2月21日(火)、津市美里町三郷のカフェ・ヒビコレで、
「伝説の女(ひと)!佐野ハツノさんが美里にやってくる~美里ヒビコレにてお話を聞く会」
が開催されました。
佐野ハツノさんは、福島県飯舘村在住で、若いころ村の「若妻の翼」事業でヨーロッパを旅行し、
農村でのホームステイを経験して、自分もこんな民宿をやりたいと決意、
58歳の時に民宿「どうげ」をオープン、
特別なおもてなしではなく、山菜とりや野菜の収穫を楽しんでもらう、という
田舎暮らし体験のできる農家民宿の元祖として、村おこしのカリスマ的なおばあちゃんです。
(左の女性が、佐野さん)
今回、三重県の男女共同参画事業での講演のため、2月20日に来津、
21日は、伊勢神宮に参拝、相差の海女の宿を視察(22日の中日新聞三重版に記事が載っていました)、
多気町の「せいわの里まめや」を視察、そして夕刻、美里のヒビコレで交流を行いました。
(22日は津市内で講演会が行われます)
ヒビコレの交流会には、美里町などから15人が参加、
佐野さんを囲み、地元美里町の「ごはんや前川」さん特製の田舎料理の弁当を味わいながら、懇談しました。
会食での座席を決めるとき、床の間の前の上座を勧められた佐野さんは、
「家では嫁の立場なので、そんな上の場所は落ち着けないから」と中間あたりの席を希望されました。
また、展示販売されていたアクセサリー類を楽しそうに眺めるなど(かなり長い時間、眺められていました)、
ごく普通の農村の女性という印象でした。
また、福島では海岸部に来る機会が少ないためでしょうか、昼間の相差での体験を
「海女さんってすごく元気なんでびっくりしたのよ。でも海の中には怖い生き物とかはいないのかねえ」
と、とても楽しそうに語っていました。
(写真師マツバラさんと談笑する佐野さん)
午後6時から始まった交流会は、午後9時頃まで続き、
楽しく交流されたようです。
私は、別の会議に出なければならず、途中までしか居られませんでした。
田舎で都会の人をもてなすのに、どのようなことが喜ばれるのか、
いろいろと聞いてみたかったのですが、残念です。
出席していた美里ガイド会のメンバーに、あとから話を聞いてみることにします。