2017年最初の
プロレス観戦は
ノアの後楽園大会。
「NOAH the REBORN」を
テーマに掲げるノアが
どんな戦いを
見せてくれるのか、
楽しみです。
ツアーパンフレットも
REBORN!
「NOAH the StyLe」と
題されたこのパンフ、
月刊で発行されるようで
通しNo.も入っています。
これはなかなか
賢いアイディアだと
思いますね。
月に1冊の
ファンクラブ会報の
ような役割を兼ねていて
通しNo.があることで
ファンは毎月
買いたくなります。
実際、私も普段
パンフレットを
買う機会は少ないのですが
思わず購入して
しまいましたし。
ただ、アレだ。
中身はスカスカすぎて
お得感がまるでありません。
ほとんど選手紹介ですしね。
15分前に
会場入りして
唖然としました。
ガラガラじゃないか!
まぁ実際に
試合が始まる頃には
もうちょっと
会場も埋まっていましたが
正直言って
集客に関しては
想像以上に
苦戦しているなと。
第1試合
齋藤vs熊野
熊野の奮闘、
あわよくば齋藤に
勝利する展開を
期待したのですが
スイクル・デスで
齋藤が圧勝でした。
階級が違うとはいえ
これはイカンぞ、熊野!
第2試合
石森vsHi69
新宿大会でも
同じカードが組まれましたが
そちらはかなりの
好試合でした。
この試合も同様に
非常に面白かったです。
Hi69という選手は
ノアに上がるまで
知らなかったのですが
いい選手だなぁと。
エントランスムービーでは
小峠も使うムーブが
いくつかありましたが
小峠・・・、パクッたのか!?
試合は石森が
メキシカンロールで勝利。
8割方、Hi69が
ペースを握っていたので
これは悔しいでしょうね。
試合後、両選手は
健闘を讃え合い抱擁。
石森&Hi69組として
GHC Jr.タッグ戦線に
名乗りを上げて
くれることでしょう。
第3試合
ヨネvs大原
GHC Jr.王者として
大原がリングへ。
大原には大きな声援。
同じく会場人気の高い
ヨネですが
この日は大原への
声援の方が
大きかったと思います。
ムイビエン、
ムイビエンクラッチで
ヨネを追い詰めた
大原でしたが
ヨネがヘビー級の
パワーを見せ付けるような
気合いの入ったラリアットで
大原の動きを止めると
キン肉バスターで
勝負あり。
それにしても・・・
事前に決まっていた
カードだったとはいえ
GHC Jr.王者の大原を
GHCヘビーを
戴冠したことのない
ヨネに負けさせるような
カードを組んだノアは
一体何を
考えているんでしょう?
本当にこの日のカードは
理解不能なものばかりです。
第4試合
北宮vs原田
原田の試合は
いつも面白いのですが
相手が北宮なら
より面白くなるのは
当然なわけで。
期待を裏切らない
好勝負でした。
・・・が・・・
この試合もまた
ヘビーvsJr.という構図。
こう言ってはアレですが
結果が見え見え
なんですよねぇ・・・。
試合は原田が
北宮を追い詰めるも
北宮が監獄固めからの
エルボー連打、
そこから更に絞め上げ
原田がたまらずギブアップ。
北宮はこっちを
必殺技にした方が
いいと思うんですけどね。
第5試合
杉浦vs清宮
皆さんが予想した通りの
杉浦が清宮を
厳しくシバき上げる展開。
途中、清宮が
エルボー合戦から
張り手を見舞い
杉浦が面食らう場面が
痛快でした。
キレイなジャーマンや
丸め込み技で
必死の抵抗を試みた
清宮でしたが
杉浦の長時間に渡る
フロントネックロックに
レフェリーストップ裁定。
サプライズは試合後に。
「強くなりたい」と
マイクで叫ぶ清宮は
なんと杉浦と合体。
反体制の杉浦と
会社の期待の星、清宮が
手を組むという
ちょっと面白い展開に
私も興奮しました。
第6試合
潮崎vs小峠
ヘビー級に転向した
小峠がどこまで通じるか、
その査定マッチとも
いえるカードでしたが
正直言ってまだまだ
難しいんじゃないの?
・・・というのが
私の正直な意見です。
小峠の技が
軽く見えてしまうのと
潮崎の技で
簡単に動きが
止まってしまうのと。
これはそうそう簡単に
克服できるような
ものではないように
思います。
試合終了まで
結局、一度も
キルスイッチを
決められませんでしたが
決まったところで
潮崎に勝てるとは
到底思えませんでした。
試合は潮崎が
小橋建太さんを
髣髴とさせる
頭を掴んでの
豪腕ラリアットで勝利。
セミファイナル
丸藤vs谷口
この試合がなぜ
セミで組まれたのか?
それを考えればおのずと
アレがアレする
はずだったんだろうなと
考えてしまいますが・・・。
この試合の谷口は
本当に素晴らしかった。
・・・終盤までは。
丸藤を力で
ねじ伏せる姿に
「いよいよ覚醒か!?」と
期待を膨らませましたが
丸藤の虎王を受けると
場外へおかしな落ち方をし
谷口の様子を見た
西永レフェリーが
すぐにTKOの判定。
丸藤の勝利となりました。
谷口・・・。
そろそろ期待に
応えてくれ!
メインイベント
中嶋vs拳王
結論から言いますと
中嶋が必殺の
バーティカルスパイクで
拳王に勝利。
個人的な見解では
中嶋にはまだまだ
余裕があったようにも
見えました。
私は拳王には
多大な期待を寄せています。
小峠と違って
打撃技が中心のスタイルは
ヘビー級相手にも
通用すると思いますし
ここ最近、決め技にしている
ダイビングフットスタンプも
ヘビー級対策の
1つなのかなと。
蹴暴ではちょっと
厳しいでしょうしね。
この日の対戦相手は
GHCヘビー級王者であり
同じく打撃技を
得意とする中嶋。
日本拳法と空手、
どちらが上なのか?
そんな期待感も
ありましたが
先にヘビー級の戦いで
揉まれていた中嶋が
ヘビー級の厳しさを
拳王に身を持って教える
結果となりました。
うーん、この試合は
拳王が勝って
中嶋のGHCヘビーに
挑戦するという流れを
期待していたんですけどね。
実際、試合展開を見ても
まだまだ拳王には
GHCヘビーのタイトル戦は
早かったように思います。
よく考えれば
GHC Jr.王座も
獲ってないんですもんね。
やむなし。
感想は・・・うーん、
集客に関しては
あまりにも厳しいというのが
本音ですね。
ただ、内部での戦いに
シフトチェンジしたことや
後楽園ホールという
会場効果もあってか
熱はあったように思います。
そこは救いなのかなと。
試合そのものは
全戦シングルマッチという
形だったからかも
しれませんが
1戦1戦の内容は
濃かったように思います。
そこは少しだけ
以前のノアに戻ったような
印象を受けました。
せっかく試合が
面白くても
それを見に来てくれる
お客さんがいないのでは
何の意味もありません。
集客に関しては
もっと対戦カードに
意味を持たせたり
次が気になるような
引きを作ったりしないと
難しい気がします。
そういう意味では
杉浦と清宮、
石森とHi69の合体は
価値のあるものに
なりそうです。
一方、谷口には
本当にガッカリしました。
試合中のアクシデントなので
ある程度仕方のない
こととはいえ
このタイミングですからね。
本当に「持ってない」なぁと。
試合後のコメントで
丸藤が谷口のことを
「オレは期待してる」と
語っていますが
私はそろそろ本当に・・・。
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