筋かいにエアコンの穴を開けてしまっている
よくある質問や話です。
新築時に量販店でエアコンを取り付けてもらった。
エアコン屋さんに
「筋かいを少し欠くけど良いか。構造的には、問題ない。」と聞かれた。
本体工事業者に聞くと、
「エアコン屋さんもたくさん工事して慣れてるから、問題ないでしょう」
と言われた。
大丈夫でしょうか? というお話。
上の写真、エアコン屋さんが、筋かいに穴を開けていました。
知らん顔してエアコンを付けていたこの写真は、
古い建物だからと思うかもしれません。
現在の新築でも、最初の話のように、
とんでもないこの問題は、変わらず多発しています。
エアコンを付ける窓横の壁には、
通常、筋かいが入ってしまいやすいのです。
筋かいを少しであっても欠くというのは良くないし、
構造的に問題が無いと、その建物を見ただけの
エアコン屋さんにわかるはずがないです。
慣れているから大丈夫という本体工事業者も、とんでもないです。
下請け任せ、職人任せしかできない、
構造も品質も何も知らない本体工事業者です。
ミタス一級建築士事務所では、
必ずエアコンスリーブを工事中に取り付けて
問題が生じないように、処理しています。
また、エアコンの取り付け工事で問題になるのは
この筋かいの構造的な問題だけではありません。
筋かいがなければ、問題無しにはなりません。
防水面、断熱面でも問題が生じる可能性が多いです。
さらに、もしかしたら配線や配管を切ることも無いとは言えません。
なぜ、本体業者やハウスメーカーでさえも、
エアコンスリーブを最初に付けたがらないか?
「後で、設置するエアコンに合わせて付けた方が、綺麗に取り付きますから」
と、施主のことを思いやったような言葉で、逃げます。
本心でそう言っているのであれば、プロとして無知過ぎます。
これは、決して施主のためではありません。
施主のことを思っているのなら、手間も掛かるし、
正しくエアコンスリーブを付けるのも面倒ですが、
事前にスリーブを入れておくべきです。
どういう問題が起こりやすいか、どうして面倒なのか
次回にアップします。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/24/30c42c25963d9b76c45312a55bb35d7c.jpg)
▲筋かいをカットして、エアコンを付けていた拡大写真
……………………………………………………………………………
ご意見があれば、お気軽にどうぞ!
横浜 注文住宅
横浜市 一級建築士事務所
![ミタス一級建築士事務所へ](http://www.mitasu.com/images/logo.gif)
![メールでのお問い合わせ](http://www.mitasu.com/image/mail.gif)
All contentsCopyright R 2013 mitasu