一級建築士の「住宅のヒントと秘訣」

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太陽光発電(2)

2013年06月22日 12時14分11秒 | 住宅ノウハウ・実例
 


先日2013年6月20日の太陽光発電ソーラーシステムについて

について、メールでいくつか質問を頂きました。


現在、ソーラーパネルには

単結晶シリコン
多結晶シリコン
アモルファスシリコン
HIT(結晶シリコン+アモルファスシリコン)
薄型シリコン

などのシリコン系


CIGS薄膜
GaAS
などと呼ばれる化合物系

が普及しています。


価格面でいうと、化合物系がコストが安いという面が評価され
出荷が伸びています。

例えば、
昭和シェル系のソーラーフロンティアというメーカーの
ものがこれです。

大掛かりなメガソーラーシステムは、
これを使うことが多いようです。



効率面を重視して選ぶと、HITというハイブリッド型です。

以前のサンヨー、今のパナソニックのHITソーラーが
これです。



アモルファスというのは、皆さんが使ってる電卓の光発電に

利用されており、可視光線の光で発電効率が良いのです。
そのため、蛍光灯の光でも発電してくれます。

また、高温になっても発電効率はあまり落ちません。



単結晶シリコン、多結晶シリコンは、

赤外線や赤外線側の光で発電しやすいので
蛍光灯の光では、あまり発電しません。

また、高温になると発電効率がかなり悪くなります。



HIT は、これら両方を使って効率を高めています。

両方ですから、ハイブリットと呼ばれています。


どれが良いかは、一長一短がありますから、

状況やご希望によってかわります。

また、メーカーの保証内容、施工会社の保証内容の両方を比べて

選んだ方が良いです。



発電コストが、1Kw/hで20円前後まで落ちれば

損はないですが、現在はまだまだそこまでは

効率が良いわけではありません。



最終的には、現在のシリコン系や化合物系の種類ではなく、

有機系や量子ドット型が実用化され普及すれば、1Kw/hで7円以下という

発電コストも可能になるでしょう。



その頃は、原子力発電に頼らなくても

太陽光発電、風力発電、地熱発電に蓄電を組み合わせて、

電力がまかなえるようになっているはずです。



その時代はいつくるでしょうか?

2030年? 2050年?


前者なら私も見届けられそうですし、良いのですが。

 

宗教観の違いによる争いは別としても

エネルギー、資源、食料、水

これらの奪い合いで争いの必要がなくなる世界が実現すれば、

各国間が、もっと寛大になって、

争いもほとんどなくなるでしょうね。


 







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ご意見があれば、お気軽にどうぞ!

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