みなさん、こんにちは。ミタス一級建築士事務所の清水です。
朝から講習会に出掛けていました。このあとも急ぎでやることがあるのですが、
本日、重大な内容のご質問と指摘を頂いていました。
この紹介は急いで、みなさんにお知らせしておかなければなりません。
頂いたコメントは、2008年2月27日のブログに対してのもので、
先ほど公開しておきましたが、大切なことなのでここでも載せておきましょう。
「集成材の接着剤の耐久性が200年持たないという根拠は何でしょうか?
森林組合研究所では集成材に使われているレゾルシノールの寿命は
2000年以上であるという所見を出しています。
何か根拠があってのお話ならご教授願えますでしょうか。」
というご質問です。
私の回答も、簡単に述べさせて頂きます。
現在、住宅で使われている集成材は、シックハウスの関係でホルムアルデヒドを
使うレゾルシノール系ではなく、イソシアネート系が主流です。
イソシアネート系の集成材では、というコメントを入れるべきだったかもしれません。
ご指摘の昔からあるレゾルシノール系の方が強いことは知っていましたが、
寿命が2000年以上もあるという所見が出ていることは、
私は全く知りませんでした。
2000年という数字がどうして出てきたのかも知りたいので
私自身もよく調べてみますが、有益なご指摘どうもありがとうございました。
私の考え方に間違いがあれば、お詫びして正さないといけません。
私が何かデーターを持っているわけでも、試験をしたわけでもありませんが、
20年ほど前、住宅のリフォームの際に、集成材の柱が接着面でバラバラなって
いたのを解体中に見たことがあります。玄関部分の外壁の柱でした。
そのとき既に築20年程度経っていた家です。
当時は接着剤の種類まで興味はありませんでしたし、
調べることもしませんでしたが。
専門雑誌の日経ホームページビルダーでも、過去2度ほど集成材について実験を
含めた特集を行っています。
それらの記事を読んでも、2000年はおろか200年も持たないと
今の私は思っていますが、もう一度よく調べて再コメントしたいと思います。
コメント頂きました方、どうもありがとうございました。
横浜市 一級建築士事務所
ALL contentsCopyright R 2008 mitasu
朝から講習会に出掛けていました。このあとも急ぎでやることがあるのですが、
本日、重大な内容のご質問と指摘を頂いていました。
この紹介は急いで、みなさんにお知らせしておかなければなりません。
頂いたコメントは、2008年2月27日のブログに対してのもので、
先ほど公開しておきましたが、大切なことなのでここでも載せておきましょう。
「集成材の接着剤の耐久性が200年持たないという根拠は何でしょうか?
森林組合研究所では集成材に使われているレゾルシノールの寿命は
2000年以上であるという所見を出しています。
何か根拠があってのお話ならご教授願えますでしょうか。」
というご質問です。
私の回答も、簡単に述べさせて頂きます。
現在、住宅で使われている集成材は、シックハウスの関係でホルムアルデヒドを
使うレゾルシノール系ではなく、イソシアネート系が主流です。
イソシアネート系の集成材では、というコメントを入れるべきだったかもしれません。
ご指摘の昔からあるレゾルシノール系の方が強いことは知っていましたが、
寿命が2000年以上もあるという所見が出ていることは、
私は全く知りませんでした。
2000年という数字がどうして出てきたのかも知りたいので
私自身もよく調べてみますが、有益なご指摘どうもありがとうございました。
私の考え方に間違いがあれば、お詫びして正さないといけません。
私が何かデーターを持っているわけでも、試験をしたわけでもありませんが、
20年ほど前、住宅のリフォームの際に、集成材の柱が接着面でバラバラなって
いたのを解体中に見たことがあります。玄関部分の外壁の柱でした。
そのとき既に築20年程度経っていた家です。
当時は接着剤の種類まで興味はありませんでしたし、
調べることもしませんでしたが。
専門雑誌の日経ホームページビルダーでも、過去2度ほど集成材について実験を
含めた特集を行っています。
それらの記事を読んでも、2000年はおろか200年も持たないと
今の私は思っていますが、もう一度よく調べて再コメントしたいと思います。
コメント頂きました方、どうもありがとうございました。
横浜市 一級建築士事務所
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イソシアネートの水に対する脆弱性が指摘されて久しく、レゾルシノール系接着剤の改良が進んだことからイソシアネートが主流だというのは一昔前の話ではないでしょうか。
実際のリフォーム現場でばらばらになった集成材をご覧になったとのお話ですが、集成材とひと口に言ってもピンからキリまでなのはご存知だと思います。
それは無垢材でも同じことでしょう。
公的に認定された工場でしっかりと基準に沿った工程で製造され、管理された木材とそれ以外とを一括りにして語ってしまうのはとても乱暴な議論だと思います。
イソシアネートにしても仮に耐久試験のような厳しい環境に躯体がおかれるとしたらどんな木材を使っていようが結果は同じです。
私は無垢材の弱点も集成材以上に挙げることができますが、それはあえてしません。家を建てる人が望んでいるのはそんなことではなく、無垢でも集成材でもどうしたら本当に良い家が建てられるかなのですから。私はどちらでも可能だと思っています。
ご存知であれば、先日お知らせ頂いた、
森林組合研究所の場所か連絡先と
「集成材に使われているレゾルシノールの寿命は2000年以上であるという所見」
をどうすれば入手できるかを教えて頂けますか?
組合ではなく、正しくは森林総合研究所ですね。
URLを貼っておきます。
http://ss.ffpri.affrc.go.jp/index-j.html
レゾルシノール系のF☆☆☆☆、今でも住宅にはあまり使われてないよ。土台は多いけど。梁は半々かな。化粧梁と柱はほとんどイソシアネート系だよ。
他のプレカット屋のことは知らないけどね。大差ないんじゃないの。
レゾルシノール系の寿命が2000年以上って?ククッ!そんなこと本当に信じている工務店やプレカット屋はいないでしょ。どの世界にも変わったことをいう学者や研究者はいるからね。
イソシアネート系集成材の原因不明の剥離は、JISマークがあっても一定の割合で起こってるよ。あまり表に出ないけどね。水は厳禁。無垢のKD材も大急ぎの人口乾燥ばっかだし、強度の弱いものあるよ。余分にお金出して、ヤング係数を表示させてよね。!
お互い思っていることをいうのは自由だし。熱くならないほうがいいよ。ハウスメーカーより設計事務所の注文の方が利益率いいから、KD材でも集成材でもいいから、がんばって注文ちょうだいね!ククッ!
他人の現場をいろいろ見ていての実感と、インターネットなどからの情報に差が無かったからです。
毎月10軒以上は、現場内に入って新しい工事中の現場を見ています。
プレカット屋さんへは私も、このコメントを頂いてから確認しましたが、
「白か黒かは材で決まります。土台を含めても白が多いです。梁も白が多いですが、黒は米松などの梁材を指定されたり、強度が足りないときに使います。」ということでした。土台でさえです。
ここでの白とはイソシアネートを示します。
業界用語でしょう。黒とはレゾルシノールです。
プレカット屋さんによっては、差があるかもしれませんが、白のイソシアネート系が多いというのは、納得できます。
イソシアネート系が多い理由は、念のため確認しましたが、レゾルシノール系と比べると、
材を含めて価格が安いからというのは、想像どおりでした。柱にホワイトウッドの集成材を使うのは、価格が集成材の中では安いからです。
私も、構造用集成材を使っていないわけではありませんし、それぞれのメリット・デメリットもわかっているつもりです。
実際のところ、どちらを重視して選択していくかは、用途を含めた主観的な考え方で決まっているでしょう。
今回、私なりに人に聞いたり調べてみましたが、インターネットでも、それぞれどちらの主張もあります。
興味のある方は、ご自身で調べてみてください。
ただ、イソシアネート系が200年以上の耐久性があるということようなことを主張している方を、私は見つけることはできませんでした。
レゾルシノール系に関しては、客観的には10年間の暴露実験のデーターを確認することできました。それを確認しても、私の今までの考え方を変えるまでには、至っていません。
ですが、レゾルシノール系の耐久性は問題ないと主張する方も、たくさんいらっしゃることを、ここに掲載しておきます。
今後も、この点は注目して調べておく私の課題としておきます。レゾルシノール系の耐久性に問題ないと、私も確信できれば、積極的に使いたいです。
賛否両論があり、どちらが正しいとはなかなか結論は出ないでしょう。
学会での発表ではなく、私的なブログです。
いずれにしろ、私の主観が入っているということで、お読み頂いていると思いますが、今後もそのような気持ちでお読み下さい。
そして、今回のようなご意見は、私にとっても勉強になります。掲示板で加熱させることは致しませんが、今後とも歓迎いたします。
こんな写真を載せている人もいるし。
http://blogs.yahoo.co.jp/toyaota0214/19617991.html
どっちでも過信しないでしっかり防水工事をしてね。無垢材でも同じだけどね。