
8月1日の夜8時ごろ、自宅の庭で夕涼みをしていたところ、
セミの幼虫が地面を這っているのを見つけました。
夕刻、地中から出てきて、羽化するために登る木を探していたのでしょう。
家の玄関に入れ、木を立てかけ、
そこに幼虫をとまらせて観察することにしました。
上の画像は、午後9時10分ごろ、
幼虫が自力で木の半分の高さまで登ってきて、静止したところです。

午後9時54分、
「白い頭が出てきたよ」と息子が知らせてくれたので、
カメラを持って見に行きました。

午後9時57分、じわじわと殻の中から出てきました。

午後10時00分、羽根も出てきました。

午後10時05分、上体を反らせ、頭が下向きになりました。

午後10時11分、頭を下にして、止まってしまいました。

午後10時19分、ゆっくりと上体を丸め、
自分の殻を足で掴みました。

午後10時21分、殻の中に残っていた下半身を引き抜きました。

午後10時25分、羽根を震わせていました。
震わせるたびに、少しずつ、縮んでいた羽根が伸びていきました。

午後10時26分、羽根がひろがりました。
羽根は白い色をしていました。

午後10時34分、羽根が透き通ってきました。

午後10時58分、羽根に黒い紋が出てきました。

午後11時40分、セミらしい姿になってきました。
このセミは、アブラゼミだとわかりました。

翌朝、午前5時24分、
体は黒くなり、羽根は茶色くなっていました。
木を玄関から、外に出してやりました。
午前7時、朝食のときに木を見たら、もうセミはいませんでした。
無事、飛び立っていったようです。