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津市西古河町、県道沿いにある國魂神社です。
かつては八王子社と称し「造化神八柱」を主祭神としていました。
藤堂高虎公の津城拡張の際、現在地に移されました。
明治の神社統制により、
近在の安濃川沿岸地域の神社を統合し、現在の國魂神社となりました。
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>神社の由緒書より
正一位國魂神社御由緒略記 三重県津市西古河町鎮座
國魂神社は昔から「くにたまさん」「八王子さん」(はっちょいさん)「宮さん」といって、
氏子の方々から親しまれて、地元はもとより広く人々の限りない崇敬と信仰を集めています。
一、御祭神
國狭槌尊(くにさづちのみこと)
豊斟渟尊(とよくもぬのみこと)
泥土煮尊(うひぢにのみこと)
沙土煮尊(すひぢにのみこと)
大戸邊尊(おおとのべのみこと)
大戸道尊(おほとのべのみこと)
面足尊(おもだるのもこと)
惶根尊(かしこねのみこと) 他二十七柱を、お祀りしております。
二、御由緒
國魂神社は天地造化の神、八柱の神を祀り八王子社と稱し、
延喜(901)以前にすでに存在していた非常に古い神社で、
今から1140年の昔、仁明天皇の御世に「嘉祥三年(850)9月21日 奉遷宮」と明記した古い棟札が現存する。
慶長13年(1608)藤堂高虎公の城郭拡張の際、全村西に移され現在の地に鎮座し、
藩主、藩士の崇敬篤く、宝暦9卯年(1759)後桜町天皇より神階正一位の勅額を賜った。
明治4年八柱神社と改称、更に同41年3月國魂神社と改称され、
同年9月に近在の村社八社、無格社及び境内社等を合祀し、祭神三十五柱を奉斎することになった。
合祀した重なる御祭神は、
建速須佐之男命、大国主命、稲倉魂命、仁徳天皇、応神天皇、菅原道真、月讀命、志夫美宿祢命、等である。
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拝殿から東側の裏手に回ると、稲荷神社があります。
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拝殿の西側の裏手には、山の神が祀られています。
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10基以上ある山の神の石、
こんな平野部の集落(昔は村だったらしい)にも山の神信仰があったのですね。
谷川士清の反故塚(津市押加部町)