一級建築士の「住宅のヒントと秘訣」

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デンマークの設計事務所で(2)

2007年10月09日 11時01分20秒 | ドイツ エコバウ建築ツアー
▲設計事務所の2階への階段の上の、トップライトと勾配天井


みなさん、こんにちは。ミタス一級建築士事務所の清水です。

ドイツエコバウ建築ツアー(4)です。

デンマークの設計事務所の写真を追加します。写真は、ホームページよりこのブログで増やしていきます。

古い建物ですが、この空間、いいですね。細かい意匠がどうのこうより、この空間そのものが良いので、こういう心地よい空間を提案して設計することが、私は快適な空間につながると思っていますし、設計の仕事だと思っています。細かいデザインは完成後でも後から変更やデコレーションは可能ですが、空間の変更は難しいですから。

トップライトは外側から見ると、どこにいってもそうでしたが防水処理がしっかりしています。そのかわり、防止処理部分の見映えは悪いですよ。防水処理の板金やテープは色も屋根の色と異なっていて、ハッキリ見えています。それだけに、メンテナンスもしやすいはずです。

私がビフォーアンドアフターで、トップライトを2つ付けましたが、既存の屋根は波型の古いトタン屋根で勾配も緩かったのです。防水紙はアスファルトルーフィングでなはく、フェルトの紙でした。外壁には使いますが、屋根には最近は使いません。

そこに、大工さんにトップライトを付けてもらうのですから、付きっ切りで取り付け方法の指導をしました。お陰で、どんな台風が来ても雨漏れはしていないようです。

デンマークでもドイツでも、私は屋根防水処理が気になって観ていたのですが、どこもその処理の部分は、見映えより雨仕舞いやメンテナンスを気にしていたようでした。さすがとも思いましたし、意外でもありました。


以前もお見せしましたが、もう一度、別の柱や梁の写真を観てください。


▲無垢の梁や柱は、乾燥に伴ってこんなに割れていても、構造的には問題はないということを知っておいて下さい。



無垢の材料は呼吸しているので動きます。ヒビもいきます。ですが、合板や集成材と異なり、すべてはそれも味と感じて欲しいです。




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