CSの「女性チャンネルLaLa TV」で現在放送中の
ちょっと風変わりな、ショートアニメ「キョートカクテル」、
京都木屋町の路地裏にあるバーを舞台に、
マスターが客にカクテルを出す代わりに、
ほんのり甘くてちょっとビターなラブストーリーを紹介し、
客がいろんなところにツッコミを入れるという恋愛ドラマです。
あえて公表していないけれど
1980年代に若者に絶大な人気を誇り、TVアニメにもなった
わたせせいぞうの「ハートカクテル」をオマージュしたものです。
「ハートカクテル」に登場するキャラが、お人形のような美男美女であるのに対し、
「キョートカクテル」のほうは可哀そうなくらいに不細工に描かれていますが、
登場する男女の出会い、別れ、そして会話の端々まで
まさに「ハートカクテル」の世界なのです。
ただ「ハートカクテル」と異なるのは、
恋愛ストーリーを紹介した後で
「そんなんありえへんわー、キモイわ、だめだわー」と
視聴者の目線で「甘い世界」を否定してしまうところ。
つまり「ハートカクテル」に描かれた、
英文翻訳調に話し、行動するのがオシャレと思い込んでいたあの頃を
冷静に批判しているところです。
さて、上記のくだりは横に置いておいて、
この「キョートカクテル」には、度々、京都に実在するお店とかが
ストーリーの舞台になって登場します。
きっと作家さんが、その実在する店で飲んでいるときに
こんなストーリーを思いついたのだろうなと想像できます。
で、この手法、
別に京都でなくても出来るんじゃないかと、思った次第、
条件としては
・実在するお店を舞台にすること
・男女の出会い、もしくは別れを描く短編であること
・ドラマの中で必ずカクテルが登場すること
というのを基本にして、
地元にあるオシャレなお店を次々に登場させていく、
もちろんTVアニメにするのは大変だけど
地元の雑誌の連載ならば、
どこの都市が舞台でも出来るんじゃないのかな、と思う。
作家を探すのが困難なら、
上記の条件でストーリーコンテストみたいにして
作品を募集し、入選作を毎月掲載していくとか、
方法はあると思うのだけど。
cafeチャコリ(久居元町)
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