時は少し遡る・・・。
とある日の朝、
ほっこりプロレスの道場。
リング上で恐る恐る
受け身を取る男と
その姿を遠くから見る
男の姿があった。
「これはこれは・・・。
今や世界を股にかけて
活躍している大物が
古巣の道場に
来てくれるなんて
光栄ですよ!」
リングを眺める
ライダースジャケットの男に
後ろから声をかけたのは
ほっこりプロレスの
"新時代のエース"
進藤歩だ。
「脚の方はだいぶ
良くなってるって
話なんですけどね。
レスラー人生で初めて
あんな大きなケガを
したもんだから
また負傷したらと思うと
怖いんじゃないですか?
それでもただ
じっとしてはいられない。
まったく・・・
あの人らしいと言えば
その通りなんですけどね」
進藤は
ライダースジャケットの男に
呆れるように笑った。
「『オレはアイツに
勝ったことがある!
プライドブレイドは
オレが取り返すから
誰も挑戦すんな!』って
そう言うんですよ。
脚が治っても
ビビってるくせに。
・・・でも、
毎朝ああやって
練習が始まる前の道場で
受け身を取ってる姿を
見せられたら
オレたちほこプロの選手は
挑戦・・・できないですよ」
ライダースジャケットの男は
その言葉を聞くと
進藤に背を向け
道場から立ち去ろうとした。
「・・・でも
もし、あなたが
挑戦者として名乗り出たら
しもさんもきっと
それを許すと思いますし
何より、喜ぶと思います」
ライダースジャケットの男は
歩みを止める。
「お願いします!
あの鉾を取り返して
ここに戻ってきてください!
しもさんが・・・
みんながそれを
望んでいるはずです!」
ライダースジャケットの男は
何も言わずに再び歩き出し
道場をあとにした。
その表情は・・・わからない。
時は再び現在へ・・・。
プライドブレイド初代王者、
ジンノ・シンスケは
ほっこりプロレスの
リング上にいた。
ジンノが挑戦者を
指名しようとすると
1人の男が姿を現す。
ジンノはそれを見て
ニヤリと笑う。
「そういえば
オマエとの決着が
まだだったな。
・・・ザ・ミック!!」
寡黙な男が
静かに熱い闘志を燃やす!!
to be continued・・・
★Mr.しもの中の人の裏話★
カッケェーッ!!
ミックさん、
カッケェーッ!!
これはもうホントに
私のワガママでしか
ないんですけど
見たいんですよ、
ジンノvsザ・ミックが!
ひょんなことから
同盟状態にあった2人ですが
いつまでも仲良しこよしも
勿体ないでしょう!
オレたち、
プロレスラーなんだもの!
因縁もドラマもありますし
ミックはほこワンで
ベスト4に入った中で
唯一、ジンノに直接
負けてないわけですし
No.1コンテンダーでも
いいですよね!?
この2人の戦いを描きながら
プライドブレイド王座が
どんな感じで進むのか、
感じてもらえればと思います。
よろしくお願いいたします!
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