Mr.しもの前途遼遠

オンラインプロレスラー、Mr.しもとザ・ミックの成長日記みたいなものです。

スーパーファイヤープロレスリングSPECIAL

2020-03-02 20:48:47 | プロレスレトロゲーム

昔懐かしの
プロレスゲームを紹介する
プロレスレトロゲーム。
今回は
ファイプロシリーズが
飛躍的な進化を遂げる
きっかけとなったと言っても
過言ではないかもしれない
スーパーファイヤー
プロレスリングSPECIAL

をご紹介致します。



シリーズ展開としては
スーパーファミコン版の
『3』と『X』の
間に位置するこの作品、
立っている相手への
ダイビング攻撃や
雪崩式の技、
ダウン状態に
仰向けとうつ伏せの
2種類が用意されるなど
最新作でも使われている
数々のシステムの中には
この『SP』から
続いているものが
沢山あります。
劇的な進化に
驚かされたファンも
少なくないと思います。



レスラーセレクト場面も
なかなかオシャレでして
レスラー名に
カーソルを合わせると
入場コスチューム着用で
ポーズを決めたレスラーが
表示されます。
このこだわりは
シリーズ屈指かも
しれないですね。



今作最大のウリは
何と言ってもこの
『チャンピオンロード』。
須田剛一さんが書いた
このモードのシナリオは
沢山のプロレスファンに
衝撃を与えるものでした。



主人公の
デフォルトネームの
「純須杜夫(すみすもりお)」は
モーリス・スミスから
取ったものだと
ずっと思い込んでいましたが
ロックバンドと
そのメンバーの名前を
もじったものだそうです。



※この画像は正しく表示されていません。

架空レスラーたちと
織り成すドラマは
一言で言ってしまえば
鬱展開。
若く純粋な純須は
ファイターとしての
才能には恵まれたものの
何事にも信念を曲げられない
非常に脆く危うい性質で
様々なものを求めた結果、
沢山のものを失っていきます。



※この画像は正しく表示されていません。

純須が恋愛感情を抱く
冴刃明の妹、麗子は
とんでもないじゃじゃ馬で
不器用な純須が
太刀打ちできる相手では
ありません。



※この画像は正しく表示されていません。

最強の座を手にした
純須の出した答えとは・・・!?
衝撃の展開は
動画にまとめてみましたので
興味のある方は是非
そちらもご覧下さい。



師匠・若元一徹が
純須に伝授する必殺技、
"若元スペシャル'78"や
オリジナルホールドの
"スミススペシャル"など
シリーズでおなじみの技も
このシリーズからの
登場となります。



ちなみにラスボスの
ディック・スレンダーは
"超長滞空ブレーンバスター"で
何人ものプロレスラーを
死に追いやっているという
トンデモ設定(笑)
こういうぶっ飛んだの、
嫌いじゃないです!



『ファイプロSP』で
私の印象に残っている
デフォルトレスラーは
格闘家の佐岳。
"イカヅチ"という技は
拳に炎をまとわせる
パンチでした。



スーパーファイヤー
プロレスリングSPECIAL

(★は5段階評価)

ストーリー  ★★★★★
もはや伝説となった
チャンピオンロードの
鬱ストーリー。
良くも悪くも
当時の子供たちに
衝撃を与えました・・・。

キャラクター  ★★★★
実在レスラーを
モデルにしているものの
性格や台詞回しは
まったく別人。
ディック・スレンダーなんて
リック・フレアーの面影
全然無いですし
一徹さんなんて
殺されちゃってますしね。

操作性  ★★★
できることが
格段に増えました。
今改めて遊んでみると
ダッシュ攻撃が
思うようにできなかったり
劣勢から大技で
反撃しようとすると
掛かりにくかったり
気になるところも。
メニュー画面が
見にくいのも
個人的にはマイナス。

プロレス度  ★★★
試合終了後に
ある程度動けるのですが
ここでいわゆる
"死体蹴り"ができます。
コンピューターは
デフォ設定で
試合終了後も
ガンガン殴ってきて
結構ウザイです。

トラウマ度  ★★★★★
まるで救いのない
チャンピオンロードの
ストーリーは
当時子供だった私には
かなりの衝撃でした。
試合内容で
エンディングが
変わるんじゃないかと
何度もやり直したくらいで・・・。

総合評価  ★★★★
ファイプロシリーズとして
大きな変化を遂げた今作。
新しい技も
沢山用意されていて
面白いことは
間違いないんですけど
実は意外と
やりこめる要素がなくて
飽きが早いんですよね。
チャンピオンロードを
クリアーしてからは
あまり遊んでおらず
シリーズの中では
一番触らなかったかも
しれません。



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実況パワープロレスリング'96 マックスボルテージ

2019-10-14 03:07:29 | プロレスレトロゲーム

昔懐かしの
プロレスゲームを紹介する
プロレスレトロゲーム。
今回紹介するゲームは
私がファイプロの次に
やり込んだかもしれない
スーパーファミコンソフト、
コナミから発売された
『実況パワー
 プロレスリング'96
 マックスボルテージ』
です。



発売元のコナミは当時、
『実況パワフルプロ野球』や
『実況ワールドサッカー』
シリーズなど
実況スポーツゲームで
知られるメーカーでして
そのコナミが遂に
プロレスにも
手を出したわけですが
いかんせん
発売時期が遅すぎました。
このゲームが発売された
1996年には既に
プレイステーションや
セガサターンも
世に出ており
任天堂の主力ハードも
ニンテンドー64に
移ろうかという頃。
スーパーファミコンでの
プロレスゲーム発売には
今更感もありました・・・。



対戦前の
ルール設定画面は
『パワプロ』を感じさせる
テイストになっています。
これはかわいくてGood!!



選べるキャラクターは
50体+α(隠し+エディット)!
デフォルトレスラーは
名前やビジュアル、
設定等はオリジナルですが
使用する技構成は
実在のレスラーを
髣髴とさせるものが
多いです。



特に個性的なのが
アメリカンプロレス団体
WWKの所属選手たち。
コナミを代表する
ゲームのキャラクターを
モチーフとしたレスラーが
揃っています。





プロレスの華、
入場シーンは
テレビ画面の中に
更に小さい
会場スクリーンが
用意されていて
正直言って、雑。



画面構成もご覧の通り
リング全体が映され
その中をレスラーが
ちまちま動く
旧世代のスタイルです。
キャラクターは
ポリゴンで
描かれていますが
かなり画一的で
個性が乏しい
印象を受けます。

ウリの1つである
実況に関しては
プロレス中継でおなじみの
辻よしなりさんが担当。
スーパーファミコンの
ゲームとしては
頑張っている方ですが
やはり次世代機と
比べてしまうと
物足りないですね。







バトルシステムは
組んで腰を落とした
タイミングで
コマンドを入力すると
対応した技が出る
いわゆるファイプロ方式。
ファイプロよりも
若干優しいのは
腰を落とした
ベストタイミングで
汗が飛び散る
エフェクトが入るので
タイミングが視覚的にも
取りやすいところでしょうか。

また、
ファイプロと違って
Xボタンを押して
自ら組みに行く
必要があります。
組みに行った側の方が
有利になりますので
そこら辺の駆け引きも
あったりなかったり。









ドロップキックなどの
ダッシュ攻撃が
慣性が強烈に乗る上に
当たり判定が
かなりアバウトなので
結構凶悪です。
ファイプロ同様、
ロープリバウンド中の
相手に仕掛けて
ハメることもできます(笑)





試合後は
バックステージでの
インタビューを
髣髴とさせる演出があり
3つの項目から
インタビュアー気分で
質問を選べます。

この辺りの演出は
なかなか面白いと
思いますし
もし50キャラ×3パターン
すべて違う答えが
用意されてるとすれば
たいしたものですよね。
・・・試してないので
わかりませんが(笑)



・・・とまぁここまでは
どこにでもある
プロレスゲームという
印象かと思いますが
このゲームの最大の目玉は
おそらくこちら、
『パワプロ』の
サクセスモードのように
レスラーを育成する
シミュレーションモード、
マックスボルテージ
モードでしょう!



このモードの主人公は
夢と希望を胸に
超日本プロレスに
入団したばかりの
18歳の青年。
この青年の5年間の
成長ストーリーを
プレイヤーが
描くことになります。



ちなみに主人公の
デフォルトネームは
鳳 烈火(おおとり れっか)。
大層な名前には
実は秘密が・・・!?



主人公の教育係は
かつて鬼曹長と呼ばれた
タイタン城ノ内。
敬語なところが
逆に怖かったり・・・!?





オフの日には
トレーニングや
スパーリングで
ステータスを上げたり
技を増やしていき
試合の日に備える。
それの繰り返しですが・・・





突如起きるイベントで
パラメーターが
上がったり下がったり
することも・・・!?





プロテストに合格すると
いよいよデビュー戦!
対戦相手はもちろん
タイタン城ノ内!



・・・でも、
デビュー戦で
いきなり勝てるほど
プロレスの世界は
甘くないです。



・・・しかも、
変なニックネームまで
付けられる始末(笑)







そんなこんなで
鍛錬の日々が続く中、
ずっと主人公に
目をかけてくれた先輩、
那形 影虎(ながた かげとら)が
団体の新王者となり
名実共にエースとなります。







一方、主人公は
優勝者にアメリカ行きの
チャンスが与えられる
ヤングタイガー杯で優勝。





自分で自分を
美人と言っちゃう
ちょっとアレな
金髪マネージャーの
ちょっとアレな
助言を受けつつ
海外で実力を積み上げ
日本へ帰国。









帰国後、主人公は
格闘トーナメントへの
出場を打診されます。
この大会で競い合った
椎名は後日、
格闘技路線の新団体、
REAL'Sを旗揚げ。
主人公にも
声が掛かりますが
自分の信じた
プロレス道を邁進すべく
超日本残留を決意。



なんやかんや
しているうちに
徐々に試合順も
後の方になってくる
主人公。

それにしても
倒凶憧無って・・・(笑)



そしていよいよ
那形の持つベルトに
挑戦することになった
主人公。





持てる力の
すべてを出し尽くす
死闘の末に
(試合時間7分弱)
悲願の那形超え達成!!





番堂と岩井は
デスマッチ団体、
BOMを旗揚げ。
この世界のプロレス界も
団体の分裂、乱立が
始まりましたね。





そして突如現れた
驚異の新人レスラー、
マックス・マーキュリー。
彼の登場により
このパワプロ界に
激震が訪れます。







マーキュリーは
WWKの王者になると
REAL'S、BOMに移籍し
それぞれの団体の
ベルトを奪取。



やがてその毒牙は
超日本プロレスにも
向けられます。
マーキュリーは
超日本に移籍。
もちろん狙いは
主人公の持つ
超日本のベルト!





いよいよ
マーキュリーを
迎え撃つ主人公。
気分は最高潮、
マックスボルテージ!!







ゲーム中でも
最強の実力を持つ
マーキュリー。
持てる力の
すべてを以下略で
なんとか
王座防衛に成功!



それでも何度も
主人公に対して
挑戦を繰り返す
マーキュリー。
マーキュリーに
ベルトを奪われたままの
他の3団体は
ぶっちゃけ相当
困っているようですので・・・









逆にこっちから
他の3団体に
移籍を繰り返して
すべてのベルト、
かっさらって
やりましたぜ!!


・・・いやもうこれ、
やってること
マーキュリーと
一緒じゃん!!(笑)





こうして主人公は
プロレス関係者から
皮肉を込めて
世界最強の
プロフェッショナル
レスラーと
呼ばれるように
なりましたとさ。
めでたしめでたし・・・。



・・・とまぁ
これはあくまでも
私がプレイしたときの
ストーリーであって
実際は試合の勝敗や
隠しパラメーターで
シナリオも分岐します。
それほど分岐点は
多くはないんですけど。

個人的には
ずっと第1試合で戦う
前座レスラープレイも
やってみたいですし
椎名さんと一緒に
プロレス格闘技の道を
追求するってのも
面白そうですよね。





マックスボルテージ
モードをクリアすると
隠しキャラとして
育てたキャラクターと
マックス・マーキュリーが
他のモードでも
使用可能になります。





マーキュリーは
最強キャラだけあって
パワフルな技も
テクニカルな技も
何でも使える
ゼイタクなキャラに
仕上がっています。





メンタルは
中二だけどな・・・!!




実況パワープロレスリング'96
マックスボルテージ

(★は5段階評価)

ストーリー  ★★★★★
マックスボルテージ
モードのシナリオが
充実しているので
これはもう
文句なしの5つ星!
中でも
スーパーヒーロー
マスクマンの
ワイバーンの反逆は
相当インパクトが
ありました。

キャラクター  ★★★★
このグラフィックなので
見た目の個性が
皆無であるにも関わらず
マックスボルテージ
モードのおかげか
愛着を持てるキャラが
何人かできました。

操作性  ★★★
ダッシュボタンが
Rボタンだったり
フォールや関節技を
外すのが
LRボタンだったりと
若干のクセはあるものの
ファイプロに慣れた
プレイヤーであれば
あまり違和感なく
遊べると思います。
1人でCPU相手に
遊んでいるぶんには
結構楽しいです。
2人対戦には
向かないかもですが・・・。

続編期待度  ★
「96」と銘打たれたにも
かかわらず
続編が一作も
発表されなかったことを
考えれば
私の評価がどうであれ
世間的にこのゲームが
成功だったかどうかは
お察し・・・ですよね。

総合評価  ★★★★
個人的には
かなり遊べた
ゲームではあるんですけど
皆さんにも
勧められるかというと
実はそうでもなかったり・・・。
高評価の理由は
マックスボルテージ
モードの初回プレイ時に
依存しているところが
大きいですし
キャラクター数の割に
技数が実はそれほど
多くなかったりと
叩けば出てくる埃も
ちらほら・・・。
私は好きですけどねー。



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最強 高田延彦

2019-10-11 19:02:49 | プロレスレトロゲーム

昔懐かしの
プロレスゲームを紹介する
プロレスレトロゲーム。
今回ご紹介するのは
1995年に発売された
スーパーファミコンソフト、
「最強 高田延彦」です。



あの高田延彦が
監修・・・したか
どうかはわかりませんが
実名で登場!
UWFインターナショナル
全面協力のもと
発売された
ゲームだけあって
プロレスゲームというよりも
格闘技をベースとした
格闘ゲームという
作りになっています。







いわゆる
2D格闘ゲームと
似た作りですが
ジャンプはありません。
自キャラの
立ち技のリーチや
発生スピードを
意識しながら
じりじり間合いを
詰めて戦うのが
基本戦法となります。

ちょっとだけ違うのは
打撃技がヒットした
タイミングで
次の打撃技を入力すると
それがコンボとして
繋がるところでしょうか。
ローキックから
ハイキックに繋げたり
ソバットを
連発したりといった
立ち回りが可能です。





投げ技や
ダウンした相手への
関節技も可能です。



試合の決着方法は
設定された
試合ルールによって
異なりますが
ダウンを奪って
10カウントで
相手が立てなかったり
関節技でギブアップを
奪ったりすることで
勝利となります。









打撃技を畳みかけ
相手のダウンゲージが
少なくなってくると
チャンス到来!
ダウンゲージが
点滅中にXボタンで
ラッシュを掛けて
一気にダウンを
奪うことが可能です。

ただし、
チャンスとピンチは
紙一重。
ダウンゲージ点滅中は
対戦相手だけでなく
自分のキャラクターも
点滅しますので
逆に相手の
火事場のクソ力を
喰らわないように
注意しなければ
なりません。





ストーリーモードでは
選んだキャラクターで
世界最強の栄冠を
掴み取るモード。

高田を選ぶと
まずはプロレス界の
トップを目指す
ことになります。





プロレス界最強の称号を
手にした後は
プロレスを世界最強の
格闘技にする為、
異種格闘技戦へ!





プロレスの強さを
満天下に知らしめると
今度は謎のマスクマンが
上から目線で
戦いを挑んできます。





四次元殺法を駆使する
タイガーネオとの
巌流島決戦を
制すると・・・!?



まさかの
第2ラウンド開始。
巌流島での
ラストバトルで
3本勝負は
なんだかちょっと
萎えるなぁ・・・。





2本先取すると
感動(!?)のエンディング。



このゲーム、
ストーリーモード以外にも
スパーリングモード、
vsシングルモード、
vsダブルモードがあり・・・



スパーリングモードでは
選んだキャラクターを
強化することが可能です。

強化したキャラクターは
vsモードだけでなく
ストーリーモードでも
使用可能ですので
ストーリーモードが
難しく感じる方は
少しキャラクターを
強化してから臨むと
楽かもしれません。



vsダブルモードは
タッグマッチ形式ですが
UWFルールなんかで
このモードを遊ぶと
なんだかとっても
緊張感のない試合に・・・。





登場するキャラクターは
高田以外にも
あのレスラーの
そっくりさんなど
総勢10人。

ゲームシステム上、
技の出が早く
リーチの長い
打撃技を持つキャラが
必然的に強くなりますが
あえてプロレスっぽい
立ち回りをするのも
それなりに面白い
・・・かも!?



最強 高田延彦
(★は5段階評価)

ストーリー  ★★
プロレス界最強の
称号を掴んだら
プロレスが世界最強の
格闘技であることを
証明する為に戦う。
ベタですが悪くない
ストーリーだと思います。
ただ、全9試合で
エンディングってのは
いくらなんでも
短すぎますね・・・。

キャラクター  ★★
皇帝戦士っぽい
GEIGERに
ドラゴン殺法の
FUJIKAWAさん、
当たりHISHIDAの
ニールキックと
タイプの違う
そっくりさんが
それなりにいるのは
なかなか良い感じです。
戦い方は
似たり寄ったりに
なっちゃうんですけどね。

操作性  ★★★
ともすれば
ただの間合いゲーに
なりがちなんですが
それがシンプルに
立ち技格闘技っぽくて
面白かったりするから
不思議なんですよね。
ラッシュやらコンボやらで
ちょっとした爽快感も
感じられます。

時代錯誤度  ★★★★★
実はこのゲームが
発売されたタイミングは
高田が武藤に負けた
あの伝説の試合の
2ヵ月後。
"最強"という名の
ゲームを発売する
タイミングとしては
最悪でしたね・・・。

総合評価  ★★
ちょっとノリで
遊ぶぶんには
結構面白いんですよね。
ただ、ガチで
最強を極めようとか
そういうアレには
ならないっていう。
定価で購入してたら
「フザケンナ!」と
怒っていたかも
しれませんね。



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ファイヤー・スープレックス

2019-09-29 01:16:38 | プロレスレトロゲーム

昔懐かしの
プロレスゲームを紹介する
プロレスレトロゲーム。
約2年ぶりとなる今回は
「100メガショック!」
でおなじみの
NEO・GEOで発売された
SNKが生み出した
プロレスゲーム、
「ファイヤー
 スープレックス」
をご紹介します。



10人のプロレスラーから
好きなキャラクターを
選んで戦うこのゲーム。
SNKの作品らしく
キャラクターセレクト画面は
格闘ゲームのそれを
彷彿とさせます。



入場シーンもご覧の通り。
プロレスゲーなので
このこだわりは大事です!





バトルシステムは
お互いが接近すると
組み合いが発生、
ボタンを連打し合い
「技をかけろ!」の文字が
表示されたときに
任意のコマンドを入れると
それに応じた技が出ますが
直前の連打合戦と
出す技の威力によって
成功率が変わるという
システム。
連打が強く、
技の威力の小さい技ほど
掛けやすくなります。





しかし、
ただの連打ゲーで
終わっていないのが
SNKの優れたところ。

組み合う前に
打撃技を相手に
多く叩き込んでいる方が
連打合戦のゲージが
有利になる
一風変わったシステムに
なっています。

つまり
連打が苦手でも
その前に計画的に
チョップやキックを
当てておけば
投げ勝てると。
これもなかなか
面白いシステムだと
思いますね。



2人協力プレイで
CPU相手に
タッグマッチも可能。
ただし、
体力ゲージの回復は
手動で頑張りましょう!





選べるステージは
通常のリング以外にも
凶器や地形を
活かして戦う
ストリートや
電流ロープに囲まれた
デスマッチも。



CPU戦の
ラストステージで戦う
マスター・バーンズは
アホほど強いですが・・・





撃破すれば感動(?)の
エンディングが
待っています!



ここからは各選手の
必殺技をご紹介します。
主人公格の
テリー・ロジャースの
必殺技は
タイトルにもなっている
ファイヤー・スープレックス。
ジャーマンの体勢から
後方に飛びながら投げ
着地後に再度、
ジャーマンの形で固めます。



グレート・ムタに
似た風貌の
ザ・レッドドラゴンの
必殺技は
月面水爆・・・ではなく
半月固め
(スーパーバッククラッチ)。



ヒールレスラー、
レオ・ブラッドレイの
必殺技は
ハンギング・スルー。



ホア・ジャイ似の
ザ・ガンダーラは
インディアン・アーチ。
フィッシャーマンズ
スープレックスと同型。





同一人物と噂される
ブラバーマンと
ブルース・ハブラムの
必殺技は
体型に似合わぬ
ジャーマンスープレックス。
他の技も一緒の
キャラ数水増しです、はい。





ビッグ・ボンバーダーと
ゴチャック・ビッグボムも
兄弟キャラで
キャラ数水増し担当。
必殺技は両方とも
メガトンクラッシャー。
ジャンピング
パイルドライバーに
近い技です。



ブ○ンカっぽい野生児、
ロイ・ウィルソンの
必殺技は
ジャンピングパワーボム、
サンダーボルト・バスター。



ラスボス担当、
マスター・バーンズの
必殺技は
ジャンピング式の
サンダーファイヤー
パワーボム、
ハイパーダイビングボム。



・・・ってな感じで
キャラが10人いるのに
必殺技の外観が
似たような技に
偏っていたり
コンパチキャラが
2セットいたりと
実質的なキャラ数は
8人のみ。
SNKのゲームなのに
キャラ愛がないのは
いただけないですねぇ・・・。



ファイヤースープレックス
(★は5段階評価)

ストーリー  ★
ストーリーは皆無。
いちおうキャラごとに
設定はあるものの・・・
活きているとは
思えないですねぇ。

キャラクター  ★★
10キャラ中
コンパチキャラが
2セットもいるのは
いただけないですね。
そもそも使ってみたいと
思わせるキャラが
3~4キャラしか
いないというのも・・・。

操作性  ★★★★
操作性が良いわけでは
ないのですが
ただの連打ゲーにならず
いかに組み合う前に
ダメージを与えておくか、
戦略性が問われます。
大技を狙うほど
よりそれが顕著になるので
このシステムは結構
面白いと思います。

プロレス度  ★★★
プロレスというよりは
格闘ゲームを
遊んでいる感覚に
近いものがありますが
入場にアピール、
ポストダイブ技にトペと
プロレスらしさは
所々に感じます。

テリー・ボガー度  ★
主人公格のキャラが
アメリカ出身で
ファーストネームがテリー。
あのハングリーウルフを
彷彿とさせます。

余談ですが
設定にはライデンが
出てくるんですけど
なぜゲーム中には
入れなかったんでしょう?
大人の事情って
ヤツでしょうか!?

総合評価  ★★
つまらなくはないです。
・・・が
それ以上に
CPUが凶悪過ぎるのと
使用キャラ、
使える技が少ないので
どうしても
飽きてしまいます。
キャラごとの
エンディングもないですし
2周も3周もしたいとは
思わないですしね。

1人プレイでは
タッグマッチで遊べないのも
大きなマイナスポイントです。
1日遊んだら
もう十分かなぁ・・・。



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キン肉マン キン肉星王位争奪戦

2017-11-05 06:40:17 | プロレスレトロゲーム

昔懐かしの
プロレスゲームを紹介する
プロレスレトロゲーム。
お久しぶりの今回は
1987年にバンダイが
世に放った
ディスクシステム版の
キン肉マンゲー、
「キン肉マン
キン肉星王位争奪戦」を
ご紹介します。



漫画「キン肉マン」の
キン肉星王位争奪編を
ゲーム化したこの作品。
原作の人気や
前作にあたる
「マッスルタッグマッチ」の
知名度の高さから
当然、このゲームも
多くの少年ゲーマーたちが
その手に触れ・・・

・・・たと思いきや
ディスクシステムを
持っていないと
遊べなかった為、
普及率はそれほどでは
なかったかもしれません。



ゲームを始めると
いきなり
オーダーセレクト画面に。
ちなみに主人公の
キン肉マンは
大将で固定されています。
原作では
先鋒だったんですけどね。

さぁ、これから大興奮の
プロレスサバイバルが
始まるぜぇ~!



・・・と思いきや
まさかの超人墓場での
横スクロールアクションが
スタート!
これには当時
小学生だった私も
腰が砕けました・・・。

このアクションステージは
さほど難しくはありません。
後ほどご紹介する
凶悪な敵にさえ
遭遇しなければ・・・ですが。



ステージ最深部まで進むと
ボスキャラとのバトル。
相手の体力ゲージを
0にすると次のエリアに
進むことができます。



自軍のキャラが
すべてやられてしまうまでに
相手の副将まで倒すと・・・



大将戦に突入。
強制的に大将同士で
戦うことになりますので
たとえプレイヤーが
先鋒のキャラのみで
大将戦に突入したとしても
アドバンテージはありません。

ところでこの大将戦、
始まった直後は画像のように
キン肉マンが相手に
背を向けているところから
スタートするのですが
一体何の
嫌がらせなんでしょう!?



無事、大将戦に
勝利することができれば
次のステージへ
進むことができます。

ステージ4のキン肉マン
スーパーフェニックスを
倒すことができれば
ゲームクリアーです。



アクションステージで
最も厄介なのが
邪悪の神との遭遇。
ゲーム時間が
一定時間経過すると
攻撃が一切通じない
邪心の神が登場。
左右方向への画面移動が
できなくなった状態で
一定時間、攻撃を
避け続けなければなりません。

邪心の神は移動しながら
口から3方向へ拡散する
弾を撃ってきますが
最も厄介なのは
弾ではなくて体当たり。



これを喰らうと
ダメージを受ける上に
後方へ強制的に飛ばされ
その間、一瞬ながら
行動が不能に。
画面端でこれを受けると
一瞬であの世へ
送られることも・・・。

穴に落ちれば
強制的に1つ前の
エリアに戻されるので
これを使って
この拷問部屋から
脱出することも
テクニックの1つです。



また、大将戦へ進む為には
雑魚敵が落とす
生命の玉を
各エリアで1つずつ
計4つ入手する
必要があります。
これがエリアの序盤では
手に入らなかったりで
何かと面倒なんですよね。





作中屈指の人気キャラ、
ウォーズマンは
隠しキャラ扱い。
1-4で隠し通路の先にある
人工心臓を取ると・・・



ステージ2から
使用可能になります。

ウォーズマンは
このゲームの中でも
最強キャラの呼び声高く
必殺技の
スクリュードライバーが
お手軽かつ強力!
これに味を占めると
完全にウォーズマンゲーに
なってしまいますので
くれぐれもご注意を・・・!?



1-4のボス、
キング・ザ・100tは
初見殺しキャラ。
ジャンプから繰り出される
踏みつけ攻撃は
1度ロックされると
回避不可能。
踏まれるよりも先に
ハイジャンプから
必殺技を決めるのが
攻略法なのですが
それに気づかずに
何度もやられたものです。



2-3のバイクマンも
厄介な相手。
途中まではパンチ連打で
簡単に減らせるんですけどね。



ステージ3は
アタル兄さんを使用して
フェニックスと対戦。
ナパームストレッチ!



ステージ4は
凶悪な迷路からスタート。
正規のルートを
覚えておくことはもちろん、
いつ邪悪の神が
出てきてもいいように
穴を確保しながら
進むことが重要です。



迷路を抜ければ
フェニックスチームの
先鋒~副将との
怒涛の4連戦が開始。



ちなみにここで
すべてのキャラが
やられてしまっても
ネプチューンマンを
使うことができますが
どのボスキャラも
凶悪な強さを持つだけに
ウォーズマン先生で
4人抜きするくらいの
気持ちでいた方が
いいでしょう。



大将戦の前に
キン肉マンの師匠、
プリンス・カメハメと対決。

なぜかって?
それは原作を読んで
ご確認ください。



カメハメを倒すと
ラスボスである
スーパーフェニックスと
一騎打ち。
これに勝つことができれば
いよいよエンディングです。



感動の(?)エンディングは
スタッフロールではなく
登場キャラの
クレジットが流れる
謎仕様。

長かった戦いよ、
さらば!



さて、ここからは
愛すべき肉キャラたちを
イジっていきましょう!


テリーマン

原作でも
かませ犬感の強い
テリーマンですが
このゲームでも
必殺技の攻撃力が
全キャラクター最低と
そのかませ犬ポジションは
安定のゆるがなさ。
必殺技の
カーフブランディングも
どう見ても別の技です。


ロビンマスク

我らがロビンマスクは
性能としては中程度。
ただし、この
ロビンスペシャルの
再現度の高さだけはガチ。


ラーメンマン

原作でも
大いに活躍を見せた
ラーメンマンは
九龍城落地
(ガウロンセンドロップ)の
威力の高さが光り
初期使用メンバー最強。
不動のエースです、
ステージ1まではね・・・。


ウォーズマン

凶悪な必殺技、
スクリュードライバーを持つ
ウォーズマン先生。
極端な話、
彼がいれば勝てるし
彼が負けたら勝てない。
それほど圧倒的な
存在感を持つキャラです。



まず、敵と重なります。
このポジションだと
相手の攻撃が
一切あたらないので
このまま待ちます。



敵がジャンプしたら・・・



スクリューで刺します。



滞空・落下中に
位置を調節して・・・



以下、繰り返し。

このスクリューハメが
通用する相手ならば
一方的に勝つことも
可能です。


ネプチューンマン

必殺技の喧嘩ボンバーは
他の使用キャラの
必殺技とは異なり
地上戦で出せる
貴重な技。
・・・なんでしょうけど
ネプチューンマンを
使用できる
ステージ4の相手には
相性がよくありません。
正直言って、いらない子。


キン肉アタル

弟であるキン肉マンと
ほぼ同性能を持つ
アタル兄さん。
必殺技は
ナパームストレッチと
アタル版の
マッスルスパークですが
個人的には
ナパームの方が好みです。


キン肉マン

主人公であるキン肉マンは
大将戦専用キャラ。
序盤はスグル版
マッスルスパークも
キン肉ドライバーと
同程度の威力と
パッとしませんが・・・。



最終的に使用可能になる
完璧版マッスルスパークなら
納得の威力に。



・・・で
このゲームを
象徴する技といえば
やはりこのキン肉マンの
キックではないかと。

意味深長なポーズから
繰り出される内股キックは
見た目の印象とは異なり
相手の攻撃を許さず
連続で繰り出せる
高性能な技で
すべての大将戦で
この技を連打して
相手の体力ゲージを
半分まで減らすのが
基本テクニックとなります。

それにしてもよく
この体勢で連続で
蹴りができますよねぇ・・・。



そして裏技を使えば
あのキャラたちも
使用可能に・・・!?



キン肉マン
キン肉星王位争奪戦

(★は5段階評価)

ストーリー  ★★★
ストーリーは概ね
原作に忠実。
ミート君が出ないとか
タッグマッチがないとか
細かいことを言えば
キリがありませんが
許容範囲なのかなと。
迷路ステージは
蛇足だったように思います。

ただ、原作を知らない
プレイヤーにしてみれば
なぜステージ3で
急にソルジャーを
使用することになるのか、
なぜネプチューンマンが
突然出てくるのか等、
説明がまったくないので
理解できないでしょう。

キャラクター  ★★★★
各キャラクターの
必殺技などは
忠実に再現しようとした
努力が見られ
原作の魅力を
引き出していると思います。

操作性  ★★
十字キー↑でジャンプなど
クセがあって
思い通りに動かすには
時間がかかります。
パンチの射程距離の短さや
キックのあたり判定が
見た目と違うのも
マイナスポイント。
それと単純に
難易度が高いのも
キャラゲーとしては
よくないですね。

プロレス度  ★
プロレスゲームを
遊んでいるという感覚は
まったくありません。
そもそも大将戦以外、
ストリートファイトですし。

ウォーズマン依存度  ★★★★★
ステージ4になると
敵キャラがグッと
強くなる為、
ウォーズマンの
スクリューハメを使わないと
どうにもならない場面も。
少なくとも私は
そうでした・・・。

総合評価  ★★★
前作のように
みんなでワイワイ
楽しむタイプの
ゲームではありませんが
1人で楽しむ
アクションゲームとしては
なかなかの出来だと思います。
難易度が高い点と
操作性が悪い点が
若干、気になりますが
ウォーズマン先生など
救済措置もありますし
クリアできないことも
ないですしね。
対戦モードがあったら
なお良かったのですが
それは高望みと
いうものでしょうか!?



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