まれるとレコードの溝がはっきりと見えてきます。
レコードは適当に立てて、レコード盤の水分が蒸発した頃に袋に入れて片付けます。
(液は20%のアルコールなので意外と早く乾きます。)
だいたい5分位で1枚のクリーニングが終わります。
これを使い始めるとこれまでのベルベットのクリーナーを使う気がしなくなりました(^^;
もうクリーナーを使わずに聴いて、汚れてきたらクリーニングというパターンになりそうです。
これは日本製の機械なのですが、海外のものもあります。
海外製が最初にあって、やっと日本製が出てきたというのが正確ですね。
日本製のこの機械もいいのですが、ひとつ難点がありまして。。。
このスイッチ。
操作手順からすると、VACUUMが終わったらOFFにはしません。すぐにTURNTABLEにします。
なのでスイッチの順は、OFF → TURNTABLE → VACUUM が正解だと思います。
この点を改良してくれたらもっと使いやすいのにな~
メーカーさんお願いします!
できれば改良版スイッチください(笑)