2月3日(金)、津市美里町家所のみさと幼稚園で、
節分の豆まきが行われました。
午前10時、年長児(5歳児)の教室では、
ホットプレートの上で豆を炒っていました。
豆まきに使う豆を炒るのは「魔目を射る」という意味があるそうです。
ですが、それは幼稚園児にわかりにくいので、
「昔むかし、山の鬼が、村の若い娘さんに目を付け、
娘さんを山に連れていこうとしました。
娘さんは鬼に豆を数粒渡し、『今はまだ山も寒いでしょう、
これを土に埋めて、芽が出たら、私を迎えに来てください』と言いました。
鬼は、山に帰って豆を埋めましたが、
春になっても、夏になっても芽は出てきません。
なぜなら、渡した豆は鍋で炒った豆だったからです」
というような昔話を聞かせたのだそうです。
年長児が交替で豆を炒っているのを、年中児(4歳児)が見学に来ました。
教室には、豆の香ばしい匂いがたちこめていました。
炒った大量の豆を、ひとりひとりの箱に分けました。
また、年中児、年少児の教室にも届けました。
自分で作った鬼のお面を被り、豆を持って園庭に出ました。
まず、年少児(3歳児)から豆まきが始まりました。
担任の先生が
「みんな、あっちから鬼が来たよ、どうしよう、
さあ、みんなで豆を投げて追っ払おうね」と言って
子どもたちが一斉に走り出しました。
「ここにもいるよ、あ、あそこにもいるよ」と
先生が指差した場所に次から次に豆を投げていきました。
続いて、年中児です。
こちらも、年少児と同じような始まり方だったのですが、
お面の視界が狭くて、子どもたちは自由に走れないみたいでした。
見た目は一番にぎやかだったのですが、動くのは大変だったようです。
最後に年長児が豆まきをしました。
こちらはオーソドックスに「鬼は外、福は内」をやってから、
あとは自由に園庭のあちこちに豆を投げていました。
2010年2月3日 節分にオニがやってきた(みさと幼稚園)