佐賀県の玄界灘に面する「浜野浦の棚田」というところです。
海に夕日が沈む時、この棚田から水平線まで、
オレンジ色の光の道ができたように見えるのだそうです。
(「浜野浦の棚田」で検索してみてください、美しい風景写真がいっぱい出てきます)
それがとてもロマンチックだということで
「恋人の聖地100選」にも選ばれている・・ということを
お昼のNHKの番組で放映していました。
私は、この「恋人の聖地」などというものは
どうも胡散臭いと思っているのですが、
それはさておいて、
「棚田」という、若者から最も縁遠い風景が
それに選ばれたというギャップがすごいと思うのです。
どんなに観光客が増えたって、
この棚田での農作業の辛さが軽減されるわけじゃないのです。
けれど、
若者の姿をちっとも見かけないような土地で
こつこつと農業をやっていくのも、なお辛いのかもしれません。
ここを訪れた1,000組のうち1組でも、
「ここに住んで、この棚田を守りたいと思いました」というカップルが定住してくれれば、
地元の人にとっても良いことでしょうね。
恋人の聖地・ハート型の入江が見える、見江島展望台(三重県南伊勢町)