少し前にバイオグラフの日記に、
夜中近く屋上で女友達と一緒に遠吠えをした事を書いた。(関連記事こちら)
その時、私は生まれて初めてあるモノを目にした。
その建物はそれほど高いわけではなくて、
せいぜい5、6階建てくらいだったかなあ。
うっすらと屋上を照らす屋外灯。
どこでも一緒だと思うが屋上の床面はコンクリートでフェンスが張ってある。
そのフェンスの元には雨水をのがすためのミゾが作ってある。
友人と私はフェンスから両腕辺りまでを乗り出すようにして
遠くの町並みに向かい犬の遠吠えの真似をし、笑転げてた。
少し落ち着いて、うっすらと外灯に照らされる足下の溝を見ると、
3cmくらいの黒い楕円形の生き物が歩いてるじゃないか。
その時一緒にいた友人も私も北国生まれの北国育ち。
3cmくらいの黒い楕円形の生き物と言えば、あれじゃん。
そう! ゲンゴロウ!
「こんな屋上にゲンゴロウがいるんだ。水辺にしかいないと思ってたよ。」
「ほんとだね。都会のゲンゴロウは屋上も上るんだ。」
「あ、そこに大きい川があるから、この辺もいるんじゃない?」
「そうか…もともと湿地だったらしいしね。」
って、納得するなーーーーー!
確かに大きな川がありましたが、
ゲンゴロウは基本的に足が水掻き仕様、陸には上がって来ないだろ!
そうです。もうお分かりかと思いますが、
あの黒い生き物はゲンゴロウではなく、
大抵の人が恐れ慄(おのの)く、残飯物色生物だったのです。
写真は流石にいらないね。
あいつは日本列島北部の寒い所ではあまりお目にかかりません。
だから私も友人もあいつをゲンゴロウと間違えたわけですが、
実は今も私自身は、皆が怖がるほどあいつは怖くないのです。
見かけるとフマ○○ーとか、キン○○○ルとかでクールに挑みます。
それがない時は丸めた新聞紙で、メーン、メーン、メン、コテ!みたいな。
あいつを知ってから気付いた事が一つ。
あいつは猫が嫌いらしい。
猫がいるところにはあまり寄ってこないようです。
よって、今住んでいるアパートの私の部屋にもそれほど出没しません。
でも、よその部屋にはよくでるようです。
あいつの生態について面白いページがあった。
興味のある人はどうぞ。こちら