ローコスト住宅といっても、一般のローコスト住宅とは異なり、
ミタス一級建築士事務所のこだわり部分の仕様を落とすことはできません。
実際はローコストというより、コストパフォーマンスの高い住宅
ということです。
といっても、やはりコスト面で非常に苦しみましたが、
施主は、必要な部屋数以外のこだわりは一切なく、
すべてこちらに信頼してお任せという
ミタス一級建築士事務所が何とかしてあげたいと思ってしまう
断れないパターンです。
「約束して受けた以上、とにかく、やってみよう!」
工事業者の協力も得て、研究の意味でスタートしました。
行ってみると、いくつかの点で、以前のままの方法が
手間が簡単で結局は安く付いたかなぁ…(^^)ゞ ということも生じています。
これも、勉強ですが、それでもやってくれる職人さん達に感謝です。
さて、まさしく今の時点で日本に起こっている
住宅工事中の問題点は何か、ご存知ですか?
答えは…
「断熱材が無いのです!」
誰かがどこかに隠したとしか、思えません。(笑)
昨年の秋頃から、
グラスウールが、まずなくなり始めました。
断熱材というより吸音材として
ミタス一級建築士事務所ではほとんど使用しているだけなので
そのときはまだ影響は、少なかったのですが
発泡系のすべての断熱材が、ついに一般市場から消えました。
メーカーは、注文さえも受けてくれず、
納期の回答も当然出してくれません。
エコポイントの影響だというのですが、
何も変わっていないのに、今までの断熱はどんなのだったの?
と不思議に思います。
本来ならば、住宅の工事がストップするので
日本経済にも結構大きな打撃を与える出来事ですが、
一般には、この異常事態、あまり報道されませんよね。
では、写真をアップ
▲▼屋根裏は、工事が進まないので現場発泡としました。
垂木は14cmの物をいつものように使っています。
▲そして、これが屋根面の通気層を確保している軒先部分。
▲真壁工法で、1階は自然塗料で黒っぽくしています。
壁は、漆喰塗りの予定。
▲吹抜け部分の火打梁は、化粧のため金物は隠しています。
火打梁も、当然塗装します。
▲チェックの後、いつも丁寧に仕事をしてくれる大工の棟梁と打合せ。
▲▼サッシ廻り、スリーブ廻りの1回目の防水処理、OK。最低3回することになります。
▲この外壁下地は耐力面材で、合板と違い「強い」「燃えない」「腐らない」
「白蟻は食べない」「水蒸気を通す」と良いことづくめです。
しかし、使える場合と使えない場合があり、何でもそうですがデメリットも存在します。
▲庇取合いの事前防水処理、OK。
▲面倒な仕事も嫌がらずに協力してくれている電気屋さん、ありがとう!
▲コストダウンしても笑顔で対応してくれる工務店の社長、どうもありがとう!
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こんにちは、ミタス一級建築士事務所の清水です。
住まいに興味のある方はもちろん、無い方にも
何となく役立つか、楽しめる内容になることを願いながら書いています。
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