2月12日(日)、三重県消防学校(鈴鹿市)で実施された
「消防団員一日教育(警防講習)」を受講してきました。
消防団の幹部団員が対象で、三重県内の消防団から45人が参加、
火災防御訓練と現場指揮訓練を行いました。
午前中は、上の画像の教室でビデオを見ながら、
火災現場でどのようなことが危険か、という内容の講義でした。
午後からの実技訓練が盛り沢山なので、午前11時30分、早めの昼食です。
私が20年前に初任研修を受けた時は、まだ古い建物だったので、
新しい消防学校の食堂は、初体験です。
てこね寿司、山菜うどん、というメニュー(550円)でした。
午後からは屋外の訓練施設で実技です。
全員、防火服に着替えて、訓練会場に向かいました。
こちら、訓練会場の「AFT」という建物です。
Advanced Firefighting Training System (消火訓練施設)の略称で、
全国にも7ヶ所くらいしかないという、最新鋭の訓練施設です。
三重県消防学校ホームページ
受講生が5人一組になり、
通報を受けて現場に到着して、火災の状況を確認、
どこから放水するかを判断してホースを延長、
消火しながら、建物の内部に突入していく、という想定です。
内部では、実際に発火していて、これはガスバーナーの炎なので、
1トンぐらい水をかけても消えないほど強力なのです。
ドアの付近に立つと、熱風で顔が焼かれそうで、
姿勢を低くして突入していきました。
正直、こんな本職並みの訓練があるとはまったく思っていませんでした。
東日本大震災の教訓から、
消防団員においても実戦的な訓練を重視する傾向が強くなっているようです。
一緒に受講した美里の団員さんらも、
「大変だったけど、普段の訓練ではできない体験だったね」と話していました。
消防団美里方面団新春訓練が行われました