気づきの日々

毎日、何気ない言葉や思いつきに、ふと気づかされる時があります。
そんな日々のことを書いてみることにしました。

ぶれるな

2013-06-21 14:00:32 | 日記

昨日、テレビで「仕事ハッケン伝」を見ていたら、私が直面していた問題を見せられた。

ゲストの黒沢さんが言ったんだよね。
「ああー…、私はこれまでずっと逃げていたなと恥ずかしい…」と。

私も同じ事を考えていた。
誰かに何かを言われると、すぐに諦めて方向を変える。
いつもその問題から「逃げよう」とする。
振り返ると本当に同じだった。

テレビの内容は、川村さんがパン屋の仕事を体験する話で
彼女が最初にぶつかった壁が、試作品のプレゼンだった。
技術がない分、アイデアで勝負しようと10種類のパンを考えた。
しかしどれも却下された。
「思いが伝わってこない」そんな感じだった。

それを現場で指導していた上司に話したら、アドバイスがあった。
「一つ決めたら、ぶれるな」という言葉。
「ダメだと言われたら、すぐにあきらめるの?」
昨日書いた「自分の中心、自分がない」という部分と同じだと感じた。
私が言いたかったことを、もっと具体化したような感じだった。

私も過去に、同じような設定で同じような選択をしたことがある。
高校三年の進路相談の時、最初に保育課を選択していた。
保母さんになりたいと思っていた訳ではなかったが、
人から「向いている」と言われて希望していた。
特になりたい職業が無かったから。

数日後に担任の先生に呼ばれた。
保育課は「バイエルン教則本」の試験があるけど大丈夫?と。
オルガンは習った事がないから自分には出来ないと思って即答した。
「では保育課はやめます」と。
すると先生に言われた。
「すぐに諦めるの?」

当時の私は、受験でオルガンを練習する時間もないのだから無理なのに
先生はなんでそんな事言うのだろう」と思っていた。
今の自分ができる事を選択して、消去法で替えただけなのにと。。。
でも、このシーンは今でも頭の隅に残っていた。
自分で気にはなっていたのだ。

これまでを振り返れば、いつも私は「今の自分が出来るモノ」を選んでいた。
この資格はないから無理だとか、これは年齢制限で無理だとか…。
直ぐに諦めて、今の自分に合うモノを手っ取り早く選んでいた。
だからアレもダメ、コレもダメと、自分は何も努力せずに、
やりたいものが見つからないと諦めていた。

同じ先生で、別の思い出もあった。
担任で化学の先生だったけど、理解度別に授業のクラス分けをしていたので
当時は違う先生に教えて貰っていた。
数学は好きなのに化学は苦手で、さっぱり解らなかった。
女子の間で「この先生はダメだ。解りにくい。」という話が持ち上がり、
先生に相談して、数人が担任のクラスへ変更を願い出た。
先生は困った顔をしていたが、ショウガナイと黙認して受け入れてくれた。

でも先生が変わっても、化学はさっぱり解らないままだった。

当時は解らなかったけど、今なら解る。
(化学ではなくて私の問題だと)
先生を変えても同じなんだよね。
私自身が化学を「解りたい」と思っていなかったから。
解ろうと向き合っていなかったから。
困ったことに、教える側の問題だと思っていた。(;^_^A アセアセ・・・
自分の方に問題があるなんて、これっぽっちも考えていなかった。
だから解らないままだったんだ。

それからも何度も似たような事を経験していたけど
やっと今、根本が間違っていたと気付いた。

「一つ決めたら、ぶれるな」この言葉が凄く心に沁みた。
「問題から逃げないで向き合え」って事だよね。

 

コメント (2)
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